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2006年5月の30件の記事

文化の違い

昨日はマイクロカウンセリングの「かかわり行動」について勉強しなおしてみました。この行動のキーとなる要素としては、①視線の合わせ方、②身体言語によるかかわり、③声の調子、④言語的追跡、の4つが挙げられています。前3要素は言葉から内容がわかると思いますが、4番目の言語的追跡というのは、クライエントが話したことにそって伝え返すということです。つまりは、話題を変えないということです。

そのなかで面白かったのは、文化によってかかわり方に気を付けなければならないというものです。例えば、アフリカ系アメリカ人やラテン系アメリカ人、アメリカ先住民は尊敬のしるしとし視線を合わせるないのです。長い間視線を外さないということは、相手に対する挑戦として受け取られることがあるというのです。他にも身体言語や接し方に色々な違いがあるようです。

日本の場合は、単一民族で、先のような明らかな差異はないと思いますが、地域性や個人的な違いは意識しておいた方がよいでしょう。つまりは、一人一人を尊重し、接することが大切だということです。カウンセリングの根本的なことですが、念のため。

(おなけん)

労働協約と就業規則

労働組合と使用者が団体交渉した結果、労働条件その他について合意に達した結果を書面にし、両当事者が署名または記名捺印したものを「労働協約」といいます。つまり、従業員によってその会社に労働組合が作られている場合においてのみ、成立します。

一方、「就業規則」は使用者が一方的に決めることができ、労働組合、または、労働組合が無い場合は労働者の過半数を代表する者の意見を聞くだけで足り、同意を必要としません。労働協約の効力は、労働基準法などの法律に次ぐもので就業規則より強いものですが、労働組合のない会社では就業規則が法律に次ぐ効力を持っていることになります。

就業規則は、正社員、パートタイマーといった働き方が違う社員を含め、その会社の労働者全員に適用されるため、勤務形態ごとに就業規則を作っている会社もあります(私の会社はそうなってます)。これに対し、労働協約の適用を受けるのは、合意した当事者の一方である労働組合の組合員であり、管理監督者、機密事務取扱者(社長秘書など)、パートタイマーや試用期間中の社員などの非組合員は適用されません。

ところで、労働基準法の法文には、ときどき「労働協約」が出てきますが、労働基準法の中では「労働協約」は定義されていません。「労働協約」は、労働組合法第14条に規定されています。

(SYN)

伝える姿勢と聴く姿勢

今日、久しぶりに話し方(講師のための)講座に参画しました。活舌などの基本的なことから、アイコンタクトや声のトーンなど色々。最近ずっと、カウンセリング関係のことばかりしていたので、ずいぶん勝手が違っていることを感じました。

例えば、声の出し方もカウンセリングは相手に合わせる形(ペーシング)になるので、あまりはっきりと、声の通るように話すことはないのに対して、多くの人に伝えるときには、大きく口を開け、明瞭に声をみんなに聞こえるように大きめにしないといけません。

私自身が一番気づいていなかったのは、「姿勢」でした。カウンセリングでは自然と前かがみで話を聴くことが多いので、猫背の癖が体に染み付いていました。人前で話をするときには、まっすぐ、あるいは少し胸を張るぐらいが、声の出し方、相手に与える印象などの点から望ましいです。このことをすっかり忘れてしまっていて、講師に指摘されるまで全くわかりませんでした。慣れというのは怖いものだな、と思いました。

今後は、なるべくTPOにあわせて、話し方や姿勢などに気配りしていきたいと思います。

(おなけん)

メンタルヘルス・マネジメント検定のテキスト販売開始

いよいよ「メンタルヘルス・マネジメント検定」のテキストの販売(予約)がはじまりました。検定試験のホームページもでき、いよいよ本格的に始動という感じです。
さっそくテキストを買って、研究したいと思います。

第1回の試験は、平成18年10月8日(日)で、I 種(マスターコース)、II 種(ラインケアコース) 、III 種(セルフケアコース) のすべての試験が行われます。
第2回の試験は、平成19年3月18日(日)で、このときは
II 種とIII 種の試験しかないようです。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキストⅢ種(セルフケア)

メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキストⅡ種(ラインケア)

メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキストⅠ種(マスター)

第1回試験、チャレンジしてみます!!

