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2006年4月の34件の記事

かかわりへの準備

かかわり技法の第一ステップが「かかわりへの準備」です。

かかわりへの準備とは、ヘルピーと、そのおかれた状況・環境、ヘルパー自身を整えることです。ポイントは、ヘルパー自身がヘルピーに対して、親身にかかわることです。

ヘルピーと会ったときには、ヘルパーは礼儀正しく迎え、この話し合いの目的について共通の理解を作ることが大切です。また、ヘルピーとかかわりを持つ理由を説明することもポイントです。そのために、例えばヘルピーはなぜヘルパーとかかわりを持ちたいのか、そしてヘルパーはどうしてヘルピーとかかわりをもちたいのかということをお互いに話し合うことによって、「ヘルピーのこころの準備」を促します。

次に「環境の整備」ですが、これは援助する場所かきちんと整理整頓されているということです。これによって、ヘルパーがヘルピーに対して関心を持っているということを伝えることができるのです。

そして、かかわりへの準備の最後が「ヘルパー自身の準備」です。それは、ヘルピーについての予備知識や援助の目標の整理、ヘルパー自身をリラックスすることなどです。つまり、ヘルパーは自分自身をリラックスさせる最適な方法を身に付けておく必要があるということです。これがヘルピーとのかかわりにおいて一番重要なことであるといえると思います。

(ライフサポート・サークル おなけん)

かかわり技法の構成

ヘルパーのかかわり技法によって、ヘルピーの「参入」を促すわけですが、この技法は次のような構成になっています。

①かかわりへの準備→②親身なかかわわり→③観察→④傾聴⇒ヘルピーの参入

そして、各段階はさらに細分化されます。

①かかわりへの準備(ヘルピーの心の準備→環境の整備→ヘルパー自身の準備)
親身なかかわわり(正対→相手への前傾姿勢→視線の交差)
③観察(身なりと行動の観察→エネルギー、感情の起伏、理解の程度の推察)
④傾聴(傾聴理由の自覚→個人的評価の留保→ヘルピーおよび事柄への焦点合わせ→表現の想起→中心テーマの想起)

このようなかかわり技法は、ヘルピーの自己探索を促進する基礎にもなっていくので、とても大切な技法といえます。しっかり身につける必要があるのです。

(ライフサポート・サークル おなけん)

かかわり技法

かかわり技法とは、ヘルピーを援助の過程に参加させるために必要な「かかわり」についての技法です。

かかわり技法を考えるにあたって、以下の質問がカーカフによって挙げられています。実に的をえた質問で、一考する価値があると思います。

・あなたは、誰かが、本当にあなたに関心を持っているかを、どうやって知りますか?
・あなたは、誰かが、あなたに、今、注意を向けていると、どうやって知りますか?
・あなたは、他の人たちを眺めることで、彼らについて、何を知ることができますか?
・あなたは、誰かが、本当にあなたに耳を傾けていると、どうやって知りますか?


(ライフサポート・サークル おなけん)

ヘルパーの役割

ヘルパー(援助者)の援助的人間関係技法は、ヘルピー(被援助者)の内面的成長を援助する役目を担っています。この技法によって、私たちは他の人たちの経験とかかわり、相手の内面的成長を援助することができるのです。

援助的人間関係技法の基本は、
①物事をヘルピーの観点を通して捉えること、

②ヘルピーが問題としている経験に的確に応答すること、
③問題と目標を意識化すること、
④問題解決と目標達成のための、具体的行動の方向を手ほどきすること、
という一連の流れにある。

これを技法と関連させると、①は「かかわり技法」、②は「応答技法」、③は「意識化技法」、④は「手ほどき技法」となります。そして、最後にヘルピーの行動の結果に関する情報を集め、整理して伝えるという「フィードバック」があります。

援助的人間関係技法の骨子は、ヘルパーが、ヘルピーの思考の枠組みにかかわり、ヘルピーの内面的成長の過程にたずさわることである。これがヘルピーの成長と発展に結びつくのである。ヘルパーは、自分の用いたこの援助的人間関係技法を、やがてヘルピーにも教えたいと思うようになるであろう。というのはその技法を用いて、ヘルピー自身が有意義な人生を送れるようになるからである。人びとが相互に依存し合いながら、目まぐるしく変化する現代を生き抜き、学び、成長していくためには、誰もが援助的人間関係技法と内面的成長技法の両技法を必要とすると言えよう。

(ライフサポート・サークル なおけん)

ヘルピーの役割

すべての援助の基礎となるのは、ヘルピーの内面的成長技法です。これは、ヘルピーが自分の内面に目を向け、自分に関連する問題を解決することです。
この内面的成長技法には、自分の経験を検討し、自分の現在地を探し求めること(経験の探索→自己探索)、内面的にこれまでとは違う行動や反応の仕方を自分の中に探し求め、目標を理解すること(目標の把握と理解→自己理解)、目標に向かって計画を立て、行動に移すこと(行動化)、というような人間にとって最も基礎的であり、基本的な技法が含まれています。つまり、援助とは、この人間の内面的成長の過程(自己探索→自己理解→行動化)を促進し、助けることであるといえます。
なお、、この前の段階として、ヘルピーは援助過程に参入することが必要です。参入とは、自分の個人的な経験を他人と分かち合う心構えができていることです。
以上が、ヘルピー役割です。

