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2005年6月5日 - 2005年6月11日の4件の記事

次回から人事労務管理です。

来週から、人事労務管理について整理していきます。

具体的には、仕事への動機づけ(モチベーション)、狭義の人事労務管理(賃金管理、要因管理など)の概説、労務関係法規概説になります。

今週の残りは、出張が入ってしまったので、来週からがんばります。このページを見てくれている方がいらっしゃるのが、カウンターでわかるので、本当に励みになります。ありがとうございます<(_ _)>

当ページの左右を見ていただくと、広告が付いていますが、これは当初、入れようかどうか迷ったのですが、結局入れてしまいました。入れると、何かお金目当てのような感じを与えてしまうので、どうかと思ったのですが…

悲しいかな、結局、収入も入るといいかな、という思いで、広告を付けてしまいました。今日、広告の結果を見ましたら、このページから本を購入していただいてることがわかり、とてもうれしかったです。お礼いたします<(_ _)>。恥ずかしながら、がんばろ~という気を更に持ちました。ありがとうございます。

あと、できましたら、皆さんからのコメントがいただけたらハッピーです。こんなところをもっと知りたい、ここを調べて欲しい等、いろいろとご意見お待ちしております。

今後ともよろしくお願いします。

産業カウンセラーの活動領域(3)~職場における人間関係開発への援助②~

前回の組織開発にあたっての主な手法としては、感受性訓練(ST)、職場ぐるみ訓練、マネジリアル・グリッド、KJ法、ZD運動、QCサークル活動、目標による管理(MBO)などがあります。以下で、感受性訓練、職場ぐるみ訓練について簡単に紹介します。

感受性訓練(sensitivity training:ST)とは、態度変容を目的とした体験学習技法のひとつです。熟練した指導者のもとで、参加者を現実の生活場面から遮断し、10人程度の小グループ(トレーニング・グループ、Tグループ)をつくり、特定のテーマ、訓練日程もなく、相互にありのままの自分を吐露することで、自己理解、対人感受性、行動の柔軟性を高めます。それによって、「その人を、その人らしくする」ことができます。

職場ぐるみ訓練(ファミリー・トレーニング)とは、1つの職場を単位として、その職場のトップがリーダーとなり、自分の職場の問題点・解決方法を発見していく技法です。異なる職場の人々と行う通常の集合研修では、職場に戻ってからその職場の風土や人間関係に影響されるため、行動を起こしづらいという問題があるので、それをクリアーするために、日常の職場を単位としたこのような訓練が組織変革には有益といえます。

このような方法を個人レベルからみると、「対人関係能力の開発」と言うこともできます。対人関係能力の開発にあたっては、①管理監督者のリスナー訓練、②ソーシャル・スキル・トレーニング、③アサーション・トレーニング(アサーションについてはここを参照)、などがあります。

産業カウンセラーの活動領域(3)~職場における人間関係開発への援助①~

職場における人間関係開発への援助

先に見てきた、①メンタルヘルス対策への援助、②キャリア開発への援助、は働く人・個人を中心として支援するアプローチです(個人の側から個人を支援)。それに対して、③職場における人間関係開発への援助は、組織側から働く人の人間的成長を支援するグループアプローチです。端的に言うと、組織における人間関係を良好なものにすることによって、働く人だけでなく、組織自体を活性化するものです。

産業カウンセラーは、職場の集団・グループを中核として、個人の人間的成長、態度変容を促し、より良い人間関係を築くことを支援します。そして、それによって、組織全体の活性化や変革を促します。つまり、組織開発(organization development)の支援とも言えます。

組織開発とは、定義に定説はありませんが、組織に活力を与え、一層の発展を図るために、行動科学的な理論や技法(例:意思決定への参加、自主的な計画、自己統制など)を用い、組織の体質を改善しようとする活動のことです。

産業カウンセラーの活動領域(2)~キャリア開発への援助~

キャリア開発への援助

人材の流動化、転職率の上昇、人材紹介・派遣業者の増加、成果主義の導入など、組織内外で様々な変化が生じています。数年前からは「エンプロイアビリティ」という言葉も耳にするようになり、組織内外において通用する個人の能力・キャリアの重要性がクローズアップされています。最近の資格ブームもこのような影響から発生したものだと思われます。

ちなみに「エンプロイアビリティ」とは、「仕事能力に基づいた雇用可能性」(現代用語の基礎知識2005より)のことです。この可能性には2つの意味があります。ひつとは、現在所属している企業に継続して雇用される可能性で、もうひとつは、他の企業にも雇用される可能性です。

このような個人のキャリア・能力に関心が集まっている現状において、産業カウンセラーは、キャリア・能力の開発において、働く人の上質な生活(Quality of Life)を実現できるように援助する役割を担っています。

メンタルヘルス対策は、働く人が通常・正常な状態になることを援助しますが、キャリア開発においては、通常・正常な状態からより高みを目指すこと、自己実現を援助することといえます。

最後に、働く人の上質な生活(Quality of Life)を理解するために、平成12年度の試験問題を記します。

「QWL(労働生活の質の向上)に関する次の文章のうち、誤っているのはどれか。

1.労働力としての人間だけでなく、人間としての労働者を重視する。

2.労働生活・福祉・教育の水準の向上を目指すが、職場外の生活および余暇活動については個人のプライバシーであるので関与しない。

3.権力に対する意識を民主主義的、参加的なものに変えるとともに、人権意識を高揚させ、女性、人種、身障者差別を排する。

4.マン・マシン・システムに関して、無理、危険、非効率を排した人間工学的な工夫をする。

5.多能化、ローテーション、権限拡大などの作業方式を採用し、労働者の能力開発、キャリア・アップを図るとともにやりがいをもてるようにする。」

解答は「2」です。職場外の生活や余暇活動についても、労働生活・福祉・教育の水準を向上するためには関与が必要です。特に、医療や福祉の世界においては、患者のQOL(生活の質)を重視した全人的医療・ケアが重要であるとされています。

選択肢「4」を補足すると、マン・マシン・システム=「無理、危険、非効率を排する」であり、これは「ゆとり、安全、効率」的な人間工学的な工夫であり、労働生活の質の向上につながります。

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