(おなけん)

『論理療法トレーニング』

今、『論理療法トレーニング―論理療法士になるためにを読んでいます。今日で読み終わるかと思いますが、論理療法についてわかりやすく書いてあってオススメの一冊です。

さて、そのなかで、本論とはちょっと外れた記述で、「アメリカ人は失感情的だといわれている」というものがあり、、アメリカ人は感情をオーバーアクションで表現するというイメージが私にはあったので、ちょっと驚きでした。この本は訳本なので、アメリカ人が書いたものなので、説得力はあると思います。
では、なぜアメリカ人は失感情的なのかというと、それは以下のように書かれています。

英語は、感情を表す言語が貧弱です。そのうえ、感情について話し合わないまま、育てられます。夕食の席で、両親は私たちがその日何をしたか聞くことはあっても、したことについてどう感じたかを聞くことはまれです。アメリカの文化では、とくに男性が感情を露わにすることを事実上タブー視しており、…

これを読んで、日本人も似たようなものだなと思いました。みなさんは感情を表す表現をたくさんもっていますか?感情をあらわす表現をどれだけもっているかということは、感情をどの程度評価(大切に)しているかというこを示しているといえます。

たとえば、エスキモーは雪の変化を描写するのに数え切れないほどの言葉を持っていますし、アラビア語には、砂の変化についての描写が山ほどあるのです。

カウンセラーだけではなく、みんなが感情を大切にする社会になると良いな~、と感じました。そうすると、思いやりのある素敵な世の中になるのではないかと、淡い期待もしてみました。

(おなけん)

アンチエイジング

「アンチエイジング」という言葉を良く聞くが、個人的には、人は自然に、素敵に歳をとっていくもので、それに逆らうことはないという意識をもっていました。しかし、先日行ったソフトボールで、すっかり日焼けしてしまって、このままではしみ・そばかすができると思い、昨日薬局に日焼け後のローションなどを見に行きました。

すると、ズラリと美白やしみ・そばかす防止などという錠剤やローション、クリームなどが棚一杯に並んでいました。以前ならそれを、ちょっと引いてみていたと思いますが、真剣に見てしまいました。「どれが効くのか」「どんな効果があるのか」「値段は」などなど、小一時間くらい費やして、錠剤とローションのビンをそれぞれ一本買いました。結構良い値段でした。

ついさっきも、買った錠剤を飲みました。効きますように…

て、我ながら自分の豹変振りに心の中で笑ってしまいました。アンチエイジングの気持ちが少しわかった今日この頃でした。

(おなけん)

話題

私は仕事柄、色々な人に会う機会がありますが、なかには無口で、仕事の話以外はしないという人もいます。そういう人と移動のために電車や車に乗ると「どうしよう」と新人の頃思っていました。そんなとき、上司が「木戸に立ちかせし衣食住」ということを教えてくれました。

キ→気候
→道楽、趣味
→ニュース
→旅
チ→知人
→家事、家庭
ケ→健康、病気
セ→セックス-恋愛
→仕事
→着ているもの
→食べ物、おいしい料理やお店
→住んでいるところ

新入社員の方などに参考になればと思います。

(おなけん)

産業カウンセラー試験の試験時間

平成18年度の「産業カウンセラー試験」は、学科が平成19年1月14日(日)、実技試験が1月27日(土)・28日(日)となっています。
前年度とは大幅に試験日が変更になっていました(17年度は、17年11月27日(日)が学科試験の試験日でした)。
試験時間の方はわかりませんが、一応17年度の時間割を参考のために以下に記します。

集合時間 13:00
学科試験Ⅰ 13:30~15:00
学科試験Ⅱ 15:30~16:15

学科試験
Ⅱは逐語問題です。周りの声からすると、Ⅱの試験時間は結構短いと感じるみたいです。個人的には時間が余ったのですが、これはどれくらい考えるかによっても変わってくるのかもしれません。逐語問題は、考えすぎると答えがわからなくなってくることもあるので、案外「これ」と思ったものにしていった方が良いのではないかと思います。

(おなけん)

勉強会の準備

7月30日に行う「(産業)カウンセリングの基礎/傾聴(面接対策)勉強会」への申込みが少しずつ出てきました。とてもうれしく、がんばらねばという気になっています。準備の方は、ゴールデンウィークから開始し、現在完成したレジュメのチェックなどをしています。きっと満足していただけると思って用意しています。

