無料ブログはココログ

« 2014年11月9日 - 2014年11月15日 | トップページ | 2014年11月23日 - 2014年11月29日 »

2014年11月16日 - 2014年11月22日の2件の記事

心がけたいこと…

「人の評価は、何を成したかではなく、何を成そうとしたかで決まる」(山本周五郎)

舞妓さん見ながら、ご飯食べちゃダメでしょ

つい先日、授業参観がありまして、行ってきたのですが、これが面白くて……。

「道徳」の授業参観だったのですが、道徳の授業参観って……? と思うでしょう。

いったい何をしたのかといえば、先生がお題を提示して、みんなで話し合い解決策を考えてみよう、という授業でした。

課題は京都・奈良に修学旅行に行くことになり、ある班の班長さんは「放課後みんなで集まって、自由行動の行き先を決めよう」といいました。ところが、「みんなで放課後に集まるのなんて、メンドクサイ。部活もあるし」とか。「塾があるんだけど」……などといって、話し合いに参加しない人たちがいます。そこで、班長さんは、「じゃぁ、出られる人だけ出て、決めておくよ」といって、文句をいった人たちは帰ってしまいました。後日、決めた内容をみんなに伝えると、「ええ、こんなところに行きたくない」「ご飯もここぉ? いくら京都でも和食はイヤだ」などと、不満が噴出して、せっかく決めた内容がひっくり返ってしまいました。

この班の班長さんは、どこがいけなかったのでしょう?

ありがちな内容ですよね。来年、京都・奈良に行くので、その意味でもあらかじめ揉めそうな内容をシュミレーションしているわけです。

そこで出た意見は「やっぱりみんなで決めなきゃいけない」「出られないのなら、その時に決定した内容に文句を言わない、などの約束を取り決めておくべきだった」など。常識のある意見が多く、子どもでも大人でも当たり前のことはきちんと分かっているんだな、と思いました。分かっていながらも、言ってしまう人というのは、その時の立場や都合で我儘をいわずにはいられない人なのかもね。

そのシュミレーションでは、他にも「じゃぁ、今度はみんなでどこにご飯を食べに行くかを決めます。これは班の人と話し合って決めてください。そのお店に決めた理由と決め方も後で発表してもらいます」と先生が言って、十分ほど、話し合いの時間がもたれ、発表したのですが、その発表の中で飛び出した発言がタイトルのセリフだったわけです。

京都の豆腐料理を中心とした和定食を舞妓さんの芸を見ながら食べるという人気店があるそうですが、「そんなの! テレビを見ながらご飯を食べるのがダメなんだから、舞妓さんを見ながらご飯を食べるのもダメでしょ! だから却下しました」といって、教室を沸かせてくれたわけです。

確かにね。くくく……と保護者たちも忍び笑いをしていました。

ちなみに、他の候補は、和洋中のバイキング、ステーキ屋さん、マクドナルド、この中から選ぶとしたら? という限定的な選択肢の中から決めるということだったので、話し合いの時間が十分でも足りたんですね。

ありがちな揉め事もこうしてシュミレーションをしておくことで、相手の立場がわかり、トラブルが少なくなる。――ちょっと、交流分析を思い出しました。トラブルが起こる時って、たぶん自分の考え方や行動の癖が出ているんでしょうね。そこで、あらかじめ悪いところを点検して気をつけておくと人との衝突が減る。

日常ではなかなかできませんが、こういうことを授業で行うのはとてもいいことだな、と思いました。道徳の授業が必修化になる、なんて話もありますが、こういう内容なら、必修化もありだと思います。

ただし。

必修化になると、成績がつくわけで、それはどう評価するのか? という疑問符が尽きませんが……。

(はろ)

« 2014年11月9日 - 2014年11月15日 | トップページ | 2014年11月23日 - 2014年11月29日 »