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『ゲシュタルト療法』

最近、カウンセリングの中でエンプティ・チェアやホットシートなど、ゲシュタルト療法の技法を使用することがあります。
が、論理的根拠などは不勉強なので、この機会に『ゲシュタルト療法』を読んでみようかと思います。少しずつ内容を紹介していきたいと思います。

まずは、「序説」から…

現代人は、総じて、バイタリティに欠けていると言わざるを得ない。
それは、ただちに日常生活に支障をきたすほどの深刻な問題にはなっていないけれども、そうかといって、現代人は真に創造的に生きているかといえば、そうでもない。
むしろ、たえず不安が先行し、挙句の果てには引っ込み思案になってしまっている。
我々の外界を見渡せば、現代ほど人生を豊かに、有意義に過ごす機会に恵まれている時代はないといえよう。それにもかかわらず、現代人は自分で何をしたいのか分からず、したがって分からないものをどう手に入れたらよいのかについてはなおさら見当がつかない。

本書は1973年に出版されたもので、著者パールズの死後に世に送り出されたものです。邦訳は1990年です。
序説の1節はいかがでしょうか。今の時代にも通じるといいますか、現在までも引きずっている問題といえます。何をしたいかわからず見当がつかないので、共通価値である「貨幣」に意識が集中しているともいえます。そして、声の大きい人、態度の大きい人が前面に出て、世の中を先導しています。色々なことを真剣に考えている人はたくさんいます。ぜひ、その人たちが「引っ込み思案」にならずに、一声、一行動をして欲しいです。そのためにも、自分を愛し、不平・不満に我慢するのではなく、一歩踏み出しましょう。そのための苦痛と責任は伴いますが、不安は減じるはずです。

それと、カウンセリング等の勉強・研究をされている人たちへの警告と感じられる一文が記されている。

人間行動を理解することが、ただ単に理解のための理解であれば、それは面白い知的グームとなり、楽しく、時には暇つぶしにはなっても、人生を意義あるものにするためにどう過ごすかということとは、必ずしも関わりのないことである。

プラグマティズム的発想というか、自慰的な思考はそろそろやめて、どう活かせるか、役立てることができるかを考えることを意識する必要があるといえます。その上で、学んでいく姿勢が必要なのではないでしょうか。

(おなけん)

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