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2006年3月26日 - 2006年4月1日の4件の記事

キャリア選択にあたって

キャリア(≒ライフ)デザインの描き方は各人各様でこれというものはありませんが、参考となる考え方として、シァインの「キャリア・アンカー」という考え方があります。

キャリア・アンカーとは、個人が選択を迫られたときに、その人が最も放棄したくない欲求・価値観・能力などのことです。アンカーとは錨(いかり)のことで、その人の基礎・基盤となる要因のことと理解することができます。

シャインはキャリア・アンカーとして8つ挙げています。
①専門的コンピタンス(スペシャリストとしてがんばることに価値をもつこと)
②経営管理コンピタンス(組織が円滑に機能すること、組織の期待に応えることに価値を感じること)
③安定(ゆったりとした穏やかな日々を望むこと)
④企業家的創造性(起業したり、新しいものを創造することに価値をもつこと)
⑤自立・自律
(自分の裁量で自由に律し、活動することを好むこと)
社会貢献(望ましい社会の実現、教育、福祉等を望むこと)
全体性との調和(家族と仕事、自己とのバランスを大切にすること)
チャレンジ(困難なものにも立ち向かい、やりがいや変化に価値を持つこと)

このようなキャリア・アンカーを各自が明確にすることによって、自身のキャリアの方向性を決めることに役立ちます。

(ライフサポート・サークル おなけん)

キャリア選択にあたって重要な情報

キャリア及び職業の選択にあたって重要な情報は、「親の背中」であると思います。
我々は意識・無意識のうちに親から色々な情報を得ています。生活様式や価値観など多岐にわたります。職業についても同様のことが言えると思います。
大工の父親の姿を見て大工に、ペンキ屋の息子はペンキ屋に、というように父の働く姿を見、父のようになりたくて自然とその道に入っていくという姿が昔はありました。家庭を守り、温かく家族を支える母のようになりたいというのも娘にはありました。
今はどうでしょうか。父はサラリーマンでどんな仕事をしているのか、子供は知らず、母は「お父さんのようになりたくなかったら勉強して良い大学に入りなさい」と言い、母の温かさは感じられず…という家庭の姿が少なからずあるのではないでしょうか。このような中で大きくなった子供たちはどうやって職業の選択をすれば良いのでしょうか。父の働く姿がわからず、疲れた顔をして家に帰ってくる父のようにはなりたくないという思いだけがある。「働くとはどういうことなのか」、そんな疑問が今の若者にわくのは当然のことと思います。
今就職に悩んでいる人がいたら、今からでも両親と職業について話し合ったりするのが一番の職業選択の情報であると思います。親が子供の一番の理解者で、親身になって応えてくれる人です。親は子に恥ずかしがらずに、自分のことを伝えることが必要です。
私は今、子供に自分の仕事を伝えています。楽しいことや辛いことなど。子供心に色々と感じているようです。今、幼稚園でおままごとをすることが多いようですが、父親役をやりたいと手を挙げるのはクラスで私の子だけのようです。「お父さんは何しているかわからない」「お父さんは楽しくない」というのが他の子の感想のようです。悲しい気持ちになります。
就職を決めたり、自身のキャリアをみつめるにあたって、両親からのアドバイスを今一度受けてみてはいかがですか。

(ライフサポート・サークル おなけん)

職業情報の充実

キャリアの選択、特に職業の選択時ににあたって参考にする情報は何でしょうか?

あるキャリア・コンサルタントは、充実した職業情報であると言います。現在は職業も様々で何を選んでよいかわからない状態なので、色々な職業について詳しく知らせるべきであるとのことです。そして、『13歳のハローワーク』のような本は職業選択にあたっては、とても良い本であると薦めます。

職業の選択にあたって、「職業情報が大切である」というキャリア・コンサルタントは非常に多いです。というか、大部分がこれです。

私はこのような姿勢に疑問符です。今は色々な職業の情報がないから、その情報を充実し、それを開示すれば良いという発想ですが、もしすべての職業の情報がそろったらどうでしょうか?

私なら職業は選べないと思います。やってみたいことが多すぎて、あれも、これもと考えて、結局色々な職業情報の理解だけで時間が過ぎるような気がします。そして、納得できないまま適当な職業を選択するのではないかと思います。

物事をわからなくするための手段は2つあると思います。ひとつは、情報を隠すこと、もうひとつは、情報を大量に開示すること(情報を処理できなくさせること)です。今、職業選択やニート対策の体制整備は、後者の方向に進んでいると思います。したがって、今のままでは決して納得のいく職業選択やニート対策にはならないと思っています。

みなさんは、職業選択にあたって何が最も大切な情報であると思いますか?

ライフサポート・サークル おなけん

キャリア・コンサルタントについて

キャリア・コンサルタントの講座を受講してきました。
内容的には、知識面と実務面で、それなりに収穫を得ることができました。
受講生は100人ぐらい。
数日の研修を通じて感じたことは、キャリア・コンサルタントを目指す人たちの情熱のなさです。
受講生の多くとグループ・ワークの機会があったのですが、自分自身が何かを切り開いていこうという気概がなく、現状の求人市場にいかに相談者を対応させるかだけに徹する感がありました。確かに相談者に対してはそれで良いと思いますが、相談を受ける、キャリア・コンサルタント側がそういう姿勢で良いのかということに疑問を感じました。
また、受講生の多くは、現在働くことについて楽しみを感じていない人が多く、そのような人が、働くことの楽しさを相談者に伝えられるのかということにも不安があります。
今の世の中及び会社が望ましい形ならそれで良いのですが、個人的には様々な問題があると思っています。そういうものを変革する気概をもって、少しでも望ましい社会・会社をつくることに注力するのが、キャリア・コンサルタントであり、カウンセラーではないかと思っています。
相談者の意識を変えて、望ましい就職等を実現するのもひとつの方向ですが、同時に、会社の雇用システム、勤労形態等にも変革を促すことも重要な活動です。例えば、採用については、年齢による線引き、うつ病等の病歴のある人の敬遠、男女間の暗黙の差別、など、会社側の採用基準の間違いの指摘・変更を提案することが、これから大切なことであると思います。
非常にパワーのいることですが、それくらい大変な活動であるということは知っていただきたいし、そういう思いで、キャリア・コンサルティング、カウンセラーになって欲しいと思います。

ライフサポート・サークル おなけん


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