カテゴリー「書籍・雑誌 」の記事

浦河べてるの家の理念集

精神疾患を持つ人たちが共同で暮らす北海道浦河町のべてるの家の理念を紹介します。自分自身に心に響くものがありましたので、紹介します。

・三度の飯よりミーティング
・安心してさぼれる職場づくり
・自分でつけよう自分の病気
・幻聴から幻聴さんへ
・そのまんまがいいみたい
・弱さを絆に
・場の力を信じる
・手を動かすより口を動かせ
・それで順調
・弱さの情報公開
・利益のないところを大切に
・偏見差別大歓迎
・昇る人生から降りる人生
・苦労を取り戻す

それと、著者の向谷地さんが書かれているフレーズで、そうだなと感じたものを引用します。

成熟した社会の中で、人は目に見える成長と発展という目標を見失い、「何が大切か」ではなく「気持ちの良さ」を基準に行動し、自分や社会の現実から逃避的な暮らし方を選択し始めているように思います。

人は一人では生きられない。でも一人で生きているようにがんばろうとする。弱さを認め、それを補う形で「絆」を築き、より良い生き方に向かうことが必要かと感じます。経済成長・発展の先には、幸せがないことはわかっています。でも、今までの教育、日常、思考がそれをやめさせてくれません。「昇る人生から降りる人生」へ。そこから、人間らしい生活がはじまるような気がします。
今、TPPの議論がなされていますが、経済成長がなくなっても人は生きていけます。成長しない社会での、人間らしい生活をベースとした生き方にチェンジすべきでしょう。
昔、日本の戦争する映画を見て、どうして戦争に反対する人はいないのだろうと思って見ていました。今、会社や仕事に苦痛を感じながらも縛られている人たちを見て、それをやめよう、あるいは緩めようという人がいない(小さな動きはでてきていますが…)のはなぜだろうと思いますが、仕方ないのかな、とも思います。将来、今の時代も、新世代には奇異に見えるのかもしれません。


(おなけん)

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「豊かな社会」とは

宇沢弘文『社会的共通資本』より、「豊かな社会」のための基本的諸条件を紹介したい。

(1)美しい、ゆたかな自然環境が安定的、持続的に維持されている。
(2)快適で、清潔な生活を営むことができるような住居と生活的、文化的環境が用意されている。
(3)すべての子どもたちが、それぞれのもっている多様な資質と能力をできるだけ伸ばし、発展させ、調和のとれた社会的人間として成長しうる学校教育制度が用意されている。
(4)疾病、障害にさいして、そのときどきにおける最高水準の医療サービスを受けることができる。
(5)さまざまな希少資源が、以上の目的を達成するためにもっとも効率的、かつ衡平に配分されるような経済的、社会的制度が整備されている。

話はそれますが、震災復興にあたってもこのような判断基準のようなものがあるといいな、と感じています。このようなものがあれば、何を優先すべきなのか、何に取り組むべきなのかが、わかるのではないでしょうか。今の現状は、各省庁の予算取りで、全体的にどのような方向に進むのかが見えない状況です。そこに民間やNPO等の資本が投入され、各地域のグランドデザインはどうなっているのか…。

(おなけん)


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復興増税

復興にあたっての増税のニュースが出ていましたが、広く浅く税金を取るということで所得税や消費税の増税が検討されているようです。

個人的には、富裕層にしっかり税金を払ってもらえればと思うのですが、お金持ちの政治家が決めることですから、そんなことにはならないでしょうが…。
以前ニュースで富裕層投資家で有名なバフェットは、自国の回復のために、自ら(富裕層)に増税するようにと訴えているという記事が紹介されていました。
格差社会といわれる世の中の現状を冷静に見て、政策判断をして欲しいものです。当然、東北の復旧を急ぐことを前提ですが。

ルソーの『社会契約論』には、以下のようなことが書かれています。
「悪い政府のもとでは、この平等は外見だけの幻のようなものにすぎない。それは、貧乏人を悲惨な状態に、金持ちを不当な地位におくことにしか役立たない。実際上は、法律は、つねに持てるものに有利で、持たざるものに有害である。以上から次のことが出てくる。社会状態が人々に有利であるのは、すべての人がいくらかのものをもち、しかも誰もがもちすぎない限りにおいてなのだ」

