無料ブログはココログ

« 2005年6月 | トップページ | 2005年11月 »

2005年7月の5件の記事

組織介入の条件②

組織への介入について、

平成14年度の試験問題を見ていきます。

次の文章は、産業カウンセラーの組織介入に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

A.組織への介入は、その対象組織にコミットしていくことで、その介入プロセスは、介入計画の立案→介入の実行→結果の評価というサイクルを繰り返していくことである。

B.THPを担当する組織は、ラインを中心にして成り立っている企業組織の中では、特異な存在である。

C.組織介入の中心が、長期間にわたる管理職(課長と係長)に対するメンタルヘルス教育であることもある。

D.組織介入では、トップに問題意識をもってもらうことが重要なので、そのためには組織存続の危機になることさえあると強調することも必要である。

E.メンタルヘルスケアシステムを企業組織に組み込ませるために、専門医が自由に活動できる全社的な風土づくりが最も重要である。

1.AとBとE

2.BとCとD

3.BとDとE

4.AとBとCとE

5.BとCとDとE

組織介入の条件①

コミュニティ・アプローチに基づく組織介入にあたっては、企業トップのメンタルヘルスに対する問題意識と基本的姿勢が必要となります。メンタルヘルスを推進する力がないところにその必要性を訴えても進捗は難しいといえます。

以下では、そういう点も含めて、メンタルヘルス体制の組織への導入にあたっての必要事項を記します。

1)メンタルヘルスを担当する組織の存在が不可欠であることを認識させるために、それを理解させる努力が必要です。

・異質組織の存在が組織の活性化に影響を与えることがあるということを提示(組織論的認識の重要性)。

・「個人と組織」の双方の健康度が高められ、機能が強化されることを訴求。

-メンタル不全になった人を助けるだけではなく、その人のおかれている環境が改善されない限り、真の問題解決にはならないという視点に立つことが必要です。

2)メンタルヘルスがトップにとって重要な問題であるということを意識してもらう必要があります。

3)組織のキーパーソンをつかみ、トップへの働きかけをスムーズにできるルートを明確にする必要があります。

『 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た』を読んで

『 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た』を読みました。

皆さんは買わないほうが良いと思います。

内容面では、心理テストの妥当性・信頼性に問題があるというもの。そんなの読まなくたってわかっているし、何らかの心理テストを受けたことがある人は知っていることです。YGテストや内田クレペリンは使えないという内容のものです。

文章面でも、学者先生らしく文章がへたくそです。読みづらく、文章が的を得ていません。残念!!

僕的にはお金を返して欲しい本です。久しぶりの悪本です(-_-;)

コミュニティ・アプローチ②

産業カウンセラーが、コミュニティ・アプローチ手法をもちいて組織への介入を行うためには、カウンセリングルームでクライエントを待つという「密室型」ではなく、必要に応じてそこから飛び出す「出前型」のカウンセラーになる必要があります。

そして、その場合には、複雑な人間関係をフォーカスしていく観察力と、そのなかでの関係調整をする能力が問われます。また、集団・組織・地域社会などのコミュニティで発生した諸問題の解決に向けて、実務者と研究者が共同で取組む実践的研究技法である「アクション・リサーチ」が重要になります。

コミュニティ・アプローチに基づく組織への介入・コミットメントにおいては、その介入プロセスが大切です。そのプロセスは、一般的には①問題の気づき→②介入計画の立案→③介入の実行→④結果の評価→⑤理論化、というサイクルになっています。

しかし、この一般的なプロセスに偏重することなく、情報の共有化と構成員の感情を含めた交流・相互理解ができているかを絶えず確認していくことが大切です。

コミュニティ・アプローチ①

コミュニティ・アプローチとは、個々人の問題を、その背景事情を含めてとらえるという発想に基づいている手法です。

個々での「コミュニティ」とは、学校・病院・企業といった組織や社会的システムとしてとらえ、その各システム内の人々の相互作用や、複雑な人間関係及び複数のシステム間のネットワークといった「目に見えないもの」を想定し、コミュニティ心理学の発想を組織にも応用していこうというものです。

個々人のメンタルヘルス管理だけでは根本の解決にはならず、組織全体のゆがみを発見し、是正していくことが重要です。それにあたって、問題の所在は組織にあるということを組織にいる人々自身に自覚してもらうことが必要です。

産業カウンセラーは、「病気なおし」だけでなく、「健康づくり」という視点からも活躍しなければならないといえます。

« 2005年6月 | トップページ | 2005年11月 »