「豊かな社会」とは
宇沢弘文『社会的共通資本』より、「豊かな社会」のための基本的諸条件を紹介したい。
(1)美しい、ゆたかな自然環境が安定的、持続的に維持されている。
(2)快適で、清潔な生活を営むことができるような住居と生活的、文化的環境が用意されている。
(3)すべての子どもたちが、それぞれのもっている多様な資質と能力をできるだけ伸ばし、発展させ、調和のとれた社会的人間として成長しうる学校教育制度が用意されている。
(4)疾病、障害にさいして、そのときどきにおける最高水準の医療サービスを受けることができる。
(5)さまざまな希少資源が、以上の目的を達成するためにもっとも効率的、かつ衡平に配分されるような経済的、社会的制度が整備されている。
話はそれますが、震災復興にあたってもこのような判断基準のようなものがあるといいな、と感じています。このようなものがあれば、何を優先すべきなのか、何に取り組むべきなのかが、わかるのではないでしょうか。今の現状は、各省庁の予算取りで、全体的にどのような方向に進むのかが見えない状況です。そこに民間やNPO等の資本が投入され、各地域のグランドデザインはどうなっているのか…。
(おなけん)
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