その通りだと思う…。

(おなけん)


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ローカリゼーションの動き

具体的なローカリゼーションの動きの代表例として、以下のような動きがあります。

1.企業と銀行
BALLEという団体の活動では、地元企業の団結が進められ、地域の価値観に基づいた経済が作られ始めています。小規模ビジネスとローカル経済は、公平で持続可能な富を生むことができます。

2.ローカルフーズ
ファーマーズマーケットや生産者協同組合、地域支援型農業、パーマカルチャー、都市農園などの食にまつわる多くの活動が始まっています。地域に根ざした小規模農業は、多くの雇用と豊富な生産量を生み出せます。

3.エネルギー
風力発電や太陽電池などの再生可能エネルギーを利用すれば、必要なエネルギーが確保できます。それらを開発する仕事は、旧来のエネルギー産業が生む雇用よりも多いため、地域社会を守ることにつながります。

4.アイデンティティと地域の知恵
子どもの学びの場である地域社会の結束を見直せば、子どもたちにロールモデルを示すことができます。大切な信念や価値観に触れることは自尊心や敬意を育て、地域のつながりや人と自然とのつながりを強めます。

5.世界のローカリゼーション
デトロイトの都市菜園や、イギリス・トットネス発祥のトラジッション・タウン、埼玉県小川町のごみのリサイクル活動など、持続可能な暮らしを目指すコミュニティが世界中で生まれています。


映画『幸せの経済学』のパンフレットより引用
 

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グローバル経済に対して、どうしたらよいのか

現在進行しているグローバル経済の課題を、不都合な真実として8つ、映画『幸せの経済学』のパンフレットから紹介しましたが…
それでは私たちはどうしたら良いのでしょうか。
そのひとつの答えが「ローカリゼーション」です。

ここで再度
、『幸せの経済学』のパンフレットから引用させていただきます。

ローカリゼーションとは…
多国籍企業や大手銀行を地域財政から排除すること。
地域が求める商品の生産を高め、輸出への依存を減らすこと。
(国際的な孤立・保護主義・貿易の廃止とは異なる)

これまでの経済モデルであるグローバリゼーションの代替モデルとして提案しているのがローカリゼーションです。
ローカリゼーションとは、人と自然との距離を短くすることです。人間的な規模での経済であれば、自分の選択が及ぼす影響を直に感じることができるのです。生産者や消費者としての自分たちの行動によってどんな結果が生み出されるのかがわかれば、人々の行為がより道徳的になります。そして、地域に根ざした暮らしによって文化や生態系を大切にして、人と人とのつながりを再構築することができます。
ローカリゼーションとは、幸せになるための経済学なのです。

大切なのは、地球の自然環境を守るだけではなく、人類の幸福感も取り戻す方向に進むということです。


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グローバル経済の8つの不都合な真実

引き続き、映画『幸せの経済学』のパンフレットから「グローバル経済の8つの不都合な真実」を紹介します。
以下引用。

1.人を不幸にする。
 欧米で増加している、うつ病。物質的な豊かさだけで人は幸せになれないことを、アメリカの世論調査が示しています。その調査では、「非常に幸福」と答えた人の数は1956年以降、年々減少中。

2.不安を生み出す。
 企業は人々に最新の商品購入を促します。その消費行動からはねたみと差別化が生じ、つながりや愛は生まれません。「アメリカへの価値観を模倣している」とリチャード・ハインバーグは指摘しています。

3.自然資源を消費する。
 消費主義を推し進めると、生態系が破壊され自然資源は限界に達します。しかし、現状の経済システムはより多くの消費を人々に促し続けています。これ以上工業化が進むと食糧難や飢餓を招き、人類滅亡の危険性も。

4.気候を激変させる。
 不透明な補助金やゆがんだ規制によって、遠方の品物が近くの品物より安いことが多々あります。アメリカでは、同じ品目の輸入量と輸出量がほぼ同量になるという現象が起き、環境破壊が進んでいます。