しかし、いくら準備しても、ほんとうに大丈夫かというと、正直不安な面、というか自信が100%という状態にはなりません。参加者の方に満足して、喜んで帰って欲しいという思いが強すぎるのかもしれません。また、私自身が色々なセミナーや講習に参加して、半分以上の確率で、ガッカリするもの(お金返してというもの)が多いから、それに対するプレッシャーもあるかもしれません。

それと講師業の経験がないということも大きいかもしれません。他のメンバーはそれなりの経験があるのですが、私はマンツーマンや少数の人へのセールスや説明という経験はありますが、多数の人にわかってもらうという勉強会等は初めての経験です。期待と不安が錯綜しております。

いずれにせよ、今からしっかり準備していますので、参加者に期必ず満足のいくものを提供できると思います。ですから、少しでも興味があって、お時間のある方は是非参加してみてください。

(おなけん)

久しぶりの運動

久しぶりにソフトボールをしました。日差しも強く、すっかり日焼けしてしまいました。一年ぶりくらいの本格的な運動で、体は悲鳴を上げています。しかし、余計なことを一切考えずに、一日を過ごしたので、精神的にはすっきり、リラックスできました。

ストレス発散には、なぐる、ける、打つ、たたく、などが良いといわれていますが、確かにそのとおりだと思いました。特に余計なことを考えずにそれをするには、実際に試合やプレーをしてみることでしょう。ゴルフとかもしていても、余計なことを考えることができないので、すっきりします。

自分自身ではストレスは溜まっていないと思っていたのですが、今回のソフトボールによって、それなりに蓄積していたことを事後的に感じました。ストレス発散した今の状態から自分をみると、よくわかります。最近は怠け癖がついて運動をしていなかったのですが、これからは定期的に、意識的にしていきたいと思います(と、以前も思っていのですが、なかなか継続は難しいものですね^_^;)。

(おなけん)

高校生の会話

バス停で高校生2人が学校の話をしていました。
印象に残った話は、授業の選択にあたって先生を選ぶというものでした。
その高校は、数学がAクラスとBクラスの2つあり、Aが進学用に徹底して学ぶクラスで、Bは一般的な知識のためのクラスで、Bの方が進度も遅く、簡単ということです。
その2人は大学受験にあたって数学を勉強する必要があるので、Aクラスに入りたかったのですが、そのクラスを担当する先生が怖いのか、厳しいのかよくわかりませんが、ともかく嫌だということです。したがって、不本意ながらBクラスで授業を受けているというものでした。そして、勉強の不足分を塾か、予備校で補っているようなことを言っていました。
高校生自身は自分の道を漠然とながら決めても、それを教えてくれる人が嫌だと遠回りすることになるでしょう。もしかしたら、今の高校生は学校に対してあまり期待していないのかもしれませんが、私自身は悲しい気持ちになりました。
教育者を(例えば親が)評価するシステムが必要なのではないかいと思いました。それか、授業は予備校の先生にしてもらって、それ以外を学校の先生がしたら良いのではないかとも思いました。
偏った意見かもしれませんが、そう思わざるを得ない高校生の会話は考えさせられるものでした。

(おなけん)

ホワイトカラーエグゼンプション

ホワイトカラーエグゼンプションとは、一定の職務・賃金要件などを満たす管理職や専門職を労働時間規制から除外できる制度として、アメリカで運用されています。

厚生労働省では「今後の労働時間制度に関する研究会」を設置して議論を本格化しており、ホワイトカラー労働者の増加と働き方の多様化が進み、その中でも自立的に働き、かつ、労働時間ではなくその成果や能力などにより評価されることがふさわしい労働者が増加していることを背景にあげています。また、日本経団連が導入を提唱しています。

制度が導入された場合、適用対象者は時間管理されなくなり、すなわち、労働時間・休憩・休日・深夜業の規制がなくなります。具体的には、段階的に年収400万円以上の労働者まで適用されるというものです。

ところが、ホワイトカラー労働者が、皆、自立的に働き、労働時間によらない働き方をしているでしょうか?

