自分に何ができるのか…
昨日は、BS世界のドキュメンタリーの「ラベルの裏側~グローバル企業の生産現場~」を見ました。
バングラディシュでの縫製工場で働く人々の姿と話がありました。1日12時間近く労働する20歳以下の女性たち。12歳の女の子もいました。日本などの先進国に並んでいる洋服の生産現場の実態…
これは酷いのでその会社の商品は買わない…、という行動で何か変わるのだろうか…。もし多くの人が買わないという選択をしたとしたら、そこで働いている人たちの仕事が減少してしまうい、今より厳しい生活になるかもしれない。
一方で、過剰労働をしいる工場に、最低賃金や労働時間の法順守を促すと、発注先は他社もしくは他国に発注工場を変更してしまう。発注先は安い方に流れてしまうのは、競争社会の必然である。
グローバル化や大量生産による効率化によって、人々の仕事をどんどん奪っているのが実態と思う。
輸出や輸入は、関係する人の幸せにつながっているのか、考えてみる必要があると思う。
視聴し終わって、海外の未成年の子どもたちが、過酷な労働環境の中で作った輸入服を購入して着るのは、自分ではできないような気がした。きれいごとの世の中ではないのかもしれないが、自分の子どもや知っている近所の子どもがそうだと思ったら、いたたまれなかった。
(おなけん)
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