無料ブログはココログ

« 神様はどこか? | トップページ | 口中調味。 »

週刊誌のコラムで・1

私が毎週購入している週刊誌(電車内の中吊り広告に駄洒落が書いてある週刊誌です)に、内田 樹氏のコラムが隔週掲載されています。その内田氏のコラムが今週は掲載されていて、それを読んでみたら大変興味深い内容だったので、2週にわたって書かせていただきます。

まず引用させていただきますが、コラムの内容は今春、大学へ入学した新入生に対して、学生生活についての基本的な心得を伝えたことです。

その心得とはひと言で言えば「できるだけ長い時間をキャンパスで過ごすように」と言うことであり、背景として二つの心得があるのですが、一つは「単位を取り過ぎないことが必要である」ことです。1時間の課業について2時間の予復習をすることが想定されていて、1単位を修得するのには課業1時間と予復習2時間の合計3時間に15週を乗じた時間が必要であると言っています。

内田氏は、これを必ずしも空語とは思っていないとコラムに書かれていて、その理由として、1時間の授業が身につくためにはその倍の時間が必要であると言うのは経験に照らして正しい。それは食事の前に手を洗い、ご飯を食べた後は食休みをするのと似ている。知識が全身にゆきわたるには前後にそれだけの物理的な時間が必要なのであると述べています。

私がなぜ、これを大変興味深いと感じたのか。それは脳を活性化させるためには必ずウォーミングアップが必要であり、その後は充分な睡眠等が必要であると、以前、脳に関することを書かせていただいたことと同じだったのが大変興味深いと感じた理由なのです。

スポーツも最大限のパフォーマンスを発揮、維持させるために準備体操やクールダウンが必要であるのと同じで、脳も知識も、もしかして全てに当てはまることかもしれませんが、全身にゆきわたらせて活性化や身につくまでは物理的な時間がとても必要であると感じます。

「単位を取り過ぎないことが必要である」心得の私見ですが、きっと単位を取り過ぎてしまうと勉強と言う物理的な時間が足らなくなり、単位修得と言うものが目的に変化して充分に知識を全身にゆきわたらせることができなくなる。その結果、何ひとつ知識が身につかないまま大学を卒業してしまうのは、将来を見据えて考えれば大変残念であると言いたいのかなと感じます。

つまり、過ぎたるは猶及ばざるが如しと言ったところでしょうか。

(大)

« 神様はどこか? | トップページ | 口中調味。 »

日記・コラム・つぶやき 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 神様はどこか? | トップページ | 口中調味。 »