システム思考④
システム思考の四つ目のポイントは「身近なところからの積上げでものを見ることはしないということ」。
1本1本の木を見て、数をかぞえてからでないと、森を論じることをしないというのが積上げ志向であり、経験主義です。「経験の積重ね」はたいせつなことですが、それにとらわれて、その経験の範囲でしかものを見ないのであれば、環境変化の先取り思考は不可能です。積上げ志向は、動向論的、単純投射思考と同じことになります。環境情報を敏感にキャッチし、大局的見地から全体目標をたて、それを各部分へ副次的に割り当て、機能分化、役割分担させてゆくことが大事なのです。
『問題構造学入門』より


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