経営者側は利益を確保するため、残業代をカットしたいという思惑はあるでしょう。また、現在、労働者の残業は二極分化し、残業が少ない人が増えている一方で、過重労働やそれによる労働災害が増えてきています。ホワイトカラーエグゼンプションによって、この傾向がさらに加速されるのではないかという点がもっとも心配されているのです。

日本経団連の提言では具体的な制度にまで細かく言及されていますが、これに対応する労働者の心身への影響や対応策についてはほとんど検討されていないといってもいいように思えます。つまり、日本経団連の提言のとおりなら、対応策が先送りになり、残業に歯止めがかからず労働者の健康に影響を及ぼすことが懸念されます。

連合によると、長時間労働者の健康問題や不払い残業問題は、社会的な課題とされ、連合の労働相談でも労働基準法違反の相談が増え続けているそうです。

そんな状況で、400万円以上のホワイトカラーを労働時間に関する法的規制の適用除外とする「ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言」が実行されれば、最低限の法律さえ守れられていない現状が追認され、問題が一層深刻化・複雑化するのではないでしょうか。

あまりTVや新聞で話題になっていませんし、まだ、結論が出ていませんが、私たちの働き方を左右しかねないかも知れませんので、注目していく必要がありますね。

<おさらい>
ホワイトカラーエグゼンプション導入の懸念事項
1.労働者は制限無く働かされる恐れがあり、残業代がなくなる。
2.過重労働による、心身の健康問題・労働災害が懸念される。労働者本人だけでなく、家族も不幸になる場合も考えられる。

(SYN)

目標の意識化

目標の意識化にあたっては、ヘルピーが現状を理解し、今後どのようにありたいかをはっきり確認することがポイントです。

目標の意識化にあたっては以下の定型句を利用していきます。
①「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だから、あなたは○○したいんですね」
例「あなたはみんなが手伝ってくれないので、イライラしているのですね。だから、あなたはみんなに手伝って欲しいんですね」

②「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だからあなたは何とかして○○したいんですね」
「あなたは手伝ってと言えないので、どうしようもない気持ちなのですね。だからあなたは何とかしてみんなが手伝ってくれるようにしたいんですね」

③「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね。だから、○○したいと真剣に願っているのですね」
例「あなたは手伝ってと言えないので、どうしようもない気持ちなのですね。だから、みんなに声を上手くかけたいと望んでいるのですね」

④「あなたは○○しようとしているので、○○と感じているのですね」
例「あなたは、みんなに上手く声をかける方法を学ぼうと、真剣なのですね」

以上が意識化の流れであり、これによって目標の設定が行われ、次の手ほどき技法によって行動が促進されます。手ほどき技法については目標の設定とそれの実行援助、フォローアップという形で援助されるもので、特筆することはないと思われます。そこで、ここで一旦ヘルピング法についてのまとめを終了と致します。

(おなけん)

問題の意識化

意味の意識化の次に問題の意識化があります。これによって、ヘルピーは、現在何が問題で今のようになったかを理解することができます。この問題の意識化には、原因の①明確化、②内面化、③具体的把握、が必要です。

原因の明確化では、「何が欠けていて問題になったか?」を考えることがポイントです。このときの定型句としては、「○○がなかったので、あなたは○○と感じているのですね」があります。例えば、「誰も手伝ってくれなかったので、イライラしているのですね」。

次が、原因の内面化です。これは、原因をヘルピー自身のものとして受けとめる(内面化する)ことがポイントです。定型句としては「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね」があります。例えば、「あなたは、
手伝って欲しいことが伝えられなくて、イライラしているんですね」。

最後が原因の具体的把握です。これができれば目標も明確になります。問題の意識化にあたっては、ヘルピーの問題行動が明確になるようにヘルパーは応答する必要があります。
定型句としては「あなたは○○できないので、○○と感じているのですね」があります。例えば、「あなたは、手伝って欲しいときにそのことが伝えられず、イライラしているんですね」

(おなけん)

意味の意識化

意味の意識化とは、「ヘルパーがヘルピーの経験がヘルピーにとってどんな意味を持っているのかを、自分のものとして捉えること」です。つまり、「その状況がヘルピーにどう影響を与えているのか」ということを明確化することにです。

意味の意識化にあたっては、①ヘルピーの話のテーマの明確化、②ヘルピーの経験をヘルパー自身のこととして捉えること、③その経験がヘルピーにどのような意味があるのか、が大切なポイントです。

意識化技法を通じて、ヘルピーは経験を内面的に自覚し、自分の経験に対して責任を持つようになります。そして、その経験が自分にとって何を意味するのかがわかるにつれ、ヘルピーは自分がどうしたらよいのかがわかってくるのです。