(ライフサポート・サークル おなけん)

援助過程の段階

援助の効果は、2つの要因(応答技法と行動化への手ほどき技法)から導き出されることが明らかとなってきました。しかし、これを闇雲に行ってもその効果は発現しません。
そこで、カーカフが提示したのが以下の援助過程の段階(プロセス)です。詳細については以降でみていきます。
ヘルピング法は、ヘルピーの役割(内面的成長技法)と、ヘルパーの役割(援助的人間関係技法)の関係を明らかにしながら、実際的で機能的な援助モデルを提示しています。


        事前段階   第1段階   第2段階    第3段階
ヘルパー かかわり技法  応答技法  意識化技法  手ほどき技法
           ↓  ↗    ↓        ↗   ↓   
↗   ↓ 
ヘルピー     参入     自己探索   自己理解   行動化
                   ↑

                          フィードバック

(ライフサポート・サークル おなけん)

人間観

ヘルピング法における人間観は、「誰もが成長する潜在能力を持っている。私たちはそれ以上でもそれ以下でもないということです」ということです。

そして、この潜在能力を開花させるヘルピング法などを習得した人は、言葉で言い尽くせないほど豊かな、感動に満ちた人生を体験することを示唆しています。そして、成長する術を身に付ければ、私たちはどの方向に進出しても、また、何を企てても、望んだことを達成することができると考えられています。反対に、潜在能力を開花させる方法を習得しなかった人は、無意味な、悲劇に満ちた人生を送ることになると述べています。

少し大げさではありますが、人をヘルプし、人からヘルプされるという、ヘルピング法を習得することは、充実した人生を送る上での十分なエッセンスであると思います。そして、上述のような効果が、ヘルピング法の究極の目的といえるでしょう。

(ライフサポート・サークル おなけん)

なぜヘルピングなのか

ヘルピング(法)は、どうしてカウンセリングではなく、独自のヘルピングという概念を導入したのでしょうか。それは、以下のような理由によるからです。

ヘルピングという概念は、①従来のカウンセリングよりも広い領域をカバーするものであり、②「カウンセラーとクライエント」というように、役割を固定しない方が良いという発想に基づいています。

従来のカウンセリングはカウンセラーとクライエントの人間関係に特定されていたが、この特定された人間関係の原理と技法を一般化し、教師と生徒、ナースと患者、課長と課員、弁護士と依頼人、先輩と後輩、寮監と寮生という具合に、日常生活の中での人間関係にも役立つ援助法に組み立てなおしたことである。

しかもこのヘルピング関係はカウンセラーとクライエント関係のように固定してなく、今日は部下のヘルパーになった課長が、明日はヘルピーになって部下からワープロの扱い方を教わることである。今日はヘルパーの教師が明日はヘルピーになって生徒に「この学級はどうしたらもっとまとまるようになるだろうか」「ぼくの教え方の改善点はどこだろうか」とヘルプを仰ぐ図がカーカフにある。つまりヘルパーとヘルピーは同じ仲間同士であるとの思想である。

ヘルピング法の根底には、カウンセラー・療法家とクライエントという視点から援助を考えるのではなく、ヘルパーとヘルピーという関係(=人間的な成長を目指すチームのメンバー)という視点があるのです。

(ライフサポート・サークル おなけん)

実際の現場での援助技法

カウンセリングの理論を大別すると、フロイトから端を発した精神分析理論、ワトソンから始まった行動理論、そしてロジャースの提唱した来談者中心療法・クライエント中心主義、の3つになります。これをさらに大分類すると、精神分析理論とクライエント中心主義は「洞察」を重視する「洞察派」、行動主義・理論は「行動」を重視する「行動派」に分けることができます。

このような理論・主義のなか、実際に現場に携わっているカウンセラーたちは、洞察派も行動派も大差はないと認識し始めました。行動と洞察についての臨床と研究の結果には両者に大差がないことがわかり、両者の歩み寄りが図られました。

体系的に展開されたクライエントの洞察に行動計画を補うと、クライエントは最も効果的に活動できるようになるのである。同じように、うまく組み立てられた行動計画に、深められた洞察が結びつけられ、両者が統合されと、最大の効果を収めることができるのである。

以上のことから、人生におけ人間の成長発展は、

洞察→行動→洞察→行動→……(以下同様に循環)

のように進むものであるとヘルピング法では考えています。

(ライフサポート・サークル おなけん)

たまには振り返って

家に帰ったら、玄関に虫かごが置いてあり、かごの隙間に「ささちゃん メス」と書いた厚紙が挟まっていました。子供が一生懸命に書いたようです。子供の一生懸命書いている姿が浮かび微笑ましい気持ちでした。そして、成長をうれしく思いました。

