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2011年9月18日 - 2011年9月24日の5件の記事

ローカリゼーションの動き

具体的なローカリゼーションの動きの代表例として、以下のような動きがあります。

1.企業と銀行
BALLEという団体の活動では、地元企業の団結が進められ、地域の価値観に基づいた経済が作られ始めています。小規模ビジネスとローカル経済は、公平で持続可能な富を生むことができます。

2.ローカルフーズ
ファーマーズマーケットや生産者協同組合、地域支援型農業、パーマカルチャー、都市農園などの食にまつわる多くの活動が始まっています。地域に根ざした小規模農業は、多くの雇用と豊富な生産量を生み出せます。

3.エネルギー
風力発電や太陽電池などの再生可能エネルギーを利用すれば、必要なエネルギーが確保できます。それらを開発する仕事は、旧来のエネルギー産業が生む雇用よりも多いため、地域社会を守ることにつながります。

4.アイデンティティと地域の知恵
子どもの学びの場である地域社会の結束を見直せば、子どもたちにロールモデルを示すことができます。大切な信念や価値観に触れることは自尊心や敬意を育て、地域のつながりや人と自然とのつながりを強めます。

5.世界のローカリゼーション
デトロイトの都市菜園や、イギリス・トットネス発祥のトラジッション・タウン、埼玉県小川町のごみのリサイクル活動など、持続可能な暮らしを目指すコミュニティが世界中で生まれています。


映画『幸せの経済学』のパンフレットより引用
 

グローバル経済に対して、どうしたらよいのか

現在進行しているグローバル経済の課題を、不都合な真実として8つ、映画『幸せの経済学』のパンフレットから紹介しましたが…
それでは私たちはどうしたら良いのでしょうか。
そのひとつの答えが「ローカリゼーション」です。

ここで再度
、『幸せの経済学』のパンフレットから引用させていただきます。

ローカリゼーションとは…
多国籍企業や大手銀行を地域財政から排除すること。
地域が求める商品の生産を高め、輸出への依存を減らすこと。
(国際的な孤立・保護主義・貿易の廃止とは異なる)

これまでの経済モデルであるグローバリゼーションの代替モデルとして提案しているのがローカリゼーションです。
ローカリゼーションとは、人と自然との距離を短くすることです。人間的な規模での経済であれば、自分の選択が及ぼす影響を直に感じることができるのです。生産者や消費者としての自分たちの行動によってどんな結果が生み出されるのかがわかれば、人々の行為がより道徳的になります。そして、地域に根ざした暮らしによって文化や生態系を大切にして、人と人とのつながりを再構築することができます。
ローカリゼーションとは、幸せになるための経済学なのです。

大切なのは、地球の自然環境を守るだけではなく、人類の幸福感も取り戻す方向に進むということです。


グローバル経済の8つの不都合な真実

引き続き、映画『幸せの経済学』のパンフレットから「グローバル経済の8つの不都合な真実」を紹介します。
以下引用。

1.人を不幸にする。
 欧米で増加している、うつ病。物質的な豊かさだけで人は幸せになれないことを、アメリカの世論調査が示しています。その調査では、「非常に幸福」と答えた人の数は1956年以降、年々減少中。

2.不安を生み出す。
 企業は人々に最新の商品購入を促します。その消費行動からはねたみと差別化が生じ、つながりや愛は生まれません。「アメリカへの価値観を模倣している」とリチャード・ハインバーグは指摘しています。

3.自然資源を消費する。
 消費主義を推し進めると、生態系が破壊され自然資源は限界に達します。しかし、現状の経済システムはより多くの消費を人々に促し続けています。これ以上工業化が進むと食糧難や飢餓を招き、人類滅亡の危険性も。

4.気候を激変させる。
 不透明な補助金やゆがんだ規制によって、遠方の品物が近くの品物より安いことが多々あります。アメリカでは、同じ品目の輸入量と輸出量がほぼ同量になるという現象が起き、環境破壊が進んでいます。

5.生活を破綻させる。
 現状のグローバル経済は、失業者を生み出しています。特に小規模農民は、現在の開発モデルが都市化を促進しているため、農地での仕事量が減少。インドでは10万人の農民が自殺に追い込まれています。

6.対立を生む。
 貧富の差を生じさせるグローバリゼーションは、選択肢のない人々を追い込みます。結果、テロリズムが生まれるのです。ラダックでは、かつて共存していた仏教徒とイスラム教徒の争いが生まれました。

7.大企業へのばらまきである。
 例えば政府の援助なしに、原子力発電の開発はできません。多額な税金が企業に投入されているのです。また、中小企業にとって不公平で負担のかかる規制緩和が世界レベルで急速に進展しています。

8.誤った会計の上に成り立つ
 社会はGDPを成長させようと必死になり、豊かさをGDPで測っています。石油の流出や水質汚染、戦争の発生、ガンの増加などでGDP値が上がるのです。現在の経済成長や人間の活動は限界を超えています。


グローバリゼーションとは?