「ヘルピーの話のテーマの明確化」にあたっての定型句として、「いつも状況が○○なので、あなたは○○なのですね」があります。例えば、「いつも会社内の人が協力的ではないので、あなたはイライラするのですね」。

「経験の内面化」にあたっての定型句としては、「あなたは○○なので、○○と感じているんですね」があります。例えば、「あなたは、社内の人が協力してくれないので、
イライラするのですね」。

最後に「経験の個人的意味の意識化」
にあたっての定型句としては、「あなたは(個人的意味)ということで、○○と感じているんですね」があります。例えば、「あなたは、自分の仕事を誰も手伝ってくれないので、イライラするのですね」。

言葉ではなかなか説明が難しいですが、大切なことは「ヘルピーの経験をヘルパー自身のものとして感じること」です。

(おなけん)

意識化によるヘルピーの自己理解の促進

意識化は、人間の成長・発展にとってとても大切なことです。それは、ヘルピーが自分の問題に対する自分自身の責任の自覚を促すからです。

ヘルパーがヘルピーの経験の意味を自分のものとして捉える(意識化する)ことによって、ヘルピー個人にとっての意味をヘルピーに伝えることができる。また、ヘルピーの問題を自分のものとして捉えて、ヘルピーに伝えることによって、ヘルピーはその原因に対する責任を自分のものとして内面化できるようになり、原因の克服という目標を自覚できるようになる。意味の意識化、問題の意識化、および目標の意識化に伴って新しい感情が生じてくる。

このようなヘルパーの意識化は、ヘルピーの自己理解を促し、行動を起こす準備を築くものといえるのです。

(おなけん)

ニート対策

今日、テレビでニート対策についてやっているのをちょっと見ました。それ関連の本を出した人が説明しているのを聞いて「?」と思いました。

ニートやフリーターの人へのセミナーで、「正社員とバイトではどれぐらい生涯賃金に差がでると思いますか」という質問で、答えは「2億円」というものでした。その積算根拠自体が疑わしいのですが、それ以上に、賃金差があるから正社員になった方が良いという説明にビックリしました。そのレベルの問題なのでしょうか。それに、そんな差が出る社会自体がおかしいという発想はないのでしょうか。

最近、キャリアコンサルタントとか、教育アドバイザーとか、いろんな専門家の話を聞きますが、すべて一貫しているのが、現状の社会システムに合うようにアドバイス・指導するというものです。私自身は、今の世の中に様々なひずみがあると思っています。ニートやフリーターの件も同様だと思います。彼らだけの問題ではなく、社会全体の問題といえるでしょう。つまり、社会システム自体に問題があるから、純粋な心をもっている人たちなどがニート等の問題に直面していると思われます。

会社・組織には人の心をおかしくする様々な要因があります。これを解決することも大切なニート等の対策になると思います。働くこと=生きがいのようなっている今の日本企業には夢がないと感じます。働くために私たちは生きているのではないのです。人生を家族や友人と楽しく過ごすこと等が私たちの生きがいなのです。それが第一義ではない今の世の中は病んでいるといえるのではないでしょうか。

(おなけん)

電車内で

今日、久しぶりに新幹線に乗りました。スピードは以前よりだいぶ早くなり、東京から新大阪まで二時間半程度で着くようになりました。ほんと技術の進歩だな~と思いました。そしてゆったりとしたシートで、快適な出張ができると思ったのですが…

ここにも耳からシャカシャカと音楽をもらす社会人、大声で話すおばさん軍団、携帯操作音をONにしたまま操作しているおじさん、などなど。ここでもかとうんざりでした(ーー;)

他人の目・気持ちを気にしなくなった人たち…。こういう人は一面では幸せだと思います。自分のことだけしか気にしなくていいのですから。他の人が見たらどうだろう、どんな感じがするだろうということは、普通の人なら自然と思ったり、気づいたりするはずです。それがない人は、はた迷惑だけれど、自分だけは幸せ。こういう人がまかり通る世の中。やっぱりおかしい。

社会のなかで、それぞれが見知らぬ人に対しても尊重し、心配りするのが自然で、生きやすい社会だと思います。そうなっていない現在の原因のひとつは、家庭における教育の問題もあると思います。根は深い問題だと思いますが、みんなが真剣に考えるようになったら、改善され、住みやすい世の中になると思います。そのために私は何をすれば良いか、できるかが今の課題です。

(おなけん)