子供に「上手に書けたね」と言ったら、満面の笑みを浮かべていました。今、子供は文字や数字を書くことが楽しくてしょうがないようです。文字を書けるようになったことがうれしいのでしょう。

ふと、子供の姿を見て、自分も色々なことができるようになったり、知ることができるようになってきたけれど、それを楽しむことなく、更なる活動や知識の吸収などに傾注している自分に気づきました。色々なことを追い求めることも大切ですが、すこし振り返って自分の成長を楽しむことも重要であると感じました。

がんばり続けるだけではなく、途中にその成果を実感すること、これってできそうでできないと思いますので、僕はこれを意識的にしていくつもりです。

ちなみに虫かごの中にいたのはダンゴ虫でした。ダンゴ虫は何を食べるのでしょうか?

(ライフサポート・サークル おなけん)

ヘルピング法

カウンセリングにあたっては、様々な理論や技法があります。しかし、カウンセリングを行う側からすると、しっかりとした土台である理論・技法を身につける必要があります。

私自身、複数の理論・技法にふれ、現時点で折衷主義が良い様な気がしています。そして、その折衷主義で代表的なのが、アレン・アイビィの「マイクロカウンセリング」やロバート・カーカフの「ヘルピング法」です。

マイクロカウンセリングは、カウンセリング・心理療法の諸理論・技法をクライエントやその状況に応じて使い分ける理論や方法を提示しています。つまり、どういうときに、どういう人に、どういう方法が適しているかを考える技法なのです。わが国では、1983年ごろから福原真知子らによって主に学生相談の領域でこの技法が紹介されたようです。

これに対して、ヘルピング法は、既存の各種理論・技法を融合し、それをひとつにまとめたもです。誰に対しても同じ手順を踏むという点でアイビィの技法とは異なります。

この二つの技法の本を読みましたが、個人的にはヘルピング法の方が技法の内容やその哲学など、共感できるものがあり、私自身さらにヘルピング法を身に付けたいと思っています。そこで、ヘルピング法について紹介していきたいと思います。きっと日常生活にも役立つことが多いと思いますので、カウンセラーの方だけではなく、広く一般の人にも見ていただければと思います。

なお、これからの要点の取りまとめは『ヘルピングの心理学』ロバート・R・カーカフ/国分康孝・監修(講談社現代新書)をベースにしていきます。

(ライフサポート・サークル おなけん)

株式会社で働くこと

先日、某株式会社の人事部の人と話す機会があって色々とお話を聴いたが、印象的だったのが、「株式」についてだった。

彼いわく「次は東証1部上場を目指しています。そのために社員は一生懸命、残業を惜しまず働いています。みんなかんばっています」。

?????

私には理解不能の世界でした。1部上場で一生懸命働く?
自分が大株主なら別ですけど、そうでない人たちがどうして?

そもそも株式会社というのが、個人的に気に入りません。それは、従業員が一生懸命働いた成果を、お金だけ出している人に搾取されるというのが嫌です。資本主義だから仕方のないことだということかもしれませんが、不労所得者のために働く気にはなりません。
ですから、株式会社で働くなら、私なら給料分程度しか働かないと思います。ましてや株主配当をたくさんするような会社では、適当にしか働きたくありません。
どうして株主配当をするようなところで一生懸命働けるのでしょうか?

株式会社とは不思議な組織であるとつくづく思います。
会社は誰のものか、というようなことが言われますが、従業員のものでなければ一生懸命働かないのは当然のことだといえます。
株主のもの?
そしたら適当に働く、それが当然ではないでしょうか。
自己実現とか働きがいという言葉にだまされず、冷静に働くことを考える必要があると思います。
適当に働いて、生活の糧をえ、生きがいをもって日々を過ごすことの方が大切だと思います。
誰のために一生懸命働いていますか?

(ライフサポート・サークル おなけん)

「最近の働くこと」について

働くということについて、最近はスキルの向上を常に行い、しかもそれは自助努力で、という傾向があるように感じます。それによって、各種専門学校は儲かっているようですが、労働者への負担は大きいようです。
そして、独立事業者のように働くことを要求されている感もあります。友人などを見ていても、そんなに身を粉にして一生懸命働くなら自分で起業したら、と思うのですが、そういうものではないようです。サラリーマンなんだから気楽にと思うのですが、どうも楽をするというのには抵抗があるようです。よく聞く話が、終業時間になっても、他に働いている人がいるので帰れず、遅くまで会社にいるというものです。なぜ帰らないのでしょうか。今日の自分の仕事が終わっているのなら、しっかりと帰るべきです。このような悪習が、組織やそこで働く人のこころとからだを蝕んでいくと感じます。普通が普通で通らない、不思議な会社・組織は多いと思います。
ぜひ「おかしい」という一声を各自が出していただければと思います。些細なことですが、そうすれば、少しずつ良い方向に変わっていくと思います。

