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カテゴリー「ヘルピング法」の記事

目標の意識化

目標の意識化にあたっては、ヘルピーが現状を理解し、今後どのようにありたいかをはっきり確認することがポイントです。

目標の意識化にあたっては以下の定型句を利用していきます。
①「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だから、あなたは○○したいんですね」
例「あなたはみんなが手伝ってくれないので、イライラしているのですね。だから、あなたはみんなに手伝って欲しいんですね」

②「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だからあなたは何とかして○○したいんですね」
「あなたは手伝ってと言えないので、どうしようもない気持ちなのですね。だからあなたは何とかしてみんなが手伝ってくれるようにしたいんですね」

③「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だから、○○したいと真剣に願っているのですね」
例「あなたは手伝ってと言えないので、どうしようもない気持ちなのですね。だから、みんなに声を上手くかけたいと望んでいるのですね」

④「あなたは○○しようとしているので、○○と感じているのですね」
例「あなたは、みんなに上手く声をかける方法を学ぼうと、真剣なのですね」

以上が意識化の流れであり、これによって目標の設定が行われ、次の手ほどき技法によって行動が促進されます。手ほどき技法については目標の設定とそれの実行援助、フォローアップという形で援助されるもので、特筆することはないと思われます。そこで、ここで一旦ヘルピング法についてのまとめを終了と致します。

(おなけん)

問題の意識化

意味の意識化の次に問題の意識化があります。これによって、ヘルピーは、現在何が問題で今のようになったかを理解することができます。この問題の意識化には、原因の①明確化、②内面化、③具体的把握、が必要です。

原因の明確化では、「何が欠けていて問題になったか?」を考えることがポイントです。このときの定型句としては、「○○がなかったので、あなたは○○と感じているのですね」があります。例えば、「誰も手伝ってくれなかったので、イライラしているのですね」。

次が、原因の内面化です。これは、原因をヘルピー自身のものとして受けとめる(内面化する)ことがポイントです。定型句としては「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね」があります。例えば、「あなたは、
手伝って欲しいことが伝えられなくて、イライラしているんですね」。

最後が原因の具体的把握です。これができれば目標も明確になります。問題の意識化にあたっては、ヘルピーの問題行動が明確になるようにヘルパーは応答する必要があります。
定型句としては「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね」があります。例えば、「あなたは、手伝って欲しいときにそのことが伝えられず、イライラしているんですね」

(おなけん)

意味の意識化

意味の意識化とは、「ヘルパーがヘルピーの経験がヘルピーにとってどんな意味を持っているのかを、自分のものとして捉えること」です。つまり、「その状況がヘルピーにどう影響を与えているのか」ということを明確化することにです。

意味の意識化にあたっては、①ヘルピーの話のテーマの明確化、②ヘルピーの経験をヘルパー自身のこととして捉えること、③その経験がヘルピーにどのような意味があるのか、が大切なポイントです。

意識化技法を通じて、ヘルピーは経験を内面的に自覚し、自分の経験に対して責任を持つようになります。そして、その経験が自分にとって何を意味するのかがわかるにつれ、ヘルピーは自分がどうしたらよいのかがわかってくるのです。

「ヘルピーの話のテーマの明確化」にあたっての定型句として、「いつも状況が○○なので、あなたは○○なのですね」があります。例えば、「いつも会社内の人が協力的ではないので、あなたはイライラするのですね」。

「経験の内面化」にあたっての定型句としては、「あなたは○○なので、○○と感じているんですね」があります。例えば、「あなたは、社内の人が協力してくれないので、
イライラするのですね」。

最後に「経験の個人的意味の意識化」
にあたっての定型句としては、「あなたは(個人的意味)ということで、○○と感じているんですね」があります。例えば、「あなたは、自分の仕事を誰も手伝ってくれないので、イライラするのですね」。

言葉ではなかなか説明が難しいですが、大切なことは「ヘルピーの経験をヘルパー自身のものとして感じること」です。

(おなけん)

意識化によるヘルピーの自己理解の促進

意識化は、人間の成長・発展にとってとても大切なことです。それは、ヘルピーが自分の問題に対する自分自身の責任の自覚を促すからです。

ヘルパーがヘルピーの経験の意味を自分のものとして捉える(意識化する)ことによって、ヘルピー個人にとっての意味をヘルピーに伝えることができる。また、ヘルピーの問題を自分のものとして捉えて、ヘルピーに伝えることによって、ヘルピーはその原因に対する責任を自分のものとして内面化できるようになり、原因の克服という目標を自覚できるようになる。意味の意識化、問題の意識化、および目標の意識化に伴って新しい感情が生じてくる。

このようなヘルパーの意識化は、ヘルピーの自己理解を促し、行動を起こす準備を築くものといえるのです。

(おなけん)