英会話と…

駅の周りには英会話学校、電車では英会話学校の広告とTOEICなどの英語関係の試験などの本を読む人たちをよく見かけます。
これとは別に、最近本屋さんでは、職業柄からなのか「コミュニケーション」や「聴き方」「話し方」に関連する一般書をよく目にします。それと、セミナーも。日本人同士のコミュニケーションの問題がでてきているのだろうな、と感じています。
個人的に日本人同士の人間関係が上手くできなくなってきていると感じています。

意地悪な見方をすると、英会話を勉強している人は、それ以前として自分の家族や同僚とのコミュニケーションは良好なのでしょうか?どちらを優先するかは個々人ですが、私的には日本人同士の関係の良好を大切にしたいです。これも、職業等によって違いますが、それによって、日々が良いもの、楽しいものになるのではないかと思っています。

以上のようなことを今日は車中で思いました(偏った見方ですが…)。

(おなけん)

労働紛争と労働審判制度

労働紛争の解決には、労働組合と使用者との間の紛争の場合、労働関係調整法に基づき労働委員会が審査を行います。
個々の労働者と使用者との間の紛争の場合、個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律に基づき、労働局が助言・指導を行い、また労働局に置かれた紛争調整委員会にあっせんをおこなうことができます。もう一つ、裁判に訴えるという方法もありますが、裁判による労働紛争の解決には、長時間を要し、また、費用もかかることなど労働者にとって大きな負担となります。

そこで、増え続けている労働紛争の適正・迅速な解決を図るため、労働審判法が平成16年に成立し、平成18年4月1日から施行されました。
労働審判手続は、裁判官である「労働審判官」1名と労働関係に関する専門的な知識経験を有する「労働審判員」2名、計3名で組織する「労働審判委員会」で行います。
当事者から申立てがあった場合には、相手側の意向に関わらず、手続きを進行させ、原則として、調停により解決し、または労働審判を開始します。すなわち、審判手続は被申立て人の応諾に関係なく進められます。
労働審判手続は、特別な事情がある場合を除き、3回以内の期日で審理を終結します。審理が終結すると、労働審判は裁判上の和解と同一の効力を有します。
労働審判に不服のある当事者は、2週間以内に異議申し立てをすることができ、その場合には労働審判はその効力を失い、労働審判申立ての時に地方裁判所に訴えが提訴されたとみなされます。

(SYN)

意識化技法

かかわり技法→応答技法と身に付けた次は、「意識化技法」です。

意識化技法とは、ヘルピーの経験の意味、それに伴う感情、またヘルピーの目標や問題を、ヘルパー自身のこととして捉えるということです。
それによって、ヘルピーは自身の経験を容易に理解し、自分自身を自覚するようになるのです。

意識化技法を考えるにあたって、以下の質問がカーカフによって挙げられています。

・あなたは、他の人が、あなたの人生における重要な経験の意味を、真に理解してくれたと、どうやって知りますか?
・あなたは、誰かがあなたの話から、なにかしらを正しく推察してくれたと、どうやって知りますか?
・あなたは、誰かがあなたの人生での問題や目標を、はっきりさせる手助けをしてくれたことを、どうやって知りますか?

(ライフサポート・サークル おなけん)

意味への応答

応答技法の最後のステップは「意味への応答」です。

意味への応答とは、事柄と感情を結びつけ、そこに秘められている意味を明らかにすることです。そのために、ヘルパーは、事柄と感情を適切に捉え、ひとつにまとめ、別の言葉で言い表す必要があります。
例えば、
明日会社が休み(事柄)で、うれしい(感情)
彼女と別れ
(事柄)て、悲しい(感情)
という事柄と感情の関係があった場合、ヘルパーは、
「明日は会社が休みなので、あなたはうれしいのですね」
「彼女と別れて、あなたは悲しい気持ちなんですね」
というような形で言い換えし、応答するのです。
その応答が的確であったのなら、ヘルピーは自己探索を進めていくようになります。
大切なことは、ヘルピーの思考の枠組みに入って、ヘルピーの感情や話の内容を理解することです。応答の仕方は人様々ですので、ヘルパーに合わせるのではなく、それぞれのヘルピーに適した応答ができるようになる必要があります。
そのためにも、日常生活で練習をすることは有益でしょう。

