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2014年12月7日 - 2014年12月13日の2件の記事

将来・未来…

『国家戦略特区』を読みました。以前から堤未果氏などが「国家戦略特区」の危険性を発信されていて、気にはなっていたのですが、本になったので読んでみました。

端的に言って「現状のアベノミクスでは、富む者がより富、貧する者はより貧す。いのちより、企業の利潤が優先される」というものです。

労働環境、医療、農業への影響、さらには先に締結している「米韓FTA」の実態などが記されています。

第1章の浜氏の書かれている「新自由主義と国家戦略特区」だけでも読んでいただけると、現状と将来のシナリオがわかると思います。ゾッとする社会の実現に向けて、着々と進んでいます。小説よりも怖さや怒りを感じると思います。

「規制改革」や「競争」というと良くなるイメージがありますが、それは幻想です。バブル崩壊後から今まで、大企業の内部留保と役員報酬、さらに資本家のゲインが増えただけで、庶民への恩恵はほとんどありません。今後も現状のまま進めば、より顕著になります。

医療は、金持ちしか受けられない。

労働は、海外からの安い労働力の流入で失業者は増加し、既存の社員も低賃金化され、過重労働を強いられる。

農業は、地域・地方の人々から農地を引きはがし、仕事・生きがいを奪い、大規模農場へと企業等の資本家が推進する。のんびりする場所・安らぎの場がなくなっていきます。

韓国FTAについても、アメリカ・多国籍企業に、韓国内で好き勝手されている姿が記されています。韓国の人が一生懸命働いた利益は、アメリカ本国・多国籍企業に流入し、より彼らが富む仕組みができています。

「人道に反する」 そんなことは企業には通じないのです。人が組織している企業ですから通じると思うのですが、それは容易ではないです。

このまま突き進むと、今ですらワーキングプアや失業者、精神疾患の増加があるなかで、次世代はどうなるのかと不安でなりません。

カウンセリングに携わっていると、社会・経済システム自体に問題があるので、個人的な問題・症状が発生していると思わされるものが多々あります。全体の仕組みを改善しない限り、問題は継続します。

まずは、よりひどい方向に向かおうとしている政策にストップが必要です。

ぜひ『国家戦略特区』、第1章か第8章だけでもいいので、読んでみていただければと思います。

(おなけん)

家庭教育学級の話(前)

わたしは以前、小学校で家庭教育学級の副委員長をやっていました。

――といわれても、「は? 何それ?」 って、感じですよね。

説明させていただきますと、公立の小学校では、(もちろん地域によって差はあるでしょうが)年に3回家庭教育学級を行うことになっていまして。

今の小学校では、役員になった母親たちが、講師を呼んで、学校の教室か体育館などを借りて講座を行うんですね。これは市区町村からの命令で行っています。

「命令」と聞くと、公務員の方は反発されるかもしれないけれど、やらされる母親の立場からすると、これは事実上、命令されてやっている。

講演会にかかる費用は、市区町村が推奨する内容であれば、無料。公務員を呼んで行うものはもちろんタダだし、医師・教育者・科学者などの講演は、年に3万円までなら予算をもらえるので、その予算を使って呼ぶことができる。

ただし、講演を依頼した相手側がその講演料で承諾してくれれば、の話。3回講座を行わなければいけないから、当然配分を考えて講座を行うことになる。となれば、呼ぶ相手は必然的に公務員が多くなる。

ま、そんなわけです。

子どもが小学校に入るまで、わたしは今時の小学校がこんな仕組みになっているなんて、知りませんでした。もちろん、震災予防の講座やCAPといった子どもを守るための講座を否定しているわけではありません。ただ、区役所や市民会館でも行われる講座をわざわざ母親たちを使って、各小学校全体でやらせる必要があるのかどうかについては疑問です。

ちなみに趣味的な講座だと予算はもらえない((+_+))。

たとえば、プリザーブドフラワーだとか、お茶・お花の教室、料理教室やアロマセラピーなどは、どれも趣味の講座なので、予算はおりない。だけど、こういった趣味の講座こそ、参加したい人気講座なのにと、主催を任される母親の立場からすると、残念です。

仕方なく、PTAの会費から家庭教育教育学級用に予算が組まれているので、そのお金を使って、せめて最後の一回だけはと、趣味的な講座をPTA会費から捻出して(うちの学校では)呼ぶことが多いんです。

――もちろん、その時の委員さんたちの顔ぶれによっては、趣味の講座は行わない年もありますけどね。

区役所で家庭教育学級の説明を受けた時は、「講座の内容はお任せします。みなさんがタメになると思うものであれば、何でもいいですよ」というのだけれど、予算があるし、仕事を持っている母親が多く話し合いの時間は限られるから、講座の中身はかなり絞られる。

――おのずと見えてくる縮図があるわけですよ。

それでも、お母さんたちはみんな偉い。

「適当にやればいいよ~」なんて言わずに、できる限り、いい講座にしよう! と、話し合うし、あちこちから情報を聞いてきて、講座の内容をしっかり考えてくれる。

その時、今時のお母さんたちって、すごいなぁ、とつくづく感心してしまった。

どこか冷めているダメ親のわたしとしては、その姿勢には頭があがりません。彼女たちが眩しく見えましたよ。

わたしは、今の世の中を、後ろ向きに考え、暗い世相だと思っている。けれども、世の中が全部真っ暗にならずに済んでいるのは、こういう世の中を明るく照らす人たちがいるお蔭なんだなぁって、実感しましたね。

ま、みんながみんな、わたしのように斜に構えていたら、それはそれはイヤな社会になってしまうから、当たり前っちゃぁ、当たり前かもしれませんが。

今回は、もう委員は辞めているけれども、最後の閉め講座が「アロマセラピー」だったので、面白そうだということで、行ってきました。

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