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2010年6月13日 - 2010年6月19日の2件の記事

おススメ本『モモ』

久しぶりに楽しくて、おもしろい本に出会いました。

ミヒャエル・エンデの『モ モ』です。

小さい頃に読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、大人の人にもぜひ読んでいただきたい児童書です。

主人公のモモは「傾聴」ができる、一種のカウンセラーのような役割を演じています。読者には、カウンセラーとしてのこころの持ちように気づかせてくれると思います。

ストーリーは「時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」という単純なものですが、文中のいたるところに「ハッ」と気づかせるものや考えさせる部分があります。

例えば、
「ベッポの考えでは、世のなかの不幸というのものはすべて、みんながやたらとうそをつくことから生まれている、それもわざとついたうそばかりではない、せっかちすぎたり、正しくものを見きわめずにうっかり口にしたりするうそのせいなのだ、というのです」

つぎは少し長いですが、私の好きなセンテンスです。道路掃除のベッポが長い道路の清掃を受けもったときの話です。

「とっても長い道路をうけもったことがあるんだ。おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう」

「そこでせかせかと働きだす。どんどんスピードをあげてゆく。ときどき目をあげて見るんだが、いつ見てものこりの道路はちっともへっていない。だからもっとすごいいきおいで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息がきれて、動けなくなってしまう。道路はまだのこっているのにな。こういうやり方は、いかんのだ」

「いちど道路ぜんぶのことをかんがえてはいかん、わかるかな? つぎの一歩のことだけ、つぎの一呼吸のことだけ、つぎの一掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな」

「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃぁだめなんだ」

「ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息もきれていない」

「これがだいじなんだ」

こんなのんびりと充実した生活を送っている彼らに、「灰色の男たち」が、彼らに気づかれずに「時間は貴重だ-むだにするな!」「時は金なり-節約せよ!」という信念を植えつけていきます。そして、経済的には効率・合理的な社会が築かれていきます。つまり、親が子どもの相手をすること、花をめでること、人を思いやること等々、経済的には無価値なことに目を向けなくなっていきます。のんびりと過ごしていた人々が、あくせくと働く人々に変わった姿の描写は、身近に感じ、恐くもありました。

モモの純粋なこころと活躍を、読んでいただきたいと思います。

(おなけん)

恐山

日本三大霊山のひとつ、恐山に行ってきました(2つは、高野山、比叡山)。
恐山に着くなり、硫黄のにおいが襲ってきます。入り口では入山料を支払って、中に入ります。


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一種独特の雰囲気で、いたるところから硫黄を含んだ湯気が噴出しているのも、不思議な感じでした。

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(おなけん)

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