5.生活を破綻させる。
 現状のグローバル経済は、失業者を生み出しています。特に小規模農民は、現在の開発モデルが都市化を促進しているため、農地での仕事量が減少。インドでは10万人の農民が自殺に追い込まれています。

6.対立を生む。
 貧富の差を生じさせるグローバリゼーションは、選択肢のない人々を追い込みます。結果、テロリズムが生まれるのです。ラダックでは、かつて共存していた仏教徒とイスラム教徒の争いが生まれました。

7.大企業へのばらまきである。
 例えば政府の援助なしに、原子力発電の開発はできません。多額な税金が企業に投入されているのです。また、中小企業にとって不公平で負担のかかる規制緩和が世界レベルで急速に進展しています。

8.誤った会計の上に成り立つ
 社会はGDPを成長させようと必死になり、豊かさをGDPで測っています。石油の流出や水質汚染、戦争の発生、ガンの増加などでGDP値が上がるのです。現在の経済成長や人間の活動は限界を超えています。


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グローバリゼーションとは?

映画『幸せの経済学』のパンフレットに、「グローバリゼーション」の定義と内容が書いてありましたので、紹介します。映画もおすすめです。
以下引用。

グローバリゼーションとは…
世界的な事業展開のために、規制緩和すること。
多国籍企業が市場を独占すること。

産業革命以後、私たちはGDPで測る経済成長が、人間の幸せにつながると信じてきました。実際には
GDPは万能ではなく、環境汚染の対策費や、戦争で使われる戦費などもGDPを押し上げます。消費がGDPを押し上げるので、自宅で花を育てるよりも、花を買うほうがいいのです。人と人が支えあうボランティア活動や物の交換はGDPに換算されません。GDPで測られているのは「商業化」であり、人間の幸せではないと理解しなければなりません。

GDPを押し上げるため、世界各国の政府より、より大規模な経済が推奨され、大量消費、大量生産体制が拡大しています。その結果、資源が大量に浪費され、地球環境破壊の進行や、生物多様性の喪失につながっています。そして、工業化、効率化により働き手は少なくて済むようになり、富める人が生まれる一方で、機械のように働かなければならない労働者や大量の失業者を生み出しているのです。

ここまで引用。

このようなグローバリゼーションや経済重視の生活に嫌気をさして、田舎で農業をはじめたりする人も出てきています。最近の農業希望者は二極化していて、定年退職者と30歳代の人たちです。定年退職者の人は今までできなかったので、これからは農業(自分の食べるもの程度は作りたい)をしたいという声が多いです。30歳代の人は「今の生活でいいのかな」という疑問から、会社を退職して始める方が多いようです。とは言え、まだまだこのように行動できている人は少ないです。
潜在的にはもっとたくさんの人たちが、農業などの第1次産業に従事したい人はいると感じます。それができない最大の理由は、収入です。今、円高対策や産業の空洞化対策で、税金が投入されようとしていますが、そのようなものに資金を落としても、幸せになる人がどれだけいるのか…。とりあえず現状を維持して、息を延ばせば良いという考え方は、もう終わりにしたいものです。
「何のために生きるのか」「幸せのとは何か」を改めて考えた上での、政策が期待されます。
従来の経済成長至上主義の体制に疑問を感じます。急な社会の変更は混乱を招きますが、まずは個人的には格差社会の拡大等の背景からも、最低所得と最高所得の設定をするべきではないかと思います。最低賃金は法律で決まっていますが、これで生活できる人はなかなかいないと思いますので、きちんと生活できる水準に設定することが必要だと思います。また一方で、最高所得の設定も必要でしょう。行き過ぎた経済活動や浪費の抑制と、社会的資源の平等な消費にあたっても必要かと思います。
私たちは、日々を忙しくさせられる・することによって、社会経済の仕組みを見えないよう・みないようにしています。立ち止まって、自分の仕事を振り返って、疑問を感じるところを少しずつ変更したり、話し合ったりすることが大切なのではないでしょうか。未来のために。

(おなけん)


