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将来・未来…

『国家戦略特区』を読みました。以前から堤未果氏などが「国家戦略特区」の危険性を発信されていて、気にはなっていたのですが、本になったので読んでみました。

端的に言って「現状のアベノミクスでは、富む者がより富、貧する者はより貧す。いのちより、企業の利潤が優先される」というものです。

労働環境、医療、農業への影響、さらには先に締結している「米韓FTA」の実態などが記されています。

第1章の浜氏の書かれている「新自由主義と国家戦略特区」だけでも読んでいただけると、現状と将来のシナリオがわかると思います。ゾッとする社会の実現に向けて、着々と進んでいます。小説よりも怖さや怒りを感じると思います。

「規制改革」や「競争」というと良くなるイメージがありますが、それは幻想です。バブル崩壊後から今まで、大企業の内部留保と役員報酬、さらに資本家のゲインが増えただけで、庶民への恩恵はほとんどありません。今後も現状のまま進めば、より顕著になります。

医療は、金持ちしか受けられない。

労働は、海外からの安い労働力の流入で失業者は増加し、既存の社員も低賃金化され、過重労働を強いられる。

農業は、地域・地方の人々から農地を引きはがし、仕事・生きがいを奪い、大規模農場へと企業等の資本家が推進する。のんびりする場所・安らぎの場がなくなっていきます。

韓国FTAについても、アメリカ・多国籍企業に、韓国内で好き勝手されている姿が記されています。韓国の人が一生懸命働いた利益は、アメリカ本国・多国籍企業に流入し、より彼らが富む仕組みができています。

「人道に反する」 そんなことは企業には通じないのです。人が組織している企業ですから通じると思うのですが、それは容易ではないです。

このまま突き進むと、今ですらワーキングプアや失業者、精神疾患の増加があるなかで、次世代はどうなるのかと不安でなりません。

カウンセリングに携わっていると、社会・経済システム自体に問題があるので、個人的な問題・症状が発生していると思わされるものが多々あります。全体の仕組みを改善しない限り、問題は継続します。

まずは、よりひどい方向に向かおうとしている政策にストップが必要です。

ぜひ『国家戦略特区』、第1章か第8章だけでもいいので、読んでみていただければと思います。

(おなけん)

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