『論理療法トレーニング』
今、『論理療法トレーニング―論理療法士になるために』を読んでいます。今日で読み終わるかと思いますが、論理療法についてわかりやすく書いてあってオススメの一冊です。
さて、そのなかで、本論とはちょっと外れた記述で、「アメリカ人は失感情的だといわれている」というものがあり、、アメリカ人は感情をオーバーアクションで表現するというイメージが私にはあったので、ちょっと驚きでした。この本は訳本なので、アメリカ人が書いたものなので、説得力はあると思います。
では、なぜアメリカ人は失感情的なのかというと、それは以下のように書かれています。
英語は、感情を表す言語が貧弱です。そのうえ、感情について話し合わないまま、育てられます。夕食の席で、両親は私たちがその日何をしたか聞くことはあっても、したことについてどう感じたかを聞くことはまれです。アメリカの文化では、とくに男性が感情を露わにすることを事実上タブー視しており、…
これを読んで、日本人も似たようなものだなと思いました。みなさんは感情を表す表現をたくさんもっていますか?感情をあらわす表現をどれだけもっているかということは、感情をどの程度評価(大切に)しているかというこを示しているといえます。
たとえば、エスキモーは雪の変化を描写するのに数え切れないほどの言葉を持っていますし、アラビア語には、砂の変化についての描写が山ほどあるのです。
カウンセラーだけではなく、みんなが感情を大切にする社会になると良いな~、と感じました。そうすると、思いやりのある素敵な世の中になるのではないかと、淡い期待もしてみました。
(おなけん)
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