最後に、ヘルピーがヘルパーに対して不安感をもっていると感じられるときは、以下のように応答してみるのも良いかもしれません。
「あなたは、私には理解できないと思って、私を頼りないと思っておられるんですね」

(ライフサポート・サークル おなけん)

感情への応答

応答技法の第二ステップは「感情への応答」です。

感情への応答技法は、感情にふれる質疑応答を繰り返したり、感情を様々な言葉で言い換えることから構成されています。
ヘルパーは「もし私がヘルピーの立場にいて、そのような経験をしたならば、一体どんな気持ちでいるだろうか」という意識・感度を持つ必要があります。
そして、ヘルパーは
以下のような形で応答します。

「あなたは、○○○のように感じているんですね」

(ライフサポート・サークル おなけん)

事柄への応答

応答技法の第一ステップは「事柄への応答」です。

事柄への応答とは、ヘルピーの話のなかで最もはっきりしている部分(話の内容や事柄)に応答することです。それは、5W1Hに対するヘルピーからの答えに基づいています。そして、ヘルパーは「あなたは、
-事柄-○とおっしゃるのですね」と応答する。
そして、このようにヘルパーが要約した応答によって、ヘルピー自身が話したことをはっきりと理解することができるのです。
ヘルパーとしては、ヘルピーができるだけ自身の探索を続けられるように応答し、なるべく質問を差し控えた方がよいとされている。
実生活においても、事柄への応答は勉強する機会があるし、身に付けておいた方が良いと思います。

(ライフサポート・サークル おなけん)


応答技法のポイント

応答技法で大切なポイントは、
「ヘルピーの思考の枠組みに入って、ヘルピーの話を聴くことです。そして、聴き取ったことをヘルピーに伝え返すことです」

ここで必要な能力は2つあります。
①ヘルピーが経験したこと事柄の重要さを的確に捉えること
②ヘルパーが捉えたことの重要さを的確にヘルピーに伝え返すこと

応答技法の効果としては、ヘルピーの自己探索を助け、容易にするということが挙げられる。その簡単なプロセスは下記のとおりです。

ヘルパーの的確な応答によって、ヘルピーは、自分の世界の中で、自分が今どこに立っているのかを把握できるようになる。応答技法によって、ヘルピーの自己炭酸が促進され、強化されるのである。つまり、応答技法は、ヘルピーの自己理解を助ける意識化技法の土台となるものである。

(ライフサポート・サークル おなけん)

応答技法

応答技法とは、ヘルピーが自己の経験を探索するのを助けるために、ヘルパーが、どのようにヘルピーの思考の枠組みに入って応答したらよいかということです。

応答技法を考えるにあたって、以下の質問がカーカフによって挙げられています。

・どんなとき、あなたは、人を信用できると思いますか?
どんなとき、あなたは、人があなたの言い分を聞いてくれたと思いますか?
どんなとき、あなたは、人が本当にあなたを理解してくれたと思いますか?

(ライフサポート・サークル おなけん)

傾聴

かかわり技法の第4、そして最後のステップは「傾聴」です。

傾聴にあたって、まず重要なことは、「なぜ傾聴するのか」という理由を自覚することです。つまり、「援助の目標達成のため、ヘルピーが提示した問題あるいは目標に関係のある、あらゆる情報を収集することが、傾聴する理由」ということを肝に銘じておかなければなりません。

次に心得ておくべきこととして、ヘルパー自身の個人的な価値判断をしないことです。ヘルピーの伝えたいことを、あるがままの形で、ヘルパーのなかに取り込まなければならないのです。
同じような注意点になりますが、ヘルピーに焦点をあわせることも大切です。ヘルパーの内面にある審判的な声を警戒し、かつ注意を散漫にさせる外部からの騒音等にも注意しなければなりません。外部面は、場所によってある程度解決できると思いますが、内面については継続的な訓練と注意が必要といえます。

テクニック面では、5W1Hの基本的な質問によって、事柄にフォーカスすることも重要です。ただし、「なぜ」の部分についてだけは、ヘルピーを問い詰めたりしないような注意が必要だということを付言しておきます。


ヘルパー・カウンセラーとして必要なことは、ヘルピーの表現を、少し時が経ってからでも思い出せるように訓練することです。そして、ヘルピーのなかの一貫したテーマを探し求める練習をすることです。


以上で、かかわり技法、つまりヘルピー参入の促進についての技法の紹介を終えます。

(ライフサポート・サークル おなけん)

