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2007年5月27日 - 2007年6月2日の4件の記事

『人の話を「聴く」技術』を読んで

人の話を「聴く」技術』を読みました。メンタルケア協会の精神対話士の聴く技術です。内容は、精神対話士に限らず、カウンセラーや普通の人が心得ておくべきことが書かれている良い本だと思います。少し勉強された方には、くどい感じがするかもしれませんが、初めての方には良い本ですので、ご一読をお奨めいたします。

最近、聴く・聞く関係の本が多いのですが、どれもこれもといった感じです。なかには売名のために書かれたものもあり、ガッカリします。迷われたら当書、あるいは『心の対話者』を読むのが良いのではないかと思います。往々にして、装丁が華やかなものは、やはり内容もちゃらちゃらしたものになっていますので、ご注意ください。

最後に『人の話を「聴く」技術』から心に残った個所を引用させていただきます。

世界一有名な看護婦、フローレンス・ナイチンゲールは、病やケガで苦しむ患者が夜に孤独感を募らすことがないよう、病床の夜回りを欠かさず、「ランプの貴婦人」と呼ばれたそうです。「たった一人でもいいから、なんでも自分の思っていることを率直に話せる相手がいてくれたら、どんなにありがたいことだろう」という言葉を彼女は残しています。
寄り添ってくれる人が一人いれば、孤独ではありませんし、絶望もしません。希望があれば、命の火は燃え続けます。対話をするときは、どうかナイチンゲールの言葉を思い出して、大切な人の心を照らすランプのような存在になってあげてください。


(おなけん)

 

『警告!』を読んで

現実療法のウイリアム・グラッサーの著書警告!』を読み終わりました。

フォーカスグループでの会話例を用いながら、とても読みやすく、わかりやすく書かれている本だと思いました。グラッサーの選択理論を理解することができた気がします。

薬物の効果が確認されていないことと、それに依存することの危うさにも触れています。私の記憶に残ったのは、薬物療法に対する以下の文章でした。

個人的成長を捨て理解することを止め、情緒的な薬を選ぶように患者にを励ますことは、絶望の哲学であることから離れたとしても、情緒的な惨事を招く処方である。そこにあるのは、統制ではなく無力、自主ではなく依存、そして自己発見ではなく吟味されていない人生があるばかりである。

カウンセリングにおいては、クライエントがカウンセラーに依存せず、自身で解決することを促します。しかし、薬物はそれに依存することを促します。私は、先の引用文を読んで「はっ」とさせられました。自己の成長力の発揮を促すカウンセラーが、薬物を主とする対応には、問題があるのではないかということを。

薬には何らかの副作用があります。とくに倦怠感や眠気があり、この状態で自己成長力を発揮するのは、健常者ですら困難であるといえます。薬によって寛解を遅らせているのではないかと感じさせられました。このあたりのことは、他の書物等でもっと勉強していきたいと思います。

 

(おなけん)

家族の支え

土日や夜間も、最近は留守にすることが多くなってきました。家族、特に家内には感謝しています。昨日も「僕がいろいろできるのは、君がいるからだ」と、そして「ありがとう」と伝えました。
それで現状が変わるわけではないのですが、感謝の気持ちだけは伝えたくて…
子供たちにも遅くなる理由などをきちんと伝えています。きちんとは理解できていないようですが、「わかった。今度早く帰ってきたら一緒に遊ぼうね」と言ってくれます。
今の自分は、このような家族に大きく支えられているな、と感じています。そして、感謝しています。

(おなけん)

『警告!』を読みはじめて

警告!』を読み始めました。現実療法のウイリアム・グラッサーの著書です。副題は「あなたの精神の健康を損なうおそれがありますので精神科には注意しましょう」です。
序文から、精神科医の位置づけ、行動パターンが記されていて、考えさせれるものでした。知らず知らずのうちに、いくつかの病気のパターンに人を押し付けてしまっていることに気づかされました。事例性を重視しなければと思いながら、つい疾病性に目が向いてしまいがちです。ひとりひとりは違うということを想いながら、つい思考と行動は画一化しようとしてしまいます。注意が必要です。
それと、最近は脳の解明が進み、つい精神疾患は脳内伝達物質の問題と捕らえがちですが、それに傾注するのは危険だということも再確認できました。つい、薬物療法を中心に、と考えてしまいますが、この点も再考の必要性を感じました。
私たちは、つい油断すると、多数の人が言っていることが正しいと思ってしまいます。この点は常に自戒すべき点であると、改めて気づかされました。
みなさんにもご一読をお勧めいたします。
なお、当書を私に紹介してくださった方に、勉強会の依頼をいたしました。快く引き受けていただき、8月26日(日)に、グラッサーの「選択理論」の勉強会を開催いたします。場所等は決まり次第、お知らせいたします。

(おなけん)

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