(ライフサポート・サークル おなけん)

6つのステップを振返って

キャリア・コンサルティングの6つのステップを記述してきましたが、振返ってみて、実際にこのようなことをすることの難しさと意義に疑問を感じます。

まず第一ステップの「自己理解」でそもそも疑問符です。私自身もそうですが、現在働いている人の何%が自己理解をして就職しているでしょうか。かなり低い率だと思います。また、高校3年生や大学4年生の時にVPI職業興味検査などを行った人がどれくらいいて、それに基づいて就職できた人はどれほどいるでしょうか。
そもそも自己理解は他人から勧められてするものではなく、個人差はありますが高校生や大学生のときに自らが考えるものではないでしょうか。そして、その答えがみつからないまま、色々な経験をしながら、ああでもない、こうでもないと、挑戦や妥協をしていくものだと思います。
そもそも自分にピタリと合う仕事なんてないのではないでしょうか。自分に合うように仕事を変えたり、仕事に合うように自分を変えたりと、工夫して仕事を楽しむものだと思います。それに、仕事に付随して、社風や人間関係など色々な要因があり、特に人事関係は流動的であるのが常ですので、今自分に合っていても、今後も合い続けるとは限りません。
そして、根本的なことを言うと、自己理解なんて、一生かかってもできないと思います。それをしないと就職活動ができないというキャリア・コンサルティングのステップはおかしいと言わざるをえません。
なんとなく理屈にかなっているようなキャリア・コンサルティングですが、こんなことよりも、色々な仕事に就くつもりでとりあえず就職するのが第一歩だと思います。それで、駄目だったらまた違うところを探せば良いと思います。昨今の転職事情からして、色々仕事にチャレンジするのは問題ないといえます。仕事が複雑化・細分化された現在において、これからは、「就職したら、それでおしまい」と思うのではなく、そこからスタートで、色々楽しむというくらいの気持ちがあった方がいいでしょう。そして、そういう気持ちを持てるように支援するのが、キャリア・コンサルタントではないかと考えています。

(ライフサポート・サークル おなけん)

『「生きがい」とは何か』を読んで

「生きがい」とは何かを読みました。この本は非常に丁寧に様々な人の哲学や理論をとりあげ、紹介しながら「生きがい」とは何かを考えさせるものとなっている。心理学、特にパーソナリティについて学んだ人には復習の意味でも良書です。

いくつか、私がアンダーラインを引いたところを下記に記します。

「本当に心豊かな人生を送っているかどうか」という判断の基準は自分しかない。

勤務時間は無理だとしても、せめて自由時間には内部指向で、自分の物差しにあわせて暮らしていくという創造的な生き方ができる人間になるべきであろう。

人間の死はよく学校の卒業にたとえられる。「四年間いて大学を出た」ということが重要なのではない。むしろ、その大学でいかに学び、いかに価値を持った学生時代をすごしたかということが大事なのである。人生80年間に何をしたかということが大切なのであり、80年間をただ無為に生き続けたということが重要なのではない。

彼は(ウルフ)は、人の生きかたには三種類あるという。
(1)みみずのように、ただ、食い、眠り、結婚し、年をとり、死ぬという人生。教育も、読書も、目的も不要。
(2)ビジネス的人生。どれだけ得になるか、勝てるか、奪えるか、だけを考えて生きる
(3)芸術家のように人生を受けとめるという人生。同胞への協力と共感が基本的態度。同胞の福祉のためにもっと豊かに自己を与えて、何かをつけ加えようとする

最後に、章のタイトルである「働くことは生きがいか」ということは考えさせられる内容であり、自分では本当はわかっているのだが、あえて見ないようにしてきた部分に対峙する、良い内容の章であると思いました。一読をオススメします。

(ライフサポート・サークル おなけん)

産業カウンセラー試験対策テキスト

産業カウンセラー試験を受験する人のためのオリジナル・テキストを作成しました。
B5版の3部作(本丸編、二の丸編、三の丸編)で、総ページ約200。
内容は、産業カウンセラー養成講座のテキストをベースにして、各単元ごとに要点整理(参考文献、他参考)し、1問1答の確認テスト(平成10年から15年の過去問参考)を設けました。

テキストはライフサポート・サークルのメンバーが勉強したことを再検討し、まとめたものです。
・本丸編   :ほぼ確実に出題される重要な単元(平成17年度試験ではここだけで6割は解答可能でした)
・二の丸編 :出題される確率は高いが、出題数の少ないもの
・三の丸編 :1割程度しか出題されない単元で、試験合格を安全確実にするための単元
→試験合格には「本丸編」と「二の丸編」の内容を確かなものにしておけば十分だといえます。

