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迷える子羊

先日、ブログを読んでいただいている方から、最近の私の記述を見て、「迷える子羊(?)」のよう、というメールをいただきました。そのとおりで笑ってしまいました(^^)

自分は何をしたら良いのか。何をすべきなのか。

そんなことが良く頭に浮かびます。そして、ふと、キルケゴールの3つの実存を思い出しました。

実存主義の提唱者といわれているキルケゴールは、実存について3つの段階を展開しています(「実存」とは、自己の本来のあり方・かけがえのない存在のことであり、「今ここ」に生きる「この」私のことです)。

第1段階は、「美的実存」で、享楽(欲望・本能)を求める段階です。求めても、最終的にはかなうことのないことで、倦怠と絶望を感じます。この感じ方は人それぞれですが、享楽だけを求め続ける人はいないといえます。

この絶望を乗り越えるために、次の第2段階に進みます。これは「倫理的実存」で、精神的な愛情のように、他者への思いやりや義務を徹底しようとする段階です。これも最初は良いのですが、だんだんとすべての他者を思いやることはできないし、自分の力に絶望を感じます。

そんななかで次の第3段階である「宗教的実存」に進みます。信仰によって、本来の自己を回復し、絶望を乗り越えることができるというものです。

今の自分に置き換えてみると、第2段階で行き詰ってる感じです。自分の限界もあるし、理想を言ったところでどうにもならない、自分は何ができるのか…。キルケゴールは次に信仰を挙げていますが、私はそういう方向にはいかないと思います。だから辛いのかもしれませんが^_^; 自分のできることを考えたいと思います。

で、そんなときに何気なくとった本にあった宮沢賢治の言葉が目を引きました。

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(『農民芸術概論綱要』)


(おなけん)

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