映画『幸せの経済学』のパンフレットに、「グローバリゼーション」の定義と内容が書いてありましたので、紹介します。映画もおすすめです。
以下引用。

グローバリゼーションとは…
世界的な事業展開のために、規制緩和すること。
多国籍企業が市場を独占すること。

産業革命以後、私たちはGDPで測る経済成長が、人間の幸せにつながると信じてきました。実際には
GDPは万能ではなく、環境汚染の対策費や、戦争で使われる戦費などもGDPを押し上げます。消費がGDPを押し上げるので、自宅で花を育てるよりも、花を買うほうがいいのです。人と人が支えあうボランティア活動や物の交換はGDPに換算されません。GDPで測られているのは「商業化」であり、人間の幸せではないと理解しなければなりません。

GDPを押し上げるため、世界各国の政府より、より大規模な経済が推奨され、大量消費、大量生産体制が拡大しています。その結果、資源が大量に浪費され、地球環境破壊の進行や、生物多様性の喪失につながっています。そして、工業化、効率化により働き手は少なくて済むようになり、富める人が生まれる一方で、機械のように働かなければならない労働者や大量の失業者を生み出しているのです。

ここまで引用。

このようなグローバリゼーションや経済重視の生活に嫌気をさして、田舎で農業をはじめたりする人も出てきています。最近の農業希望者は二極化していて、定年退職者と30歳代の人たちです。定年退職者の人は今までできなかったので、これからは農業(自分の食べるもの程度は作りたい)をしたいという声が多いです。30歳代の人は「今の生活でいいのかな」という疑問から、会社を退職して始める方が多いようです。とは言え、まだまだこのように行動できている人は少ないです。
潜在的にはもっとたくさんの人たちが、農業などの第1次産業に従事したい人はいると感じます。それができない最大の理由は、収入です。今、円高対策や産業の空洞化対策で、税金が投入されようとしていますが、そのようなものに資金を落としても、幸せになる人がどれだけいるのか…。とりあえず現状を維持して、息を延ばせば良いという考え方は、もう終わりにしたいものです。
「何のために生きるのか」「幸せのとは何か」を改めて考えた上での、政策が期待されます。
従来の経済成長至上主義の体制に疑問を感じます。急な社会の変更は混乱を招きますが、まずは個人的には格差社会の拡大等の背景からも、最低所得と最高所得の設定をするべきではないかと思います。最低賃金は法律で決まっていますが、これで生活できる人はなかなかいないと思いますので、きちんと生活できる水準に設定することが必要だと思います。また一方で、最高所得の設定も必要でしょう。行き過ぎた経済活動や浪費の抑制と、社会的資源の平等な消費にあたっても必要かと思います。
私たちは、日々を忙しくさせられる・することによって、社会経済の仕組みを見えないよう・みないようにしています。立ち止まって、自分の仕事を振り返って、疑問を感じるところを少しずつ変更したり、話し合ったりすることが大切なのではないでしょうか。未来のために。

(おなけん)


おすすめ本

最近読んだ本の中で、おすすめ本を紹介しました。左のサイトでバーに、「是非読んでいただきたい本」に挙げてみましたので、図書館で借りたりして読んでいただきたいです。
特に一番最初にある『脱成長の道』は読んでいただきたいです。この本をベースにして、みなさんと話し合いなどができればいいなと思っています。
今のままの経済成長や拝金主義的な世相は、今の大人たちだけでなく、未来の子供たちにまで、望ましくない未来を残しそうです。
次世代にも残したい社会づくりをしていくことが、一つの使命かと思います。大きなことではなく、自分の生活スタイルを自分の望ましいものに変えたり、仲間づくりを通じて、少しでも変化が起こせればと考えています。それがやがて大きな力にもなると…。
学び、考え、行動すると。
みんなですれば何とかなるのではないかと、感じています。
そのための一歩として、先に挙げた本などを読み、みんなで考える場を作っていきたいと思っています。
是非一読された方は、ご連絡ください。考える場を設定したいと思います。

そして、みんなで「行動」。


(おなけん)


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