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見ないようにしていたもの

3.11の大地震を機に、自分の生活の見直し、するべきこと等を改めて考えさせられました。
福島原発の事故についても、そもそも原発が日本にどれだけあるのかも知りませんでした。
さらに、国民が困ったときには、なんだかんだ言っても国がバックアップしてくれるものと思っていましたが、その期待が甘いこともわかりました。先日も被災地を訪問しましたが、「国の対応が遅く、5カ月が無駄に過ぎてしまった」という商工業者の方たちの声を聞きました。そこで、国の支援をあてにせず、自分たちで動き出し始めているとのことです。
改めて、自分たちでできることをしないといけないと感じました。
その参考になる本として、次の3冊は良いと思います。
そもそもの市場主義重視の経済システムに依存した、私たちの生活に問題があることも考えないといけないでしょう。
複雑な問題がいろいろと絡んでいますが、足元をしっかり見て、自分たちは行動すべきでしょう。私は、必要以上の買い物をしない(足るを知る買い物)、地産地消、可能な範囲で国産の物を購入、等をしています。
消費をしないと経済が冷え込むと考えられていますが、消費が増えたからといって私たちの生活が豊かになるわけでもありません。経済成長を奨励する「トリクルダウン効果(経済成長の波及効果)」は理屈の世界だけで、もはや経済成長は貧富の差を拡大する仕組みとなっています。
経済成長に対して、みなが加担するのではなく、成長にブレーキをかけ、次にあらわれる社会を創造することが必要なときだと考えます。
『脱成長の道』は是非一読いただきたい書です。
そして、みんなでこれからの社会を考えたいと思います。
そんな勉強会もこれから開催していきます。

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『ニュー・エコノミクス』から①

「第一章 経済の問題」を参考・引用

「ニュー・エコノミクス」とは、貨幣・お金という幻の富ではなく、真の富を重視し、人と地球を第1に考えるアプローチのことです。

現在の成長を前提とした、
化石燃料を使用した、行き過ぎた競争世界でには、3つの根本的な危機があることを示唆しています。

1.生態系の危機-地球温暖化や気候変動など
2.人間の危機-分配の危機(貧富の格差)
3.精神の危機-現行システムにおける勝者といわれる者も、あまり恵まれていない。イギリスの国内総生産は過去30年で倍増したが、幸福度を示す指標の大半が変化していないか下落しています。現行システムの勝者は、負債の増大、ストレスの増強、うつ病の増加、精神疾患などに苦しんでいます。

このようななか「ダウンシフティング」(幸福の増大を目指いして収入を減らすこと)を何らかの形で実践している人が、ヨーロッパで1200万人います。

現在の経済学や経済成長という概念を推進すると…
・物質的な所有を自尊心の主たる源泉と考えることが増えていきます。
・社会や保健や教育への支出の目的は、国民を国民自身のために健康で幸福にすることではなく、国民の生産力を向上させることとなります。同様に、教育はそれ自体がよいことと見なされるのではなく、グローバル化する世界で競争するのに必要なビジネススキルを国民に習得させる点で有用とされます。

貨幣は目標に到達するための手段であり、貨幣が目的ではないことを意識することが大切です。それを念頭においた生活スタイルの構築が各自に求められていると思います。


自分が無力だと思うとき…

『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』を読みます。

森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。



(おなけん)

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「平成23年版 産業カウンセラー試験対策テキスト」完成

平成23年度に試験を受けられる方向けのオリジナル対策テキストが完成しました。

今回は資源節約のため印刷部数を少なくしましたので、売切れ次第販売は終了とさせていただきます。
当テキストは、協会発行のテキストを効率よく学ぶためのものです。
協会のテキストと当サークルのテキストで十分合格できます。

※最近、金儲けに走っている産業カウンセラーが、原価を大きく上回る値段で販売されているものがごさいますが、そのようなモノを購入されないことをお勧めします。

私どもの販売単価は、印刷代と事務所維持費、それと廉価なカウンセリングや勉強会に利用させていただいております。今年度は、「幸せ」についての定例勉強会を開催する予定です。また、社会づくりへにも取り組んでいます。地産地消の推進や農家支援のための直接購入、現地視察などなど。TPPへの反対の表明や被災地の支援も直接・間接的に行っています。

お勧めの映画「幸せの経済学」


(ライフサポート・サークル)

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