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交流分析ルポ(二回目) 前編

本日は27日に行われた交流分析の二回目の講座の内容をお伝えしたいと思います。

ただし、長いので前編・後編に分けてお伝えしたいと思います。

この日のテーマは「ストロークとディスカウント」でした。

英語の辞書をひいてストロークとは「打つこと、なでる、さする」とありますが、交流分析では、ストロークの意味をもう少し拡大解釈し、なでてもらったり、話しかけられることも含め、「その人の存在や価値を認めるための言動や働きかけ」と定義しています。

ストロークには肯定的なものと否定的なものがあり、抱擁したり、微笑んだり、褒めたり励ましたりするものが、肯定的ストローク。叩く、無視する、叱る、悪口をいうなどが否定的ストロークです。

日常でよくありますよね。人の悪口を言ったり言われたり、優しくされればうれしい。けれども、無視されると悲しい。こういう人との関わり方から発生するものはみんなストロークなんです。

人は発達段階において、基本的な欲求が備わります。乳児や幼児の時は接触や承認といった肌や心の触れ合いが求められますが、大人になると「時間の構造化」という生きがいの欲求が生じてきます。――といっても、生きがいなんて、とんでもない。生活するのに精一杯で、そんなこと考えている余裕はないわ、という方も多分にいらっしゃると思いますが、(そんなことないかな(^_^.)?)。

本当にそうですか?

心の奥底で、仕事や家庭に、何より人生そのものにおいて、「あぁ、いつまでわたしはこんな風に生きていかなければならないの?」とか「わたしの人生は、こんなはずじゃなかったのに」と後悔や悲しみの念を抱くことはあるでしょう?

これが生きがい欲求です。

なぜ自分の人生を全面肯定できないのか。それは人生に生きがいを求めているからです。今のあなたが生きがいを感じていないから、不満でいっぱいなのです。

交流分析の創始者バーン博士は、人間は退屈ということに耐えられず、次の6つの方法で構造化される(生きがい欲求の形式化)といっています。

1 引きこもり

2 儀礼

3 暇つぶし

4活動

5心理的ゲーム

6親密な交わり

時間の構造化は、「ストロークを受け取ったり、与えたり、あるいは避けたりする過程」であり、1→6へいくに従って、ストロークの密度は濃くなります。

わたしがこの中でもっとも面白いと感じたのは、「ゲーム」です。

ゲームといっても、テレビやスマートフォンで行うゲームではありませんよ。パターン化された人との関わり方のひとつで、歪んだ性格の持ち主が行うやり口のことです。

ゲームを演じる人は性格形成過程において歪みを生じているんですね。例をあげますと、男なんてみんなケダモノよ! という女性がいたとします。彼女はこれを証明するためにあらゆる男性を誘惑します。そして男性が誘いに応じると、「やっぱり男なんてみんな身体が目当てなのね」と肘鉄をくらわします。彼女は「男はケダモノ」を証明するために男性を誘うのです。そして乗ってきたら断るということを繰り返します。なぜなら、これは彼女のゲームだから。

これは極端な例ですが、わたしたちは案外、人との関わり方にある法則を持っていて、同じようなパターンを繰り返していたりするものです。もちろん、問題がなければそのままでいいのですが、問題を抱えたゲームを楽しむ人はこの歪んだ構造を修正しないと、人間関係に亀裂をもたらし、やがて破綻を迎えます。まずは自分の行動パターンを分析して、問題がないかどうかを確認してみるといいですね。

とはいえ。確認とはどうすればいいのかといえば、自分の頭に浮かぶ最近受けたあるいは記憶に残るストロークをグラフにして、分析するのです。すると自分の行動と思考のパターンに気づきます。ちなみにわたしは自己分析で「とばっちり」を受けやすタイプでした。

簡単に説明しますと、わたしは何となく気の毒に見える人がいると、同情して、何かしてあげようとするんですね。でも、感謝されればうれしいけれど、何かしてあげても感謝どころかくってかかってきたり、それどころか、怒り出す人もいて、とんだ目にあった、ということがありました。でも、こういうことって、一度だけじゃない。ということは、何か問題があるわけで、感謝されなかった時点でもう手を引くか、あるいは変に同情しないとか。気をつけるべき点が見つかるわけです。

自分のこういう傾向を知っておくと、また気の毒な人が来た時に気をつけようという心構えができます。同じ負の連鎖を繰り返さないようにと自分で喚起できるのです。

簡単にですが、以上がストロークについてです。

次回は「ディスカウント」についてお話します。長文を読んでくださり、ありがとうございました。

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