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2006年4月23日 - 2006年4月29日の7件の記事

かかわり技法の構成

ヘルパーのかかわり技法によって、ヘルピーの「参入」を促すわけですが、この技法は次のような構成になっています。

①かかわりへの準備→②親身なかかわわり→③観察→④傾聴⇒ヘルピーの参入

そして、各段階はさらに細分化されます。

①かかわりへの準備(ヘルピーの心の準備→環境の整備→ヘルパー自身の準備)
親身なかかわわり(正対→相手への前傾姿勢→視線の交差)
③観察(身なりと行動の観察→エネルギー、感情の起伏、理解の程度の推察)
④傾聴(傾聴理由の自覚→個人的評価の留保→ヘルピーおよび事柄への焦点合わせ→表現の想起→中心テーマの想起)

このようなかかわり技法は、ヘルピーの自己探索を促進する基礎にもなっていくので、とても大切な技法といえます。しっかり身につける必要があるのです。

(ライフサポート・サークル おなけん)

かかわり技法

かかわり技法とは、ヘルピーを援助の過程に参加させるために必要な「かかわり」についての技法です。

かかわり技法を考えるにあたって、以下の質問がカーカフによって挙げられています。実に的をえた質問で、一考する価値があると思います。

・あなたは、誰かが、本当にあなたに関心を持っているかを、どうやって知りますか?
・あなたは、誰かが、あなたに、今、注意を向けていると、どうやって知りますか?
・あなたは、他の人たちを眺めることで、彼らについて、何を知ることができますか?
・あなたは、誰かが、本当にあなたに耳を傾けていると、どうやって知りますか?


(ライフサポート・サークル おなけん)

ヘルパーの役割

ヘルパー(援助者)の援助的人間関係技法は、ヘルピー(被援助者)の内面的成長を援助する役目を担っています。この技法によって、私たちは他の人たちの経験とかかわり、相手の内面的成長を援助することができるのです。

援助的人間関係技法の基本は、
①物事をヘルピーの観点を通して捉えること、

②ヘルピーが問題としている経験に的確に応答すること、
③問題と目標を意識化すること、
④問題解決と目標達成のための、具体的行動の方向を手ほどきすること、
という一連の流れにある。

これを技法と関連させると、①は「かかわり技法」、②は「応答技法」、③は「意識化技法」、④は「手ほどき技法」となります。そして、最後にヘルピーの行動の結果に関する情報を集め、整理して伝えるという「フィードバック」があります。

援助的人間関係技法の骨子は、ヘルパーが、ヘルピーの思考の枠組みにかかわり、ヘルピーの内面的成長の過程にたずさわることである。これがヘルピーの成長と発展に結びつくのである。ヘルパーは、自分の用いたこの援助的人間関係技法を、やがてヘルピーにも教えたいと思うようになるであろう。というのはその技法を用いて、ヘルピー自身が有意義な人生を送れるようになるからである。人びとが相互に依存し合いながら、目まぐるしく変化する現代を生き抜き、学び、成長していくためには、誰もが援助的人間関係技法と内面的成長技法の両技法を必要とすると言えよう。

(ライフサポート・サークル なおけん)

ヘルピーの役割

すべての援助の基礎となるのは、ヘルピーの内面的成長技法です。これは、ヘルピーが自分の内面に目を向け、自分に関連する問題を解決することです。
この内面的成長技法には、自分の経験を検討し、自分の現在地を探し求めること(経験の探索→自己探索)、内面的にこれまでとは違う行動や反応の仕方を自分の中に探し求め、目標を理解すること(目標の把握と理解→自己理解)、目標に向かって計画を立て、行動に移すこと(行動化)、というような人間にとって最も基礎的であり、基本的な技法が含まれています。つまり、援助とは、この人間の内面的成長の過程(自己探索→自己理解→行動化)を促進し、助けることであるといえます。
なお、、この前の段階として、ヘルピーは援助過程に参入することが必要です。参入とは、自分の個人的な経験を他人と分かち合う心構えができていることです。
以上が、ヘルピー役割です。

(ライフサポート・サークル おなけん)

援助過程の段階

援助の効果は、2つの要因(応答技法と行動化への手ほどき技法)から導き出されることが明らかとなってきました。しかし、これを闇雲に行ってもその効果は発現しません。
そこで、カーカフが提示したのが以下の援助過程の段階(プロセス)です。詳細については以降でみていきます。
ヘルピング法は、ヘルピーの役割(内面的成長技法)と、ヘルパーの役割(援助的人間関係技法)の関係を明らかにしながら、実際的で機能的な援助モデルを提示しています。


        事前段階   第1段階   第2段階    第3段階
ヘルパー かかわり技法  応答技法  意識化技法  手ほどき技法
           ↓  ↗    ↓        ↗   ↓   
↗   ↓ 
ヘルピー     参入     自己探索   自己理解   行動化
                   ↑

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(ライフサポート・サークル おなけん)

人間観

ヘルピング法における人間観は、「誰もが成長する潜在能力を持っている。私たちはそれ以上でもそれ以下でもないということです」ということです。

そして、この潜在能力を開花させるヘルピング法などを習得した人は、言葉で言い尽くせないほど豊かな、感動に満ちた人生を体験することを示唆しています。そして、成長する術を身に付ければ、私たちはどの方向に進出しても、また、何を企てても、望んだことを達成することができると考えられています。反対に、潜在能力を開花させる方法を習得しなかった人は、無意味な、悲劇に満ちた人生を送ることになると述べています。

少し大げさではありますが、人をヘルプし、人からヘルプされるという、ヘルピング法を習得することは、充実した人生を送る上での十分なエッセンスであると思います。そして、上述のような効果が、ヘルピング法の究極の目的といえるでしょう。

(ライフサポート・サークル おなけん)

なぜヘルピングなのか

ヘルピング(法)は、どうしてカウンセリングではなく、独自のヘルピングという概念を導入したのでしょうか。それは、以下のような理由によるからです。

ヘルピングという概念は、①従来のカウンセリングよりも広い領域をカバーするものであり、②「カウンセラーとクライエント」というように、役割を固定しない方が良いという発想に基づいています。

従来のカウンセリングはカウンセラーとクライエントの人間関係に特定されていたが、この特定された人間関係の原理と技法を一般化し、教師と生徒、ナースと患者、課長と課員、弁護士と依頼人、先輩と後輩、寮監と寮生という具合に、日常生活の中での人間関係にも役立つ援助法に組み立てなおしたことである。

しかもこのヘルピング関係はカウンセラーとクライエント関係のように固定してなく、今日は部下のヘルパーになった課長が、明日はヘルピーになって部下からワープロの扱い方を教わることである。今日はヘルパーの教師が明日はヘルピーになって生徒に「この学級はどうしたらもっとまとまるようになるだろうか」「ぼくの教え方の改善点はどこだろうか」とヘルプを仰ぐ図がカーカフにある。つまりヘルパーとヘルピーは同じ仲間同士であるとの思想である。

ヘルピング法の根底には、カウンセラー・療法家とクライエントという視点から援助を考えるのではなく、ヘルパーとヘルピーという関係(=人間的な成長を目指すチームのメンバー)という視点があるのです。

(ライフサポート・サークル おなけん)

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