職業情報の充実
キャリアの選択、特に職業の選択時ににあたって参考にする情報は何でしょうか?
あるキャリア・コンサルタントは、充実した職業情報であると言います。現在は職業も様々で何を選んでよいかわからない状態なので、色々な職業について詳しく知らせるべきであるとのことです。そして、『13歳のハローワーク』のような本は職業選択にあたっては、とても良い本であると薦めます。
職業の選択にあたって、「職業情報が大切である」というキャリア・コンサルタントは非常に多いです。というか、大部分がこれです。
私はこのような姿勢に疑問符です。今は色々な職業の情報がないから、その情報を充実し、それを開示すれば良いという発想ですが、もしすべての職業の情報がそろったらどうでしょうか?
私なら職業は選べないと思います。やってみたいことが多すぎて、あれも、これもと考えて、結局色々な職業情報の理解だけで時間が過ぎるような気がします。そして、納得できないまま適当な職業を選択するのではないかと思います。
物事をわからなくするための手段は2つあると思います。ひとつは、情報を隠すこと、もうひとつは、情報を大量に開示すること(情報を処理できなくさせること)です。今、職業選択やニート対策の体制整備は、後者の方向に進んでいると思います。したがって、今のままでは決して納得のいく職業選択やニート対策にはならないと思っています。
みなさんは、職業選択にあたって何が最も大切な情報であると思いますか?
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