関心のある方はこちらからお願い致します。

新たな仕事への適応

最後のステップが「新たな仕事への適応」です。

新たな職務・職場に就いた後の仕事への適応が最終的には重要です。 これができて初めて一連の取組みが成功したと評価することができます。

このステップでの留意点としては、 新しい職場への移動を伴う場合においては、まず、新しい職場環境に適応していくために、人間関係を大切にした真摯な勤務態度が望まれます。

キャリア・コンサルタント、あるいは人事労務管理上としては、クライエントを温かい目で、長期的な視点に立って見守っていくこと等、「育てる環境づくり」が重要となります。そして、新たな仕事に適応して頑張っている人を表彰するなど、自己研鑽を常に図っていくような「土壌づくり」を行うことも重要な事項となります。

(ライフサポート・サークル おなけん)

方策の実行

5番目のステップは「方策の実行」です。

ここでは「意思決定」したプランを実行することとなります。選択したキャリアを達成させるために、その目標に向かって能力開発を行ったり、あるいは、選択した仕事(事業所・部署)へ応募することになります。

方策の実行にあたっては、「自分自身で決めたこと」を継続的に実行していくための強い意志を持つことが重要です。 キャリア・コンサルタントとしては従業員が決定したプランを継続的に実行し、目標を達成できるように支援する必要があります。

具体的には、次のような支援が挙げられます。
1.クライエントを温かく見守り、途中での能力開発の進行状況を聴くこと
2.クライエントの上司への説明等、能力開発を続けやすい環境づくりのための助言や具申を行うこと
3.能力開発プランの実行中における悩みや問題等に対する相談を受けること
4.能力開発に関する有用な情報の提供を行うこと、など

(ライフサポート・サークル おなけん)

「キャリアデザイン入門」を読んで

「キャリアデザイン入門[1](基礎力編)「キャリアデザイン入門[2](専門力編)」を読みました。

正直な感想から言いますと、あまりオススメできない本かと思います。理由の1つは、著者の「筏下り」や「山登り」のときというような独断的な発想に対する理屈付けは参考に値しない点、次に、ともかく働くことが良いことという発想に基づいており、生活面が欠落しており、現実味に欠ける点、さらに、身に付けるスキル等が抽象的で、読者に焦りだけを与える感があること、そして、トータルのイメージとして、売名のための書物であるという感じがプンプンするところが難であると思います。この本を読んだ読者に何を期待するのか、私には見えてきませんでした。

以前も同著者の共著の「あなたの「本当の実力」を会社に気づかせる方法-ひとつの会社でとことんキャリアを伸ばす」という本を読みましたが、これも正直内容的には、タイトル負けしたものでした。ついついタイトルに惹かれて購入したのですが、抽象的で、どうすれば良いのかもわからず、しかも考え方も良くわからないという本でした。

最近は、興味の惹きそうなタイトルだけ付けて、中身はお粗末という本が増えてきていると思います。出版社のモラルが低下してきているのでしょう。昔は、この出版社のものなら、というのがありましたが…

(ライフサポート・サークル おなけん)

法改正

産業カウンセラーの過去問を見ると、その年・翌年の法改正が解答肢の一つとして問われる傾向があります。
これまで、平成15年の解雇権濫用法理の明文化(労基法第18条の2)、平成17年の育児休業の対象労働者の拡大、平成16年の労働者派遣法(誤っている解答肢として出題)などがあります
。昨年は、高齢者雇用安定法(平成18年度以降の定年延長の義務化)が出題されています。そういうところから今年のヤマをはると、高齢者雇用安定法の改正点に加え、①労働安全衛生法の改正、②労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法が恒久化され、労働時間等の設定の改善に関する特別措置法となったこと、などがあげられます。また、一般常識と並列に、③労働審判法制定の背景、④労働契約の法制化の検討状況なども無いとは言えません。
しかし、出題されたとしても解答肢の一つとしてですから、最近こういうことがあった程度に、頭の片隅に入れておけばよいので、ここに勉強の労力をつぎ込まないほうがいいでしょうね。

(ライフサポート・サークル SYN)

キャリア選択に係る意思決定

4つ目のステップは「意思決定」です。

最初の「自己理解」と「仕事理解」が終わり、自分の仕事に対するな考え方、過去に行ってきた仕事(職業・職務)、できること・強み・弱み等について整理されているので、次に、自分に適している今後のキャリアを選択する意思決定をすることとなります。

このステップでは、中・長期的な目標・展望をもった上で短期的(1年~3年)目標・プランを策定することが大切です。そして、現在の自分が人生の中でどのようなステージ(段階)にいるのか等について、よく理解していることが必要です。

・自分のライフステージにおける段階
 30歳くらいまでのキャリア定着期
 40歳くらいまでのキャリア形成期
 55歳くらいまでのキャリア維持・拡大期
 その後の後期キャリア期(能力再開発、第2の人生準備)
 のうちどの時点に現在あるのか

・現在における自分ののおかれたライフステージの中での具体的な課題
 結婚、家族、昇進、異動、住宅、定年など
 のライフサイクルに関連する課題

→今後、どの時期までにどの程度のキャリアを身につけておきたいのかを自分自身で意思決定できるようにキャリア・コンサルタントは支援を行います。

なお、意思決定の際に留意しなければならないことは次のようなことです。

1. 本人にとって何が最も重要であるか、これだけは譲れないというものは何であるか(キャリア・アンカー)を自分自身が理解することです。このことが選択する際の最も重要な基準となります。

2.現実には、自分を取り巻く諸条件がある中で、現時点でのベストの選択をすることです。たとえ後でその選択を変更することになっても、今の時点での最もふさわしい選択をすることが大切です。

3.一回の選択で職業人生のすべての選択をする訳ではないことを認識すべきです。もともとキャリアは、生涯を通じて継続的に作り上げられるものです。節目節目で決定した目標を見直し、状況に応じて変更することも当然必要となります。

(ライフサポート・サークル おなけん)

はじめまして

友人の勧めでブログを始めることになった。しかし、日記などつけたことは無いし、何を書いていいかさっぱりわからない。書く時間もない。とりあえず通勤や出張の移動の間で何が思いついたことをメモしておいたらいいような気がする。
携帯電話で文章を作るのは、自分はやりにくいので、PDAがいい。そうだ、HP200LXがあったはずだ。あれならキーボードもついていたし、少しは使い易いだろう。週末に探してみるか。

そして、テーマは「(産業)カウンセラーを目指す人のための労働法」にしたいと思います。
カウンセラーを目指すにあたって、労働法はどの法律のどんな条文や指針がでるのか、社労士でもない限り、一番勉強しにくい分野だと思います。ここでは自分の経験から、少しでも皆さんの役に立てる情報を提供していきたいと思います。

(ライフサポート・サークル SYN)

啓発的経験

キャリア・コンサルティングの3つ目のステップは「啓発的経験」です。

啓発的経験として代表的なのが、インターンシップです。
インターンシップについては、「学生が、在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」とされています。
現状においてインターンシップに関する制度的な整備は整っていませんが、将来的には一般的な選択肢の一つになると想定されています。
また、学生に限らず一般の社会人においても、その業界・企業等の実状を知ることや、体験することを目的として、派遣会社等を通じて実際の企業内で試行的に働くケースも出てきています。

(ライフサポート・サークル おなけん)


「人生いかに生きるべきか」

「人生いかに生きるべきか」を読みました。
グローバル時代のリーダーの人生哲学という副題がありますが、別にリーダーでなくてもすべての人が知っていていいことだと思いました。また、哲学とありますが、そんなに堅苦しいものではなく、私たちのものごとのとらえ方を丁寧に、わかりやすく解説してくれている本です。

世界、日本において色々な事件が起こっているなかで、この本の唱える「世界倫理(グローバル・エシック)」をみんなが考えることはとても大切だと思いました。自分だけ良ければ良い、自分の見方・考え方は絶対だ、というような生き方ではこれからの人生を生きていけない、あるいは生きていけたとしてもそれは周りの人を不幸にする可能性を含んでいることを理解すべきです。
みんなが望ましい生活がおくれるグローバル・エシックをひとり一人が考え、意識することは大切なことであると思いました。

ちなみに、本書の設定する4つの問いは以下のとおりです。
1.人間的であるとは何を意味するか。
2.私たちは何を知ることができるか。
3.私たちは何をすべきか。
4.私たちの希望とは何か。

応えは明確ではありませんが、読者ひとり一人が考えるだけのエッセンスを十分に提供しています。ぜひあなた自身の応えをみつけてみてください。

私は今まで「人間とは何か」ということに考えを思い巡らせていたが、「人間は何になれるか」という本書の問いをみて、新たな視点での考え方を手に入れることができたと満足しています。

(ライフサポート・サークル おなけん)

仕事理解(職業・職務理解)

キャリア・コンサルティングにあたって、自己理解と同様に、最初のステップで行われる仕事理解(職業・職務理解)についてみていきます。

情報源としては、
1.印刷物・出版物情報
2.視聴覚情報
3.コンピュータ支援システムによる情報
4.実際に従事している方への面接、実習等による情報
5.職業情報ネットワーク(機関及び人的ネットワーク)による情報
6.インターネット上のホームページによる情報
など、があります。

情報の内容としては、
1.仕事の責任と内容
2.作業環境と条件
3.従事者の資格・要件
4.社会的、心理的要因
5.入職のための必要条件
6.その他の特別な必要条件
7.入職の方法
8.賃金その他の手当
9.昇進の可能性
10.雇用の見通し
11.経験や探索の機会
12.関連職業
13.教育、訓練の資源
14.追加情報の資源
など、があります。

仕事理解は、自分の欲求や願望に合いそうないくつかの情報を集め、その職業・職務について理解を深め、それが自分に合っているか現実的吟味を行うことです。

(ライフサポート・サークル おなけん)

過去の経験

過去の経験も自己理解にとっては重要なことです。

現在の自分は、過去の色々な経験にもとづいています。自分が影響を受けた人や出来事を整理して、それによって自己理解を深めることができます。

職業・職務選択との関連では、過去に自分が実際にやってきた仕事の内容(どこで、どんな仕事をどのくらいしたかという職務経験)が大切です。そのためにはそれを書き出してみることが良いでしょう。

これ以外の自己理解の項目としては、職業・職務能力(知識・技能、適性など)や態度・行動パーターン、自己を取り巻く諸条件、などが挙げられます。

そして、自己理解を促進・整理するために用いられるのが「キャリアシート」です。

(ライフサポート・サークル おなけん)

価値観

自己理解にとって自分の価値観を知ることも大切なことです。

自分で価値を感じることができないことを続けることは困難です。
職業・職務の選択にあたって、何に一番価値を置いているか等を知り、可能な限りその価値観を満たすことのできる職業・職務を選択することができれば望ましいといえます。

「価値」については、ー般的に、名声、権力、財力、健康、家族、人間性、社会的接触、創造的な生活、宗教などが挙げられます。これらはその人のライフスタイルを大きく規定します。

個人が具体的に職業・職務を選ぶとき、働く場所、時間の自由さ、勤務形態(正規か、非正規か等)、などその人の価値観によります。

価値観検査としては、労働者モラール・サーベイ(労働省)、進路成熟度検査(学生用)、職業レディネス尺度、職業発達尺度、リーダーシップ尺度などが開発されています。

(ライフサポート・サークル おなけん)

VPI職業興味検査

自己理解のなかで自身の職業興味を知るひとつの方法として、VPI職業興味検査がよく利用されています。

この検査は、ホランドが1965年にアメリカの大学生の進路指導、キャリア・カウンセリングのために開発した「職業選択インベントリー」を翻案し、標準化したもので、日本の大学で広く使用されています。

ホランドは「特定の職業環境にいる人には、類似したパーソナリティ特性とパーソナリティ形成史を示すものが多い」という経験法則にたって構築された理論です。端的に言うと、環境と個人の類型が同一であることが、安定した職業選択や職業達成をもたらすと考えているのです。
そして、この理論は次の4つの基本的仮定に基づいています。
①現在の文化圏においては、多くのパーソナリティは、現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的の6つに分けられること。
②(職業)環境もパーソナリティと同様に6つに分けられること。
③個人は、自分の持っている技能や能力が生かされ、価値観や態度を表すことができ、自分の納得できる役割や問題を引き受けさせてくれるような(職業)環境を求めること。
④個人の行動は、その人のパーソナリティと環境の特徴との相互作用によって決定されること。

VPI職業興味検査以外に、職業興味や職業に関連するパーソナリティを知るための手がかりを得る調査や検査として、職業レディネス・テスト(中・高生用)、中高年のための就業支援システム(成人・中高年用)、職業興味チェックリスト(成人用)、職業ハンドブックCD-ROM検索システムなどがあります。ハローワーク(公共職業安定所)などで利用することができます。

(ライフサポート・サークル おなけん)

メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルス・マネジメント検定試験のテキストが、ようやく5月下旬に中央経済社から発行されるようです。

予価(税込み)は、Ⅰ種(マスターコース) 4,410 円、Ⅱ種(ラインケアコース) 2,940 円、Ⅲ種(セルフケアコース) 1,890 円です。

この検定試験の内容は、体系的で、心の問題の未然防止および健康増進を主としていて、それに対する取り組みは、個人だけでなく、組織全体としても取り組むべきであるという前提に基づいています。この体系が企業組織に根付けばより良い組織になると思われるので、社会への浸透が望まれます。内容的には、産業カウンセラーと重なる部分が多いのではないかと思いますが、それについてはテキストを見てから述べたいと思います。

一般の人向けの第1回の試験日は、平成18 年10 月、第2回は平成19 年 3 月の予定です。

ライフサポート・サークルでも、このテキストを使って勉強会(東京近郊)をしたいと思っていますので、その際にはまたお知らせいたします。もし参加したいな、と思われる方がいらっしゃったら、HPからメルアドの登録をいただければと思います。勉強会の日程等が決まりましたらお知らせいたします。

みんなが楽しく、元気に働ける社会になることを目指しましょう。

(ライフサポート・サークル おなけん)

自己理解

自己理解は、将来のキャリア、あるいは進むべき職業・職務を合理的に選択し、それを実践していくために不可欠な作業といえます。

自己理解への第一歩は、現在の自分自身に気づくことです。
現在の自分に気づくのに良い方法のひとつとして、自己紹介文を書くというものがあります。将来の夢、生き方・信念、長所・短所、適性・能力、学校で学んだこと、過去の経験、趣味、家族や友人などの自分自身に対する見方など、を表現します。

気づくべき項目として、キャリアの指向性(仕事・職業から見た人生・価値の方向性→職業興味、価値観)、過去の経験、職業能力、個人を取り巻く諸条件などがあります。

自己理解の方法としては、面接法や観察法、検査法などがあります。

(ライフサポート・サークル おなけん)

