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2005年5月29日 - 2005年6月4日の6件の記事

産業カウンセラーの活動領域(1)~メンタルヘルス対策への援助(前回の続き②)~

前2回において、メンタルヘルス(対策)における①心の健康の維持・増進について述べましたが、今回は、②「メンタル不全」者の早期発見・治療、③職場不適応の防止、について説明します。

「メンタル不全」者の早期発見・治療

産業カウンセラーは、メンタル不全者・精神障害者を早期に発見して、産業医などの事業場内産業スタッフとの連携、あるいは都道府県産業保険推進センターなどの事業外資源の協力を得ながら、早期に対応することが大切です。

また、早期発見においては、心理テスト・検査の利用も有用です。当然のことですが、産業カウンセラーは、利用にあたって、利用するテスト・検査の実施方法等に習熟していなければなりません。

職場不適応の防止

心の健康の維持・増進や「メンタル不全」者の早期発見・治療をいくら行ったとしても、組織自体に問題がある場合には、それらの努力は無駄になってしまいかねません。そこで、産業カウンセラーは、組織や職場のどこにストレス要因などの問題があるのかを把握し、それを経営トップや管理監督者に報告することも重要な活動のひとつです。それによって、働く人の組織・職場が改善されていくことによって、職場不適応を防ぐことができます。 

また、産業カウンセラーは、部下の職場不適応への対応などについて、管理監督者が相談できる体制を準備し、ときにはアドバイスを行うことも必要です。

自殺者の発表

自殺者発表とそれに関連する記事がでました。

  • 04年中の自殺者数が3万2325人(前年より2102人減少・6.1%減)
  • 50代の自殺者も10%近く減ったが、動機の半数近くを負債や生活苦などの「経済・生活問題」が占めており、依然としてリストラや失業など経済情勢に苦しむ中高年の実態を示した結果となった。

また、遺族らのについての記事もありました。その中の

  • 「なんで一生懸命仕事をしていたお父さんが『ごめん』と言わねばならなかったか」

という言葉には、胸がつまりました。どこにもやり場のない気持ちです。

気軽に相談できるところが合ったらよかったのか…

会社という組織がおかしいのか…、社会全体が狂っているのか…

何故なんだろう、どうしたら良いのだろう、どうなれば良いのでしょうか

カウンセラーの勉強をしていますが、まだ自分に何ができるのか見えません。

産業カウンセラーの活動領域(1)~メンタルヘルス対策への援助(前回の続き①)~

前回は、心の健康の維持・増進におけるカウンセリングについて説明しましたが、今回はリラクセーションとメンタルヘルス教育を採り上げます。

リラクセーション

産業カウンセラーは、ストレスの解消法としてリラクセーションの知識と方法を身に付け、指導できることが必要です。

リラクセーションの方法としては、香りを使うアロマテラピーや音楽、ストレッチング、自律訓練法、森林浴など様々です。すべてを身に付けることはできませんが、いくつかを習得し、状況に応じてカウンセリングのなかに取り入れていくことは有益です。ちなみに、私はアロマを習得しようと思っています。

メンタルヘルス教育

経営者や管理監督者をはじめ、一般従業員も対象にメンタルヘルス教育を行うことによって、自分自身で心の健康の維持・増進を図ることを促します。

また、管理監督者に教育・研修を行うことによって、悩みや不安のある部下に対して適切な対応・助言などをすることができるようになるという効果も期待できます。さらに、パワハラの抑制も期待できます。

※「パワハラ」とは、「パワーハラスメント」の略称のことで、「上司が権力を利用して、部下に対しできもしない要求で精神的苦痛を与えたり、言葉や態度などによって傷つけたりすること」(現代用語の基礎知識2005より)

最後に、管理・監督者に対するメンタルヘルス教育の内容について、平成11年度の試験問題を記します。

「管理・監督者に対するメンタルヘルス教育の内容を記した次の文章のうち、適切でないものはどれか。

1.社員のメンタルヘルスに関する事業者の基本的考え

2.安全配慮義務に関する知識

3.部下を説得するために必要な技法

4.ストレス・コントロールに必要な知識と技法

5.メンタルヘルス事例の紹介」

解答は「3」です。説得では部下の心の健康を維持・増進することはできません。管理・監督者に対する重要な教育・研修のひとつに、リスナー(傾聴)があり、聴くことがまず大切だということです。

「3」以外の選択肢については、管理・監督者に対するメンタルヘルス教育に、こんなものがあるという程度に知っていればよいと思います。

産業カウンセラーの活動領域(1)~メンタルヘルス対策への援助~

産業カウンセラーの主に活動領域は、①メンタルヘルス対策への援助、②キャリア開発への援助、③職場における人間関係開発への援助、の3つが挙げられます。 

メンタルヘルス対策への援助 

「メンタルヘルス」は直訳すると、「心の健康」となります。メンタルヘルス(対策)とは、心の健康の維持・増進②「メンタル不全」者の早期発見・治療③職場不適応の防、等のことです。 

※「メンタル不全」とは、うつ病・ノイローゼ・心身症・人格障害・統合失調症などの精神の不調全般のこと(財団法人労務行政研究所「メンタルヘルス対策の最新実態より)

心の健康の維持・増進とは、産業カウンセリングにおける予防的なアプローチと換言することができるでしょう。この代表としては、カウンセリング、リラクセーション、メンタルヘルス教育が挙げられます。 

カウンセリング

カウンセリングといっても、働く人の不安感や職場不適応などを解消するものではなく、心の健康の維持・増進に役立つためのカウンセリングです。

具体的には、ストレスへの気付き、人間的成長の促進、認知のゆがみの修正などのカウンセリングです。 

ストレスへの気付きについて

(悪い)ストレスが大きいと、疲労として表れたりするので自分で気付きやすいのですが、小さいストレスだと気付かず、そのまま蓄積していってしまうというケースがあります。

