無料ブログはココログ

« ソーホーのバイト | トップページ | 新しい登校スタイル »

ご近所のいじめ問題

近所に住む小学生の男の子のお話です。

そもそも、この話を聞くこととなったのは、先月にあった町内パトロールの待ち合わせ場所に向かう途中、つまりわたしが一人で歩いている最中に、公園の地面に寝かされて首を絞められているA君を見かけたことがきっかけでした。もちろん、声をかけて二人を引き離してから立ち去ったのですが、その後に残された二人の様子がおかしかったので、どうしようかと思い、その後、ご近所の人たちにこの話を持ちかけてみました。ところが、ご近所さんたちはA君のママとは最近会わないし、A君は見かけても、話しかけてこないからねえ。わからないなぁ、といわれてしまい、しばらく保留になっていました。そして、先週たまたまA君のママと道端でバッタリお会いしたので、公園での出来事を話して、その際にいじめられている、という話を聞いた次第。

いじめをしたとされているのは、B君だそう。

わたしにはどうしようもない。A君のママいわく、一応、謝ってもらったし、担任の先生やスクールカウンセラーの先生とも相談して、本人が行きたくないと言っているのなら、無理に通わせなくていい、といわれたそうで、今月からしばらく学校をお休みしているのだとか。

A君はリュックを背負って塾に通う姿はちょこちょこ見かけていたので、学校に行っていないという話には驚かされた。とてもそんな風に見えなかったのだ。それに、家に友達も遊びに来ていたみたいだったので、「あれ?」って感じだったんだけど、どうも遊びに来ていた友達は、放課後他に行くところがなくて、おやつを食べたりゲームをしたりするのにちょうどいい、的な感じで利用されているだけなんだとか。

「うちの子はいつもそうなのよ。友達っていったって、仲がいいわけじゃないのよ」

このセリフには、わたしは「あぁ」とうなずけるものがあって、納得した。

今って、働いている親が多いから、子どもが家に帰ってきても、親がいない家庭は一定数いる。放課後、15時とか16時頃に家に帰ってきた子どもたちは、だいたい親が帰宅する18時~19時頃まで、一人か二人きりで留守番している。もちろん、子どもだけで。都合よく近所に実家を持つ共働き家庭ばかりではないから、当然といえば当然のことだけれど。

――そんな状況だから、おやつを食べさせてくれたり、いさせてもらえる友達の家って、きっと便利だし、ありがたいんだろうね。わかるけど、これには大きな問題がある。

というのも、ママが強く「友達を連れてきちゃ、ダメ!」って言える親でないと、こういう子の家は溜まり場として常に利用されてしまうのだ。

うちも何回か利用されたことがあって、多少ならまぁいいか、で済まされるんだけど。

持ちつ持たれつならぬ、ひたすら、持ちつ持ちつ持ちつと世話ばかり任され続けると、次第に疲れてきて、重くなってくる。その家の親も、自分の家の子どもがよそで世話になっていても、自分は他人の家の子の面倒を見る余裕はない人間だからと開き直って、世話を頼んでばかりになっていく。

気の毒といえば、気の毒な子だし、親もある意味可哀想な人たちだけれど、そこまで「いい人」にはなれないので、やがて、子どもには外で遊びなさい、それが無理なら、家につれてきちゃダメ、と厳しく言い聞かせるようになる。

けれども、そうやって、きっぱり言える親でないと、Aさんのように、利用される状況が続いてしまう。そして、精神的・肉体的・またおやつ代などの負担も増えていく。まぁ、利用されてもいいやとか、お役に立てれば……などという素晴らしい人格者であるのなら、それでもいいのだろうけれど、今回の場合に限っては、散々世話になった挙句に、その家の子に嫉妬して、いじめに発展しちゃうんだものね。もちろん、その子のキャラクターにもよるんだろうけど、気が弱いママの子も気が弱くて……なんて、ありがちだから、やられちゃったんだろうな。

交流分析で紹介した人付き合いの改善練習でもしてあげたい気がしたけれど、ご近所の人にいきなり交流分析の話なんてできない。

Aさんは、「ただ、もう今は逃げるしかなくて。このまま地元の中学に入るとまたいじめっ子たちと顔を合わせるだろうから、私立の中学に行かせるつもりなんだ」という。――とはいえ、ずっと休んでいるといろいろと言われちゃうので、学校を行ったり行かなかったりを繰り返しているそうだ。

他に方法はないのか? って気もするけれど、パパもいい学校に入って見返してやれ、って感じらしい。それはそれで勉強に張り合いはできるけど……。

だけど、他に解決策はないのだろうか? いじめの話を聞く機会はあるけれども、どこもやっぱり、謝っておしまいのパターンばかりで、その後子どもたちの様子が改善したとか、変わったという話はきかないから、大概は放っておくだけなのかなぁ。結局、いじめが発覚しても、子どもたちの力関係が変わるわけじゃないから、先生も親も何もできず、ただ黙って見ているしかないのだろうか。

人間だから、いじめも起きるし、いじめられっ子もいて当たり前だけど、見ているだけって、どうなんだろう。仕方がないのか……? と思いつつも、考えてしまった。

« ソーホーのバイト | トップページ | 新しい登校スタイル »

日記・コラム・つぶやき 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108218/60518513

この記事へのトラックバック一覧です: ご近所のいじめ問題:

« ソーホーのバイト | トップページ | 新しい登校スタイル »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック