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2015年11月15日 - 2015年11月21日の1件の記事

ゲスという言葉に惹かれて

最近、ゲスという言葉をよく耳にします。

昔はゲス! と言えば、ブスという言葉に対して、見た目のよろしくない男性を指す言葉だった気がしますが、漢字では「下種」とか「下衆」と書くんですよね。

お笑いから「ゲスの極み」という言葉を聞くようになったと思うのですが、最近では音楽でも『ゲスの極み乙女』というバンドがありますね。

CMにも使われていて、この曲なんか、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

『ロマンスがありあまる』(公式サイトです)

https://youtu.be/C6-AN8J385c

『オトナチック』(同上)

https://www.youtube.com/watch?v=AhbBT-pQPxk&list=RDAhbBT-pQPxk

上記が高じたせいか、『ゲスな女が、愛される』という本を見かけ、先日などは、つい借りてきて読んでしまった。著者は心屋仁之助。

内容は、男に尽くすいわゆるイイ子は損ばかりして、不満だらけ。そんな子はモテないよというもの。こういう子は、例えばバーベキューなんかに行っても、肉を焼いてくれて、飲み物を注いでくれて、かいがいしく世話をしてくれるのだけれども、肝心の意中の人とは仲良くできず、いい子は演じられてもそれだけで終わってしまうのだという。

――なかなか痛いところを突いている。

反対に、肉は焼かないわ、「日焼けするから~」とか言って、テントの中に隠れてしまって、何もしないでいる女の子の方が、男に飲み物をいれてもらったり、楽しそうにおしゃべりをしたりして、モテている。

彼女は足し算のオンナ。

「ありがとう」と微笑むだけで、自分では何もしないゲスな奴。

反対に尽くすことで、対価をもらおうとするのは、引き算のオンナなのだそうな。

これだけしてあげたんだから、私のこと、好きになってよ、ってヤツ。

こういう何かをしてあげたら、好きになってもらえると思いこんでいると、いつまでも幸せにはなれないよ、ってね。

ちょっと、イタイ話じゃない?

そして、シンデレラではなく、ゲスデレラになれ、と。

これはなかなか面白かったのでネタバレしない程度に書きますと、

そもそもシンデレラはゲスなオンナじゃないかと。

みすぼらしい格好でみじめな生活をしているにも関わらず、お城の舞踏会に行きたいなどと言いだし、魔女を呼び出して王子と踊り、ガラスの靴を落とすなんて、引き算のオンナがする事じゃない。

本当にみじめで控えめな女の子だったら、そもそもドレスもないのに舞踏会に行きたいなんて言い出さないはずだし、自分に自信がなかったら、王子様と踊ったりすることなんて、出来ないはず。心屋氏の著書によれば、彼女は「おしとやか」という仮面を被ったゲスな女なのだそうな。

だけど、そんな足し算のオンナであるからこそ、お城の舞踏会に行き、王子様と結婚できたのだという。

なるほどね、って感じで、笑えました。

ゲスって、今はいろんな意味に使われているんですねえ。

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