カテゴリー「心理学基礎」の記事

生きがい

プラグマティズム・実用主義の哲学者であるウィリアム・ジェームズは、「知識や理論が正しいかどうかは、それを実際の行動に適用してみて、その結果が有用であるか否かによって決定されるものである」と述べています。

神については、それを信じたほうが信じない場合よりも人間に精神的やすらぎを与える点で有用であり、よって「神が存在する」ということは真であり、善であると理解します。神や天使などのスピリチュアル系の話や本を見聞することが多いですが、その人にとって有益であれば、存在しようがしまいが、どちらでも良いのです。私は存在しないと思ったほうが、生きやすいのでいないと思っています(私は、自分の行動に神とかがかかわっていると思うと、重荷というか、うっとうしいからです)。各自それぞれが有益なほうを選択すれば良いだけです。ですから、信じている人にいないとか、意味がないと言うのは問題ですし、神などの存在を他人に強要するのも意味がないことです。

ジェームズは「人生は生きがいがあるか」について、これを問うている人が悲観的人生観に屈しないで、進んで人生の苦難に立ち向かうならば、その人にとって人生は生きがいのあるものになるとし、「人生は生きがいがあると信じなさい。うすれば、その信念が生きがいをもたらす助けになるだろう」と述べています。

私たちは、理屈や理論をつめることをしますが、それがどのように役立っているのか、有益なのかの視点で物事を見ることも大切だと思います。

参考文献:『理解しやすい倫理』

(おなけん)




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病者がかかえる挫折と不安

病者がかかえる悩みは人それぞれです。とは言え、一般的な内容もあります。健常者の視点からは、なかなか発想がでてこない、病者の抱える挫折と不安を適確に捉えている文章がありましたので、以下に紹介します。

病者がかかえる挫折と不安の第一は、人生を自由に生きぬくことへの自信喪失であり、また再発の不安からくる挫折感です。第二は、社会的身分の変化、たとえば病気前と同じ職場に復帰できるかとか、役職者になれるかとかの不安です。第三は、社会的偏見や差別からくる不安や挫折感などです。

そして人は、これらの挫折や不安を乗り越えるために、精神の世界を豊かに生きる、内面的な価値へと心境が開けるという「精神的な転換」の重要性を指摘しています。


『成熟の思想』より

(おなけん)

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3つの葛藤

心理学者ホーナイは、資本主義が強要する3つの葛藤を以下のようにあげています。

①競争と協力
友達と仲良くしなさい・思いやりを持ちなさいという面と、受験戦争や出世競争など人と競争して勝たなければならないという面の葛藤。

②刺激・欲求とその未充足
商品・サービス開発によって
様々なものが店頭や広告で私たちは知ることができますが、それを経済的な面で入手できないという葛藤。

③個人の自由と拘束
個人の自由という面はあるが、一方で住居や財産、職業などの選択は一般的には制約があることからくる葛藤。

この3つの葛藤が現代人のこころの不安を駆り立てていると、ホーナイは主張しています。

このような葛藤に誰もが、意識・無意識に直面しているというのは事実ではないかと思います。バランス感覚を持って葛藤に対処することが必要です。そのためにも、スポーツや趣味などに取り組み、
ストレス発散などをすることが大事だといえます。

(おなけん)

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外在化。

あなた自身が問題なのではない。

問題自体はてなマークが問題なのだ!

人は、問題という森の中霧をさまよっている走る人限り、

そこが森の中だとは気がつかない。


問題を自分自身から切り離しロケット手で取り扱える所に置くハートダイヤクラブスペード

少しだけ楽になる音譜

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産業精神保健の基礎知識

いよいよ産業カウンセラー試験まで1カ月。

焦る気持ちから、いろいろな問題集や本などを読まないと不安になってしまうという方も少なくないと思います。しかし、これは決して得策とは言えません。

ライフサポート・サークルのテキストで基本事項の確認をし、そのうえで協会から発刊されている過去問題集を解いてみる。間違えたところをサークルのテキストや協会のテキストで確認してみる、という流れを私はお勧めします。

陥りやすいのは、テキストを眺めて覚えたつもりになってしまうこと。そうならないために、問題演習をすることで、応用力を身につけます。

タンスの中に、洋服をいっぱいに入れてしまうと引き出せなくなってしまいます。適度な量をしまって、いつでも引き出せるようにしておくことが望ましいわけで、知識も詰め込むだけでなく、引き出せるようにしておくことが肝要です。

ですから、問題演習をすることで知識の整理をしていきましょう。

さて、今日は精神保健の分野から。「病識」「病感」という言葉の意味は言えますか?

精神科の領域では一般に「病気が重くなるほど病識が失われ、良くなるにつれて病感が出てくる」と言われています。

不安に感じた方はサークルのテキスト二の丸50頁を確認してみましょう。

また、産業精神保健の分野について、今後のためにも知識を増やしたいという方や研修用には「人事担当者、管理職のためのメンタルヘルス入門」(亀田高志著)がお勧めです。

新型うつ病といわれる「ディスチミア親和型うつ病」についても記載されています。

少しでも精神保健についての知識を持った管理職が増えたらいいなぁと思っている玲でした。

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人生を主役で生きるために

僕の手帳の後ろの余白には、自分が良いなと思ったり、同感したりした言葉が書いてあります。その中のひとつに「人生を主役で生きるために」があります。それは、

1.自分の価値と欲求を知っている。
2.責任をもって行動する。
3.まわりの人との関係を大切にする。
4.目標を立て、計画する。

というものです。特にすべての行動の責任は自分にあるということを意識しています。誰かが言ったから、誰かが喜ぶから、誰かのために、というのは責任が自分にはありません。自分の欲求を実現するものでもありません。
「誰かのために」というと良いように聞こえますが、「自分は辛くても相手のために」という想いでは、上手くいかなかったときは他人のせいにすることが大部分です。そして、カウンセラーとしてもこのような態度だと、すぐに相手に気づかれてしまいます。自分の責任がとれないのに、クライアントに自立・自律の行動を促すことはできません。