キャリア・コンサルティングの六つのステップ

キャリア・コンサルティングの主要なステップは次の六つです。各ステップごとに、個人の活動を援助することがキャリア・コンサルタントの役割と言えます。

自己理解:進路や職業・職務、キャリア形成に関して「自分自身」を理解すること。
②仕事理解:進路や職業・職務、キャリア・ルートの種類と内容を理解すること。
③啓発的経験(意思決定を行う前の体験):選択や意思決定の前に、体験してみること。
④キャリア選択に係る意思決定:相談の過程を経て、(選択肢の中から)選択すること。
⑤方策の実行(意思決定したことの実行):仕事、就職、進学、キャリア・ルートの選択、能力開発の方向など、意思決定したことを実行すること。
⑥仕事への適応:それまでの相談を評価し、新しい職務等への適応を行うこと。

(ライフサポート・サークル おなけん)


キャリア・コンサルタントとは

キャリア・コンサルティングとは、

従業員と十分な話し合いの上、従業員のキャリアを十分に把握し、それを的確に記述するとともに、その能力を正確に評価した上で、企業や産業界のニーズと従 業員の適性・能力・希望等を照合することにより、従業員のキャリア形成の具体的方向と職業能力の開発の方針を決定することを通して従業員のキャリア選択の 支援を行うこと、です。


このようなキャリア・コンサルタントが必要な背景は以下のとおりです。

技術革新や産業構造の転換等、労働者を取り巻く環境の大きな変化によって、各従業員が、主体的に個々の希望や適性・能力に応じ、生涯を通じてキャリア形成を行い、企業内外で通用する職業能力を高めることが重要となってます。

企業側は、「個人のキャリア形成のニーズ」と「企業が従業員に求めるニーズ」との調和を図るための組織的、計画的な雇用管理を行う必要があります。

以上のことから、従業員が自らのキャリア形成の方向やその実現のための具体的手段・方向を考えることを支援すること(情報提供、助言・相談等)=キャリア・コンサルティングが必要不可欠と理解されています。 

(ライフサポート・サークル おなけん)

「生きがい発見の心理学」を読んで

「生きがい発見の心理学」諸富祥彦・著を読みました。
キャリアの選択にあたって、やはり生きがいをみつけるということは大切なことだと思います。そこでこの本を読んでみました。感想は、非常に良い本で、一読をオススメします。久しぶりに本にたくさんのマーカーを引いてしまいました。

一部マーカーを引いた箇所を抜書きします。

職業選択においても、「自己実現」という呪縛は若者たちをしばしば苦しめます。「仕事で自己実現できていない今の自分はこのままではだめなのでは」と悩み、気持ちの焦りから転職を続ける若者たちが増えています。

「自己実現」という概念は、ある意味で「幸福」に似ています。「自己実現」も「幸福」も、それ自体は疑いようもなく重要であるけれども、それそのものを追求しはじめると、かえって、それは遠のいてしまうことがある。「自己実現」も「幸福」も、本来、私たちが一生懸命生きている最中に、それがおのずと「訪れてしまっている」ことにふと気づく、という性質のものです。それがスローガンとなり、意識的に追い求められてしまうと、「私は、ほんとうに幸福なのだろうか」とか、「私は、ほんとうに自己実現しているのだろうか」という観念の呪縛に遭い、かえって空虚感に苛まれることになるのです。

漠然としていたものをきちんと表現したりしているので、自身の気持ちを明確にするにも役立つと思います。心理学についてもふれられているので、知識と知恵の両面で満足できました。

(ライフサポート・サークル おなけん)

キャリア選択にあたって

キャリア(≒ライフ)デザインの描き方は各人各様でこれというものはありませんが、参考となる考え方として、シァインの「キャリア・アンカー」という考え方があります。

キャリア・アンカーとは、個人が選択を迫られたときに、その人が最も放棄したくない欲求・価値観・能力などのことです。アンカーとは錨(いかり)のことで、その人の基礎・基盤となる要因のことと理解することができます。

シャインはキャリア・アンカーとして8つ挙げています。
①専門的コンピタンス(スペシャリストとしてがんばることに価値をもつこと)
②経営管理コンピタンス(組織が円滑に機能すること、組織の期待に応えることに価値を感じること)
③安定(ゆったりとした穏やかな日々を望むこと)
④企業家的創造性(起業したり、新しいものを創造することに価値をもつこと)
⑤自立・自律
(自分の裁量で自由に律し、活動することを好むこと)
社会貢献(望ましい社会の実現、教育、福祉等を望むこと)
全体性との調和(家族と仕事、自己とのバランスを大切にすること)
チャレンジ(困難なものにも立ち向かい、やりがいや変化に価値を持つこと)

このようなキャリア・アンカーを各自が明確にすることによって、自身のキャリアの方向性を決めることに役立ちます。

(ライフサポート・サークル おなけん)

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