意識化技法

かかわり技法→応答技法と身に付けた次は、「意識化技法」です。

意識化技法とは、ヘルピーの経験の意味、それに伴う感情、またヘルピーの目標や問題を、ヘルパー自身のこととして捉えるということです。
それによって、ヘルピーは自身の経験を容易に理解し、自分自身を自覚するようになるのです。

意識化技法を考えるにあたって、以下の質問がカーカフによって挙げられています。

・あなたは、他の人が、あなたの人生における重要な経験の意味を、真に理解してくれたと、どうやって知りますか?
・あなたは、誰かがあなたの話から、なにかしらを正しく推察してくれたと、どうやって知りますか?
・あなたは、誰かがあなたの人生での問題や目標を、はっきりさせる手助けをしてくれたことを、どうやって知りますか?

(ライフサポート・サークル おなけん)

意味への応答

応答技法の最後のステップは「意味への応答」です。

意味への応答とは、事柄と感情を結びつけ、そこに秘められている意味を明らかにすることです。そのために、ヘルパーは、事柄と感情を適切に捉え、ひとつにまとめ、別の言葉で言い表す必要があります。
例えば、
明日会社が休み(事柄)で、うれしい(感情)
彼女と別れ
(事柄)て、悲しい(感情)
という事柄と感情の関係があった場合、ヘルパーは、
「明日は会社が休みなので、あなたはうれしいのですね」
「彼女と別れて、あなたは悲しい気持ちなんですね」
というような形で言い換えし、応答するのです。
その応答が的確であったのなら、ヘルピーは自己探索を進めていくようになります。
大切なことは、ヘルピーの思考の枠組みに入って、ヘルピーの感情や話の内容を理解することです。応答の仕方は人様々ですので、ヘルパーに合わせるのではなく、それぞれのヘルピーに適した応答ができるようになる必要があります。
そのためにも、日常生活で練習をすることは有益でしょう。

最後に、ヘルピーがヘルパーに対して不安感をもっていると感じられるときは、以下のように応答してみるのも良いかもしれません。
「あなたは、私には理解できないと思って、私を頼りないと思っておられるんですね」

(ライフサポート・サークル おなけん)

感情への応答

応答技法の第二ステップは「感情への応答」です。

感情への応答技法は、感情にふれる質疑応答を繰り返したり、感情を様々な言葉で言い換えることから構成されています。
ヘルパーは「もし私がヘルピーの立場にいて、そのような経験をしたならば、一体どんな気持ちでいるだろうか」という意識・感度を持つ必要があります。
そして、ヘルパーは
以下のような形で応答します。

「あなたは、○○○のように感じているんですね」

(ライフサポート・サークル おなけん)

事柄への応答

応答技法の第一ステップは「事柄への応答」です。

事柄への応答とは、ヘルピーの話のなかで最もはっきりしている部分(話の内容や事柄)に応答することです。それは、5W1Hに対するヘルピーからの答えに基づいています。そして、ヘルパーは「あなたは、
-事柄-○とおっしゃるのですね」と応答する。
そして、このようにヘルパーが要約した応答によって、ヘルピー自身が話したことをはっきりと理解することができるのです。
ヘルパーとしては、ヘルピーができるだけ自身の探索を続けられるように応答し、なるべく質問を差し控えた方がよいとされている。
実生活においても、事柄への応答は勉強する機会があるし、身に付けておいた方が良いと思います。

(ライフサポート・サークル おなけん)


応答技法のポイント

応答技法で大切なポイントは、
「ヘルピーの思考の枠組みに入って、ヘルピーの話を聴くことです。そして、聴き取ったことをヘルピーに伝え返すことです」

ここで必要な能力は2つあります。
①ヘルピーが経験したこと事柄の重要さを的確に捉えること
②ヘルパーが捉えたことの重要さを的確にヘルピーに伝え返すこと

応答技法の効果としては、ヘルピーの自己探索を助け、容易にするということが挙げられる。その簡単なプロセスは下記のとおりです。

ヘルパーの的確な応答によって、ヘルピーは、自分の世界の中で、自分が今どこに立っているのかを把握できるようになる。応答技法によって、ヘルピーの自己炭酸が促進され、強化されるのである。つまり、応答技法は、ヘルピーの自己理解を助ける意識化技法の土台となるものである。

(ライフサポート・サークル おなけん)

応答技法

応答技法とは、ヘルピーが自己の経験を探索するのを助けるために、ヘルパーが、どのようにヘルピーの思考の枠組みに入って応答したらよいかということです。

応答技法を考えるにあたって、以下の質問がカーカフによって挙げられています。

・どんなとき、あなたは、人を信用できると思いますか?
どんなとき、あなたは、人があなたの言い分を聞いてくれたと思いますか?
どんなとき、あなたは、人が本当にあなたを理解してくれたと思いますか?

(ライフサポート・サークル おなけん)

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