観察

かかわり技法の第3ステップは「観察」です。

観察技法はヘルピーについての情報を得る有力な技法です。端的に言うと以下のとおりです。

観察技法の中身は、ヘルピーの非言語的な行動を観察し、その表現を理解するヘルパーの能力次第ということになる。ヘルピーを援助するには、彼らの身なりと行動に表われる諸要素を観察することである。すなわち、ヘルピーの身体的な活力の度合い、感情の起伏、その他の準備態勢を推察することである。この推察が、ヘルピーが抱えている問題の背景を理解する出発点になるのである。

ここで個人的に参考となる視点は、「身体的エネルギーの強弱の推察」、先の引用文でいうと「身体的な活力の度合いの推察」です。エネルギーの強弱とは、目標達成に必要な、身体的活力の度合いのことで、それがどれくらい強く、維持できるかを推測することは大切です。それによって、ヘルパーの援助の仕方が大きく変わってくると思われるからです。
具体的に着目する点として、姿勢、からだつき、身だしなみ、行動などがあります。肩をおとして前かがみの人やがりがりの人、服装がきたなく、不潔感のある人、のろのろとした動きの人、などはエネルギー・活力が低いとみることができ、それ相応の援助をする心構えをする必要があります。ただし、人は見かけによらないこともありますので、観察による推察はあくまでも参考程度にとどめておくことも重要です。

(ライフサポート・サークル おなけん)

親身なかかわり

かかわり技法の第2ステップは「親身なかかわり」です。

親身なかかわりによって、ヘルピーはヘルパーに親近感を持ちやすくなります。そのためには、ヘルピーに対してヘルパー自身が、全身全霊で関心をはらっている姿勢を示さなければなりません。
そのためには、
①ヘルピーに正面から向かい合います
②ヘルピーの方にからだを前傾します
③ヘルピーと視線を交差させます

このようなことをすることによって、ヘルピーと親身にかかわることができ、ヘルパーはヘルピーを適切に観察することができるようになります。
また、上記のものだけでなく、ヘルパーとして全身全霊で関心を示す手段や方法を、色々と各自が工夫してみることも大切です。

カーカフの提示している「高レベルのかかわり」としては、座ったままのときには、「正面に向かい合い、視線を交え、からだを約20°前傾」、立ったままの場合は、「正面に向かい、視線を交わし、約10°前傾」となっています。参考にしてみてください。

カーカフ曰く「真剣な気持ちでいながらも、くつろいだ雰囲気で接すると、私たちの関心が正しく相手に伝わっていく」。まさにそのとおりだと思います。そして、これを常に私たちは意識しておくべきであると思います。

(ライフサポート・サークル おなけん)

労働組合

平成15年に、以下の問題の回答肢が出題されました。

日本の労働組合は、企業を単位として結成される企業別組合が支配的な組織形態になっている(平成15年 問題5 E肢)

正解は○です。日本の労働組合は、欧米(職種別、産業別等)と違ってほとんどが企業別に結成されていいます。これは、日本独特の終身雇用制とも密接に関係があるといわれています。
ところで、労働組合の組織率は、年々減少の一途をたどっています。厚生労働省の平成17年度の「労働基礎調査」によると、平成17年6月30日現在における単位労働組合の労働組合数は61,178組合で、前年に比べ1,627組合減(2.6%減)、単一労働組合の労働組合員数は1,013万8千人で、前年に比べ17万1千人減(1.7%減)となり、11年連続の減少となっています。そして、推定組織率は18.7%で、前年の19.2%に比べ0.5ポイントの低下となり、低下傾向が続いています。
確かに、結成している労組のうち企業別の労組がほとんどですが、全体の組織率がここまで下がると、果たして「支配的」という表現が当てはまらないと思うのは私だけでしょうか?
労働組合というと、政治活動や一昔前のストライキといったイメージがまだ強いので敬遠されているのかもしれません。また、現在のような多様な働き方がある中で、その存在意義を問われていることも確かでしょう。労組の減少の一方で個別労働紛争が増え、「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」にとどまらず、「労働審判法」の制定、「労働契約法案」の検討といった政策が進められています。最近では、社内のトラブルがいきなり社外へ出てしまうケースが少なくないため、従業員(組合員)の不満を聞いてくれる労組があった方がいい、という経営者も増えつつあるようです。

(ライフサポート・サークル SYN)

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