雇用者の格差の拡大は非正規雇用者の増加によるもの
○雇用者の格差拡大について、非正規雇用に注目してみると、100万円近傍から300万円近傍の非正規雇用者の増加が大きく、こうした動きが中位数よりも低い層の増加をもたらすことで、雇用者全体の格差を拡大させている。
○バブル崩壊以降、コスト抑制志向が強まり、平均賃金の低下や格差の拡大を伴いながら、所得、消費の成長力が損なわれ、さらには、労働生産性停滞分野で不安定就業を用いる傾向が強まるなど、産業発展の可能性が狭められることとなった。
(『平成22年版 労働経済白書』より)
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