「不完全ではあるが自分のことが好き、だから人も好きになれる」といえます。自分を愛せない人が、人を愛することはできないでしょう。なぜなら、愛するということを自分で経験していないからです。それなしに人を愛していると思っている場合は、愛を「依存」「甘え」と取り違えている可能性があります。
それと、自分だけを愛しすぎる人もいますので、注意してくださいね。

自分を愛し、人を愛する。そうすると世の中が良くなる。

そんなことを思っています。

(おなけん)

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実存主義について

高校生の倫理の参考書『理解しやすい 倫理』を、何気なく眺めていると、ふと琴線に触れるフレーズがありました。次のような文章です。

実存主義は、「個性的で主体的な真の自己」を創造していくことを放棄して、安易で怠惰な日常性(マイホーム主義や大衆娯楽)へ逃避する人間を批判する。

実存主義は、現代社会の疎外状況を直視し、各個人の内面的な自覚・決断・努力によって、だれとも取り換えのきかない、かけがえのない自由な主体性を確立し、このことによって自己疎外を克服することをめざす。

つまり、人間の主体性・自律性が失われてきているということです。社会に不平不満があったとしても、それを改革すること・創造することを放棄しているということです。さらには、その責任を自分ではなく、他者に求めるということだと言えます。

論語にも「子曰く、君子はこれを己に求む。小人はこれを人に求む」とあり、人の主体性のなさを憂いています。私の目にする人の中には、主体的に生きていない人もいます。そういう人と話をすると、「○○先生が~と言っていた」「テレビでは~」「本に~」というフレーズをよく聞くのと、仕事では「役所が~と言っているから、その通りにしなくては」「上司が~」とかです。

「私は~と思う」「私は~考える」ということを意識した方が良いのではないかな、と思います。自分が昔、他者依存だっただけに、余計に気になってしまいます。

自分の人生を楽しむのは自分の責任ですし、良くするのも自分です。私自身も、主体性・自立性・自律性を意識して、生活していきたいと思います。

(おなけん)

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障害者の心がテーマ

障害のある方や不治の病の方、そのまわりの方と当事者のかかわり、人生や日常をテーマにした映画が近年増えたような気がします。

内容は本質が病気そのものであったり、当事者と友人の恋愛であったりとさまざまですが。

今日見た本に、精神障害者の心をテーマにした映画のリストが載っていましたので紹介します。

専門書だけでなくそういうものも勉強になる、と紹介されていました。ちょっと古い本なので古いものかも知れません。

・エンジェルアットマイテーブル

・シャイン

・17歳のカルテ

・ビューティフル・マインド

みなさんはどれか知っていましたか?

実は私は一つも知りません(本書いた先生、ごめんなさい)。

あと、レインマンとかフォレストガンプとか?だと思います。

最近だと短期記憶障害の方がテーマだったものがありましたね、日本では。

心理の勉強の中、「感動とともに勉強」、ということで一度ご覧になってもいいのではないでしょうか?

(誠)

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シンデレラコンプレックス

女性が幸せになるための大きなキーはなんだと思いますか?

いろいろな意見があるかと思いますが、一番多い意見は、「男」なんです。

素晴らしい男性とめぐりあうことで女性の人生も幸せになるという考え方です。

この考えには女性はあくまでで受身で男性に依存する立場を取っています。

そして、そんな男性がいつか必ず目の前に現れると信じる女性の心理、そしてその結果自立をしない女性の心理を「シンデレラコンプレックス」といいます。

女性は確かに社会的には解放されて地位も向上し法律も男女平等を実現しています。

しかし現実には女性は男性と平等に扱われて能力を生かしていくことに大きな戸惑いを感じる人が多いのです。

もっとも社会環境の要因も大きいでしょう。

女性の自立における葛藤は女性自身の心の中に存在すると意見する人が多いのです。

みなさんはどう思いますか?

(心理分析ができる本、より)

(誠)

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現代の心理学の父

現代の心理学の父って呼ばれる人は教科書的には誰か知っていますか?

正解はヴィントと言う人です、「心理学概論」という本を1896年に出しています。

ライプツィッヒ大学というところで世界初の心理学実験室を作りました。1879年です。

ちなみに同じ場所にウェーバーとかフェヒナーという学者も有名です。

ウェーバーの法則。これは例えば10gの物を持って、1gを追加すると「重たくなった」

と感じるのに100gを持っていて1gを追加しても重たくなったと感じない、ということを

理論化したものだそうです。

刺激量と弁別閾(←さて、問題、なんと読むでしょう?)の比が一定なことを見出しました。

音量や長さについても同じだそうです。

★教科書にある超古典心理学はぜんぜん面白くありませんが、知っておくべきことは

たくさんあります。ヴィントの名前くらいは知っておきましょう。

ビンとくるように!!

(某大学の竹下先生の教科書より)

(誠)

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