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6つのステップを振返って

キャリア・コンサルティングの6つのステップを記述してきましたが、振返ってみて、実際にこのようなことをすることの難しさと意義に疑問を感じます。

まず第一ステップの「自己理解」でそもそも疑問符です。私自身もそうですが、現在働いている人の何%が自己理解をして就職しているでしょうか。かなり低い率だと思います。また、高校3年生や大学4年生の時にVPI職業興味検査などを行った人がどれくらいいて、それに基づいて就職できた人はどれほどいるでしょうか。
そもそも自己理解は他人から勧められてするものではなく、個人差はありますが高校生や大学生のときに自らが考えるものではないでしょうか。そして、その答えがみつからないまま、色々な経験をしながら、ああでもない、こうでもないと、挑戦や妥協をしていくものだと思います。
そもそも自分にピタリと合う仕事なんてないのではないでしょうか。自分に合うように仕事を変えたり、仕事に合うように自分を変えたりと、工夫して仕事を楽しむものだと思います。それに、仕事に付随して、社風や人間関係など色々な要因があり、特に人事関係は流動的であるのが常ですので、今自分に合っていても、今後も合い続けるとは限りません。
そして、根本的なことを言うと、自己理解なんて、一生かかってもできないと思います。それをしないと就職活動ができないというキャリア・コンサルティングのステップはおかしいと言わざるをえません。
なんとなく理屈にかなっているようなキャリア・コンサルティングですが、こんなことよりも、色々な仕事に就くつもりでとりあえず就職するのが第一歩だと思います。それで、駄目だったらまた違うところを探せば良いと思います。昨今の転職事情からして、色々仕事にチャレンジするのは問題ないといえます。仕事が複雑化・細分化された現在において、これからは、「就職したら、それでおしまい」と思うのではなく、そこからスタートで、色々楽しむというくらいの気持ちがあった方がいいでしょう。そして、そういう気持ちを持てるように支援するのが、キャリア・コンサルタントではないかと考えています。

(ライフサポート・サークル おなけん)

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