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イントロジェクション(取り入れ)②

この破壊と消化という作用をともなう同化による成長の過程は、生理的には容易に理解することができる。
人間が成長し、生命を維持できるのは、丸ごと飲み込んだ食物によるのではなくて、歯で噛みくだくこと(破壊の過程)と、その噛みくだかれた食物を消化することによっているのである。
そうして身体に入った食物は、適切に消化され、また同化されて、身体の一部になる。

しかし、自らが欲するからではなく、無理やり食べなければならないからと丸ごと飲み込まれた食物は、食道の奥へと押し込まれはするが、胃に重くもたれることになる。
それは不快感をともない、吐き出して身体から取り除きたいという気持ちにさせる。
仮にそうしないで、不快感やむかつき、吐き出してしまいたい欲求を抑え込もうとするなら、苦しみながらも何とか消化してしまうか、あるいは中毒症状を引き起こしてしまうかのいずれかになる。

このような異質な、いわば添加物がパーソナリティに加えられる心理的過程をイントロジェクション(取り入れ)と呼んでいる。


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