『警告!』を読んで
現実療法のウイリアム・グラッサーの著書『警告!』を読み終わりました。
フォーカスグループでの会話例を用いながら、とても読みやすく、わかりやすく書かれている本だと思いました。グラッサーの選択理論を理解することができた気がします。
薬物の効果が確認されていないことと、それに依存することの危うさにも触れています。私の記憶に残ったのは、薬物療法に対する以下の文章でした。
個人的成長を捨て理解することを止め、情緒的な薬を選ぶように患者にを励ますことは、絶望の哲学であることから離れたとしても、情緒的な惨事を招く処方である。そこにあるのは、統制ではなく無力、自主ではなく依存、そして自己発見ではなく吟味されていない人生があるばかりである。
カウンセリングにおいては、クライエントがカウンセラーに依存せず、自身で解決することを促します。しかし、薬物はそれに依存することを促します。私は、先の引用文を読んで「はっ」とさせられました。自己の成長力の発揮を促すカウンセラーが、薬物を主とする対応には、問題があるのではないかということを。
薬には何らかの副作用があります。とくに倦怠感や眠気があり、この状態で自己成長力を発揮するのは、健常者ですら困難であるといえます。薬によって寛解を遅らせているのではないかと感じさせられました。このあたりのことは、他の書物等でもっと勉強していきたいと思います。
(おなけん)
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