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カテゴリー「青年期・思春期」の記事

青年期の特徴

シュプランガーは青年期について「人間の一生の中で、青年期のように強く理解されたいと求めている時間はない。青年は、ただ深い理解によってのみ救われる」と指摘しています。

そして

「青年期の人間ほど、理解を求める人間は他にはいない」というのは真実である。権威をいたずらにひけらかしたり、訳知り顔をして機嫌を取ることは、青年が真に求めることではない。一途に求めているのは、理解されることである。そういう心を抱き続けながら、生きているのが、青年期の特徴である。

『理解しやすい倫理』より

これは青年期だけではなく、どの年代にも共通だと思いますし、誰もがそう感じているのではないでしょうか。しかし、なかなかそのように応じられないものですね。意識していれば少しは違うと思いますので、人は誰でも「理解されたい」と想っているということを。

(おなけん)

都内の引きこもりの推計値

産経ニュースで、都内の引きこもりの推計についての記事が掲載されていた。以下、その記事の内容です。

東京都内の引きこもりの若者が、約2万5000人と推計されることが22日、都の調査で分かった。家族との関係が希薄な男性に引きこもりが多いのが特徴。これまで全国レベルの調査はあったが、大都市での本格的な調査は初めてだという。

都によると、無作為に抽出した都内在住の15歳以上34歳以下の男女計3000人を戸別訪問してアンケート調査を実施した結果、引きこもりの若者は全体の0.72%を占めることが判明。この数字を、実際に都内に住む15歳以上34歳人口の349万1000人(平成18年10月現在)にあてはめると、引きこもりの若者は約2万5000人と推計されるという。

また、引きこもりの若者のうち男性が全体の71%を占め、女性の29%を大きく上回った。加えて引きこもりの若年者は、そうでない人に比べて「親と自分との関係がよくない」「家族は私を必要としていない」「私は家族から十分に愛されていない」などと感じている人が多かったことも分かった。

平成18年度の調査報告で厚労省は、全国の引きこもりの若者人口を26万人と推計しているが、大都市での本格的調査は初めて。都では「都内の引きこもりの実態を解明し、対症療法だけでなく予防も含めた対策に生かしたい」と話している。



生きがい

ショーペンハウアー(1788~1860)という哲学者は、「人生とは、一般には苦痛と退屈のあいだの振り子運動である」といった。

ソクラテス(前469?~前399)は、「人間にとって大切なことは、ただ生きることではなく、善く生きることである」といった。

人間は他の動物と違って、社会的な意味を生きる動物である。

人生の目的とは、人生自体を生きる過程そのものにある。人生を生の充実をもって、生きがいとともに生きること。その過程自体が、人生の目的であるとさえいえるのではないだろうか。

引用文献:NHK高校講座『倫理』

本当の自分

本当の自分を探すときの留意点

①これらの問いに、簡単な答えはないということ。

②自分は他者との関係のなかでつくられていくということ。

③自分というのは、確固とした何かではなく、絶えず成長し、つくられつづけていくものであるということ。

参考・引用文献:NHK高校講座『倫理』

他者を理解すること

他者を理解し、支け入れるためには、まず自分自身を理解し、受け入れることが必要なのである。

引用文献:NHK高校講座『倫理』

自己の確立

自己の確立は、他人と交渉しながら、社会に適応していくような形で自分をつくりつつ(社会化)、自分を他人とは違った個性的な存在としてまとめあげる(個性化)プロセスのなかから可能になるものである。

引用文献:NHK高校講座『倫理』

友情と恋愛

友情も、恋愛も、忘れてならないのは、それが自分の意のままにはならない他者だということである。

人は、「愛する能力」とともに、「孤独でいられる能力」を獲得していくのであろう。

引用文献:NHK高校講座『倫理』

第2の誕生

フランスの思想家ルソー(1712~78)は、子どもからおとなへの変化を、第二の誕生と呼んだ。

生物としてのヒトの誕生が第一の誕生、自我をもった一個の人間としての誕生が第二の誕生というわけである。

伝統的な社会では、その社会の成年集団に加入するための儀礼である成年式を経て、成年となることが認められた。


引用文献:NHK高校講座『倫理』

世代別の自殺の特徴と自殺対策の方向①~自殺総合対策大綱より~

◇青少年(30歳未満)
思春期は精神的な安定を損ないやすく、また、青少年期に受けた心の傷は生涯にわたって影響することから、自殺者数は少ないものの、青少年の自殺対策は重大な課題である。

青少年の心の健康の保持・増進や良好な人格形成への支援を行うことが、適切な自殺予防につながることから、児童生徒及び教職員に対する児童生徒の自殺予防に資する教育や普及啓発の実施と学校で自殺や自殺未遂が発生した場合の児童生徒等の心理的ケアに取り組む必要がある。


青年期の悩みのその後

今まで見てきたような「青年期の悩み」は、その後どうなるのか?

これについては実証されていないと思われるので、何とも言えませんが、みんな年をとるにつれ、感受性などが薄れてきて、そういう悩みを忘れていってしまっているのではないかと思います。
次の文章は悩みの忘れ方の一例だと思います。

「一般に人々は、自分の現在の生き方や行動の無意味感、空虚感などの不安をできる限り意識にのぼらせないように、目の前の日常を忙しくし、慌しく過ごすことで根源的不安から逃れようとする。
しかし、人間はどう生きようと本質的には不安をなくすことはできない。
実際にできることは、不安を受け容れ、これと取り組んで生きていくことだけである。
したがって、カウンセラーとしては、クライエントがこれらの「実在的不安」を自己の経験の一部として受け容れ、それらを克服していく過程を援助することになる」

キーワードで学ぶカウンセリング―面接のツボ』より)

青年期・思春期の人で悩みが誰にも伝えられないという人がいたら、気軽にメールしてください。
少しはお役に立てると思います。

(おなけん)