目標の意識化
目標の意識化にあたっては、ヘルピーが現状を理解し、今後どのようにありたいかをはっきり確認することがポイントです。
目標の意識化にあたっては以下の定型句を利用していきます。
①「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だから、あなたは○○したいんですね」
例「あなたはみんなが手伝ってくれないので、イライラしているのですね。だから、あなたはみんなに手伝って欲しいんですね」
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②「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だからあなたは何とかして○○したいんですね」
例「あなたは手伝ってと言えないので、どうしようもない気持ちなのですね。だからあなたは何とかしてみんなが手伝ってくれるようにしたいんですね」
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③「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だから、○○したいと真剣に願っているのですね」
例「あなたは手伝ってと言えないので、どうしようもない気持ちなのですね。だから、みんなに声を上手くかけたいと望んでいるのですね」
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④「あなたは○○しようとしているので、○○と感じているのですね」
例「あなたは、みんなに上手く声をかける方法を学ぼうと、真剣なのですね」
以上が意識化の流れであり、これによって目標の設定が行われ、次の手ほどき技法によって行動が促進されます。手ほどき技法については目標の設定とそれの実行援助、フォローアップという形で援助されるもので、特筆することはないと思われます。そこで、ここで一旦ヘルピング法についてのまとめを終了と致します。
(おなけん)
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