適度にストレスのガス抜きが行われるといいのですが、それに気付かないままいると、不整脈や高血圧、脱毛などの症状が出てくる場合もあります。

恥ずかしながら、私も脱毛を経験したことがありまして、あれよあれよという間に髪が薄くなりました。しかもそれはストレスの蓄積が原因でしたので、対処の仕様がありませんでした。そもそもそのときは、ストレスのせいだとは思っていなかった、つまりストレスに気付いていなかったのです。

その後、めまい等の症状も出てきたので、その会社を辞めました。すると、めまいはなくなり、髪の毛も元に戻ってきました。もっと早めにストレスに気付いていれば、こんな経験をしなくてすんだと思います。今では、自分の髪の毛を見るたびに、些細なストレスでも、気付くというのは大切なことなのだと実感しています。

認知のゆがみの修正について

簡単に言うと、自分の都合の良いように考え方を変えようというものです。

例えば、「この作業がきちんとできない」ということをストレスにしている人の考え方を、「この作業は難しく、慣れるにはまたまだ時間が必要。今の自分はこれでOK」というようなものにし、ストレスを解消することです。

まじめな人、完璧主義的な人は自分を責めることが多いかと思われますが、自分の生きやすいように認知を修正することも重要だと思います。

(次回につづく)

ブログをはじめてみて

ブログをはじめて2週間が経ちましたが、結構大変だということがわかりました。

また、自分がきちんとわかってないことを確認することもできました。人に伝えるという作業をすると、結構不明確なままでやり過ごしているものがあるんだな~と実感しています。正しく伝えられているかは別ですが^_^;

今、私は風邪をひいてしまって、頭がボーっとしています。ここ最近の変な天気の影響で、体調を崩してしまいましたが、こういう状態になると、ブログを書き続ける自信がなくなるものですね。やはり、心身ともに健全ではないと何をやってもダメそうだし、何か考えてもマイナス思考になってしまうので、良くないです。ので、ボーっとしています。

以前なら、無理をしてでも仕事とかをがんばろうとしましたが、今は、「できませ~ん」とあきらめています。どうせがんばってもダメなんですから…良い時は良いし、悪いときは悪い、そんなものです、人間て。

こうやって書くと、ふざけてるようになるかもしれませんが、案外この「あきらめの気持ち」て大切だと思うんです。「~ねばならない」なんて思っても、できない自分に苛立つし、それに対してなおさら…、みたいな悪循環で。結局、結果はあきらめても一緒だと思うようになりました。なら、がんばんない方が楽でしょ。僕は最近、こんな考え方をしているので、結構気楽に仕事などに取組んで、良い結果を出しています。

「かんばる」より、「がんばらない」方が案外難しいと思っています。「がんばらない」自分を今は誉めてます。

産業カウンセラーの役割(問題)

前回の「産業カウンセラーの役割」の内容補足として、良問である平成11年度の試験問題を見ます。

「産業カウンセラーの対応のあり方を記したA~Eのうち、内容的に適切でないもの同士の組合せはどれか。

A.クライエントの上司から人事管理の都合上、面接の内容について教えて欲しいと頼まれたとき、クライエントに内緒で面接内容を報告しても差し支えない。

B.産業カウンセラーは、働く人の人間的成長を援助することを考えなければならない。

C.明らかにどうしようもないことで悩んでいると思われるクライエントは、カウンセラーに見放されることがあっても仕方がない。

D.クライエントを援助する方法として、カウンセラー自身のいわゆる「守備範囲」を超えると思われる相談内容については、その専門家に紹介することもやむを得ない。

E.クライエントの人間的成長のためには、関係者を踏み台とするようなことがあってもやむを得ない。

1.AとC

2.AとE

3.AとCとE

4.BとCとE

5.BとCとDとE」

まず、クライエントという言葉ですが、これは「問題を解決すべく援助を求めている人」のことです。

問題文「A」については、「正当な理由」に該当するかどうかですが、クライエントのためになるものとは言えないので「不適切」です。「B」も前回書きましたのでわかると思いますが、「人間的成長」を援助する役割がありますので「適切」です。

「C」と「D」については、まず「倫理綱領」第8条(能力の限界の自覚と研鑽)の規定を見ます。

第8条 産業カウンセラーは、カウンセリングを行なうにあたっては自己の能力の限界を自覚し、必要に応じて他の分野の専門家の協力を受けるほか、専門家の紹介やそれへの委嘱を行わなければならない。

  2 産業カウンセラーは、カウンセリングの学識・技能だけでなく、関連企業、並びに一般産業の動向に関心を払い、専門化としての能力を高めるよう努めなければならない。

  3 産業カウンセラーは、自らの技能の研鑽に努め、すすんでスーパービジョンを受けなければならない。

ちなみに、3項の「スーパービジョン」とは、日本カウンセリング学会によると、「カウンセラーとしての知識、技能、態度などの指導助言を行い資質の向上を図る」こととなっています。

さて、「C」と「D」については、第8条1項より、カウンセラーの能力以上の内容の場合は、他の専門家にリファー(委嘱)し、クライエントを援助することが必要であることが述べられていますので、Cは「不適切」とDは「適切」となります。

にしても、2項以降を見ても、カウンセラーは常に自己研鑽をする必要があり、一生、自己の能力を高めていかなければならない、大変な業務であるといえます。

最後に「E」ですが、これは常識の範囲で答えられるでしょう。もちろん「不適切」です。

したがって、解答は「3」となります。

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